【定番革靴ブランド】オールデンの名作モデル8選

世界中のファッション関係者や靴好きがこぞって絶賛するオールデン。1884年の創業から、今も変わらず実直な靴づくりを続けるレザーシューズメーカーだ。そんなブランドを代表の名作と呼ばれる8つの傑作モデルを紹介する。

 

1.アメリカントラッドの象徴「990 クリッパーオックスフォード」

オールデン史上最も売れている不朽の名作が、1935年に完成した「990クリッパーオックスフォード」。マイ・ファースト・オールデンが、990というファッション関係者も多いことで知られる。「クリッパー」と呼ばれる1枚革仕立てで作られる同モデルは、数枚のパーツを縫い合わせているのではなく、つなぎ目のない1枚の革でアッパーを構成しており、アメリカのブランドによく見られるもので、アメリカントラッドの王道デザインともいえる。

素材:ホーウィン社製 シェルコードバン
ラスト:バリーラスト
値段:13万6080円

 

2.ミリタリーラストの傑作「タンカーブーツ」

第二次大戦中に開発され、米軍の将校や一般兵士にドレスユニフォーム用の靴として支給されてきたラスト379X(通称ミリタリー)が使われているミリタリー由来のモデルがタンカーブーツだ。その後、一度は使用されなくなったラストだが、90年代中盤、日本におけるオールデンの総代理店であるラコタの強い要望によって379Xは復活を遂げ、1995年にタンカーブーツが誕生した。トゥ部分に施されているスキンステッチは熟練職人による手縫いで、一針一針に魂が込められている。アッパーの隆起はその証だ。

素材:ホーウィン社製 シェルコードバン
ラスト:379X (ミリタリー)
値段:14万5800円

 

3.タッセルローファーの始祖「タッセルモカシン」

4.稀有な手仕事が生み出す「ペニーローファー 」

「タッセルモカシン」(写真左)

タッセルとは、房飾りのこと。俳優のポール・ルーカスが、タッセルが付いていて腰革に革紐が施された1足をニューヨークの製靴店に注文した。出来上がった靴の履き心地に不満を感じた彼は片足をニューヨークの別の店、もう片足をビバリーヒルズの店に持ち込んで同じ依頼を繰り返した。必然であろうか、その両店がデザインと製造を依頼したのが、オールデン社であった。しかして、オールデンは持ち込まれた1足とはまったく別のデザインを起こした。それこそが、房や革紐で飾られた現在のタッセルモカシンに他ならない。

素材:ホーウィン社製 シェルコードバン
ラスト:アバディーン
値段:13万3920円

 

「ペニーローファー 」(写真右)

モカが縫いやすいように改良された木型は、つま先がアウトソールに対してほぼ垂直に立ち上がっている。これによって立体感のあるハンドスキンステッチの表現が可能になった。もちろん、職人のスキルがあって初めて可能になる話であり、ロウ引きされた馬の尻尾の毛を束ねて作られた糸を用いて、オールデンの工場内でもわずか4名しかいないという熟練のハンドスキンステッチ職人が腕を振るう。アッパーに使われるレザーは、きめの細かいドレスカーフ。

素材:ドレスカーフ
ラスト:ヴァン
値段:10万4760円

 

5.ジョーンズ博士が愛した「インディブーツ」

映画『インディ・ジョーンズ』は、秘宝を求めて考古学者が世界を駆け巡る冒険活劇。主人公を演じたハリソン・フォードの出で立ちといえば、牛追いムチ、ブリムの広い中折れ帽、レザージャケット、そしてこのインディブーツで決まり。劇中で使用されたオリジナルの1足は、ハリソン・フォードがオールデンに特別注文したというホーウィン社のオースチンカーフ製(写真はクロムエクセルレザー)。トゥルーバランスラストは、モディファイドラストと同じく矯正靴をベースにしたフットバランスシステムを採用している。ジョーンズ博士の活躍を可能にした大きな要因のひとつに挙げられるのが、この木型による履き心地の良さであることは間違いない。

素材:クロムエクセル
ラスト:トゥルーバランス
値段:10万4760円

 

6.ブランドを代表する人気モデル「V-TIP」

トゥの形状がいわゆUチップとは異なり、オールデンを代表する人気モデルとして知られる通称V-TIP(正式名称はアルガンゴン オックスフォード)。Uチップデザインの靴よりも鋭くて、優雅で、落ち着いて見えるのがVチップマジック。V-TIPといえば、ラストは必然的にモディファイドライトだろう。アーチが高くても、甲高でインサイドラインがストレートでも、ハンマートゥでも、フラットフットでも大丈夫。他の木型よりも多様な足型に優しく対応してくれるフトコロの広さがある。美しく絞り込まれたアーチシェイプが気持ち良くフィットしながら、つま先はストレスフリー。

素材:ホーウィン社製 シェルコードバン
ラスト:モディファイド
値段:13万3920円

 

7.まさにアメリカンな「ロングウイングチップ」

ウイングチップシューズは、1920年代になると第一次大戦後の好景気に沸くアメリカで大流行。以降、アメリカントラッドシューズの代名詞にもなっていくわけだが、米国生まれの意匠としてシンボリックに語られてきたのがロングウイングチップだ。トゥに入ったW型の切り替えが踵まで伸びているものを指す。よりアメリカらしさを感じさせる要素として外羽根やダブルソール、リバースウェルトも見逃すことができない。あらゆるディテールからアメリカ流の逞しさが溢れ出しているのだ。

素材:ホーウィン社製 シェルコードバン
ラスト:バリー
値段:13万8240円

 

8.群を抜いて”男らしい”「チャッカブーツ」

英国ブランドによるブラウンスウェードのチャッカブーツも確かに素晴らしい。洒脱にして男の色気を感じさせる。しかしながら、バーガンディカラーのコードバンにダブルレザーソールを配した、このチャッカブーツはどうだろう。群を抜いて男らしい。スラックスだって、ベイカーパンツだって難なくこなす包容力まで見せつける。バリーラストを使用しているので、履くと安心感・安定感で満たされる。

 

素材:ホーウィン社製 シェルコードバン
ラスト:バリー
値段:14万400円

問い合わせ先:ラコタハウス

(出典:『2nd Vol.137 2018年8月号』)

 

SHARE

PROFILE

FUNQ

趣味の時代に読むメディア

FUNQ

趣味の専門誌を届けてきた私たちが世界中の人に向けて、趣味の世界への入り口をつくりました。彩りに満ちた人生の新たな1ページが、ここから始まります。

FUNQの記事一覧

趣味の専門誌を届けてきた私たちが世界中の人に向けて、趣味の世界への入り口をつくりました。彩りに満ちた人生の新たな1ページが、ここから始まります。

FUNQの記事一覧

2nd(セカンド) TOPへ

No more pages to load