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創業140年の老舗イタリアンブランド「BIANCHI(ビアンキ)」

イタリア発の名門ブランド「BIANCHI」。創業140年を超える歴史の中で、独自のデザインと革新技術を磨き続け、多くのサイクリストを魅了してきた。その伝統と進化の歩みを振り返る。

伝統と革新が息づくイタリアンブランド、ビアンキ

1885年、エドアルド・ビアンキが北イタリアのミラノに創業した老舗メーカーは、その時代を象徴するトップレーサーたちとともに数々の栄冠をつかんできた。そして今年140周年を迎えた。今季もワールドツアーチーム「チームアルケアB&Bホテル」と共にレースシーンで戦う同社。彼らが乗るモデルが、スペシャリッシマRCとオルトレRCだ。

ビアンキの双璧をなす軽さと空力の特徴を持つ2つのモデル。その中核をなすのが、このスプリントとオルトレレースだ。どちらも、ケーブル内装のハンドル周りを実現し、新型シマノ105機械式コンポを搭載した完成車パッケージで展開する。

スプリントは、往年のスチールバイクの名車から名を取っており、オールラウンダーとして2020年に誕生した。今作はフルモデルチェンジを果たし、フレームの造形も細部に変更が加えられ、ケーブルはICRシステムにより内装化を実現。

オルトレレースは、名の通りビアンキが誇るエアロ技術の結晶であるオルトレRC直系のミドルグレード。ここでは老舗イタリアンブランドが誇る実力派の中核モデルをインプレッションする。

往年のレジェンドレーサーたちとともに輝かしい実績を紡いできたレーシングブランド

スペシャリッシマからインスパイアされた万能機

SPRINT [ICR](スプリント[ICR])

36万800円(完成車)

フル内装&新型105仕様、軽快なオールラウンダー
ヘッドチューブとダウンチューブとの一体感を高めるフォーククラウン形状。ストレートフォークはセンターにエッジを立たせ剛性を高める
適度にボリュームのあるダウンチューブは軽さと剛性のバランスが取れたスマートな形状
トレンドのドロップドシートステイ設計を採用。シートポストは汎用性の高い丸型タイプで、シートクランプはインテグレーテッド式ですっきりとした見た目を実現
クリーンで統合されたケーブルルーティングを実現するFSAのICRシステムを採用。一方でハンドルとステムは別体のためポジションの調整幅が広い
カラーは、チェレステとライトグレーの2色展開。ホログラムデザインのブランドロゴなど塗装に定評のあるビアンキらしい美しさが魅力

SPEC

フレーム:スプリントカーボンモノコック
フォーク:フルカーボンエアロロード
コンポーネント:シマノ・105 12S
ハンドル:ヴェロマン コンパクト アルミ
ホイール:ヴィジョン チーム30
タイヤ:ヴィットリア ルビーノ IV
フレームサイズ:47、50、53、55、57
カラー:ブラック/フルグロッシー、ライトグレー/
グラファイトレースグロッシー

“空力の王者”オルトレのベストパフォーマンスモデル

OLTRE RACE(オルトレ レース)

価格:43万7800円(完成車)

新型105(12速)搭載でレベルの高い完成車仕様
エアロロードらしくドロップドシートステイを採用しつつ、シートチューブのホイールラインもギリギリまで攻めた設計。内装固定式のエアロシートポストと共にエアロダイナミクスを向上させている
空力向上を追求した縦長なエアロスタイルのダウンチューブ。真上からのぞくとその面積の少なさに驚く
空力を意識したシャープなカーボンエアロフォークは、メインフレームとシームレースにつながる
ヴェロマンのアルミハンドルバーとステムで統一したコクピット。FSAのICRシステムによってケーブルはセミ内装スタイル。スタイリッシュで空力性能を高めたヘッド周りを実現
コーポレートカラーのチェレステの他、メタリックシルバーのグラファイト カンジャンテカラーも展開

SPEC

フレーム:オルトレレース エアロカーボン
フォーク:フルカーボンエアロロード
コンポーネント:シマノ・105 12S
ハンドル:ヴェロマン コンパクト アルミ
ホイール:フルクラム レーシング818
タイヤ:ヴィットリア ザフィーロ プロ
フレームサイズ:44、47、50、53、57
カラー:アイリッドマット/
フルグロッシー、グラファイトカンジャンテ/
グラファイトマット

レベルの高さを約束する中堅レーシングモデル

インプレッションライダー/ハシケン

今回紹介した2モデルは、ビアンキの中核をなすパフォーマンスモデルという位置付けだ。

ケーブル外装だった前作からスタイリッシュにアップデートされた今作のスプリントは、走りの洗練さがより際立っていた。特に低速域からの加速反応の速さ、坂道でのダンシングの軽快さは非常に満足度が高い。コーナー時のステアリング性能はフラッグシップに近いキレの良さもあり自在にバイクを操れる楽しさがある。あらゆるライドスタイルに対応する万能機であることを改めて実感した。

次いで、オルトレRCからインスパイアされたオルトレレースは、まずはその存在感抜群のエアロなスタイリングに惹かれる。フロント周りの剛性が高めなので、高速域や高出力でダッシュをかけても安定したバイクの挙動を示してくれた。バイクを持ち上げた時の質量は多少感じるが、その重さが走りの点でネガティブさとして表れることがないのはすばらしい。足周りをはじめ、完成車としてのバランスの良さゆえだろう。

Bianchi公式サイト

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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