飛距離専門ゴルフフィットネストレーナーに聞く スイング変えずに20ヤード伸びるフィットネス
EVEN 編集部
- 2024年08月22日
INDEX
自分の身体の飛ばしのポテンシャルはどの程度なのか。ゴルファーの飛距離の悩みをエクササイズだけで解決している敏腕トレーナーに教えてもらった。
約1時間の体験で20ヤードアップの中身
教えてくれた人
Grit Fit 石堂裕美さん
「30ヤード飛距離がアップする人も珍しくありません」。そう語るのは飛距離専門ゴルフフィットネス「グリットフィット」のトレーナー石堂さん。約1時間のパートナーストレッチと飛ばしの体操で15〜20ヤード飛距離アップを実感できるという。今回紹介しているのはその一例だ。
「スイングを変えるような指導は一切ありません。柔軟性など関節の可動域を広げるだけで飛距離アップする方がほとんどです。また怪我も防げるため生涯スポーツとしてゴルフをプレーできるようにもなります」
即効性もあり手軽。YouTube動画と併せて是非お試しを。
足裏コロコロ 60秒
足裏でボールを前後にコロコロと約1分程動かす「足裏コロコロ」。ふくらはぎの筋肉や足裏が刺激され、血行がよくなりウォーミングアップになることに加え、足の指で地面をつかむことで、スイング中に下半身が安定し、体幹が使えて軸がブレず、パワーロスせずスイングできる。
青竹踏みの要領で、片足で足裏のゴルフボールを前後に動かして足裏を刺激。身体の重心を後方にすることで刺激は調整できる。
石堂:「ラウンド前の更衣室などでも行なえて即効性があり、これだけで朝イチのドライバーの飛距離が変わることも。末梢の刺激が血流を促し、腰痛や肩コリ、寒い時期の緊張した筋肉を緩める効果もあります。」
サイドプランク 30秒
横向きになり、片方の肘を曲げて床につけ、反対の手は上へ伸ばし、両足は揃えて伸ばし、腕と足で身体を支える「サイドプランク」は、脇腹(腹斜筋)の引き締めに加え、体幹や足の筋力にも効果がある定番のトレーニング。この姿勢のまま、挙げた方の腕を体を包むように回旋させる動作を繰り返しながら約30秒キープする。
石堂:「ウエストの引き締めや体幹アップに効果がありますが、腕の回旋を加えることで、胸椎が開いてスイングのアークが大きくなり、動きの中でも軸がブレないゴルファー向けのトレーニングになります。」
飛距離アップ体操 20秒
片側の足をヒザを曲げて上げ、もう一方の足は伸ばして片足で立ち、上体は両腕を水平に伸ばす。伸ばした腕と曲げたヒザはそのまま片足立ちをキープし、腕を水平に反対方向に伸ばしながら、挙げた足を回旋させる。この動きを左右の足を入れ替えて約20秒ずつ行う。これにより体幹アップの他、股関節の可動域が広がることで股関節に乗りやすくなる。
石堂:「片足立ちキープがブレやすい場合は、足裏や足の指を意識してみましょう。そうすることで下半身の安定化にも繋がり、結果として飛距離アップに効果が期待できます。また、30秒間この姿勢を保ちつつ、胸椎を開くように回旋を加えることで、スイングのアークが大きくなり、動きの中でも軸がブレないゴルファー向けのトレーニングになります。」
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取材協力は、店舗数・会員数で日本随一を誇るインドアゴルフスタジオの東京・渋谷の旗艦店です。
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スタイリッシュでアスリートなゴルファーのためにつくられたマガジン。最旬のゴルフファッション、ギア、レッスン、海外ゴルフトリップまで、独自目線でゴルフの魅力をお届け。
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