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革新的な携行ギアを作り続けて34年「TOPEAK(トピーク)」

自転車ライフを支えるツールやアクセサリーで世界をリードする「TOPEAK」。ユーザー目線で進化を続けるブランドが生み出す、革新的なギアの魅力とは?

精巧なプロダクトと同時に、革新的なアイデア製品も開発

台湾の台中に本社を構えるトピークは世界トップシェアを誇る総合パーツ・アクセサリーブランドとして34年の歴史をもつ。工具、ポンプ、バッグなど約20ジャンル、製品総数は900〜1000点を展開する。ブランド名のTOPEAKは、TOPとPEAKの文字通り、サイクリングという体験の中で必要になるプロダクトの最高峰を目指すという想いが込められている。

創業者のルイス・チュアン氏は自身のライド体験の中でメカトラブルに遭った際、「必要な工具をシンプルに携帯できるアイテム」の必要性を感じた。そこで開発した製品がサバイバルギアボックスだった。レンチ、タイヤレバー、チェーンカッターなどを収めたケース。これがトピーク最初のプロダクトになる。

1995年にはスタンドとハンドルが付いた携帯ポンプ「モーフポンプ」を開発。エアーの充填にストレスがあった携帯ポンプの課題を解消する革新的なアイテムだった。その後、ポンプのヘッドを仏式と米式に切り替えずに使用できるスマートヘッド、大ヒットプロダクトとなるヘキサスマルチツールを誕生させる。

2003年には折りたたみ可能なメンテナンススタンドの「プレップスタンド」、2013年には工具を一式揃えた移動式のツールボックス「プレップステーション」を登場させる。これらはロングセラーとなり、今年新たに展開を広げ、本格的なプロメカニック作業に対応するチームイシューモデルが加わった。

精巧なギアに加えて斬新なアイデア製品も

トピークの製造工場には、高精度の切削加工機、耐熱・耐久試験機等が完備され、高精度なアイテムの製造を可能にしている。「技術革新とサイクリングへの情熱が交わる世界で、最先端のテクノロジーとプレミアムな素材、ライダーに焦点を当てた設計・デザインを組み合わせて開発しています。あらゆるレベルのサイクリストが限界を超えて、全ての旅を楽しむためのインスピレーションを提供します。トピークは単なるブランドではなく、サイクリングへの愛と卓越性の追求を共有するコミュニティを象徴しています」とは、ブランドマネージャーを務めるマックス氏のメッセージだ。

ブランドマネージャーを務めるマックス氏を中心に、新たなプロダクトの開発を進めている

数々の精巧なプロダクトと同時に、革新的かつ斬新なアイデア製品も生み出してきた。携帯ポンプやサドルバッグがライトの役割も担うiグロウテクノロジーは、ライドに必要なギアをスタイリッシュにまとめている。また、ボトルケージに工具やCO2インフレーターを格納したニンジャシリーズもトピークらしいプロダクトだ。
このようにバリエーション豊富なアイテムを展開する上に、さらに補修パーツを多く用意していることも驚きだ。例えば、ポンプの口金のパッキンや、ツールの部品などの交換が可能になっている。アフターサービスも万全の体制を整えており、製品を長く愛用してもらうことを重視している点もトピークの強みだ。

次世代プロダクトは初の電動ブースター

「Prepare to Ride(ライドの準備を)」というトピークのブランドフィロソフィーには、スムーズで快適なライドを保証するために最高のギアをサイクリストへ提供するというコミットメントが反映されている。「良い製品を作り出すためには、自身がまずサイクリストであれ」とは、創業者ルイス・チュアン氏の言葉。サイクリストの立場からサイクルライフに必要なものを見つけ、そのアイデアをエンジニアの視点から製品化してきたことで、数々のエポックメイキングなプロダクトを世に送り出してきた。

近年はベストセラーのフロアポンプ「ジョーブロー」や「ローディー TT」シリーズなどラインアップを増やし、ポンプのトピークとしてもシェアを拡大する。

今回登場した電動ポンプ「E ‒ブースターデジタル」は、サイクリストがタイヤに空気を入れるための新しい方法を提供する次世代電動ポンプになる。高品質なプロダクトのみを世に出すことをポリシーとするトピークの自信作だ。最大120psiまで充填でき、事前に設定した空気圧に達すると自動で停止するオートストップ機能を備えている。出先のパンク対応のストレスも解消してくれる。

また、ロードからマウンテンバイクまでプロアスリートやプロチームを幅広くサポートするトピーク。タフな環境下でもスムーズかつ確実なメカニック作業を約束する、チームイシューの名を冠したプレップスタンド、プレップステーション、バイクスケールも登場した。

一人ひとりのライドに寄り添ったプロダクトを作り続けて34年になるトピーク。これからもサイクリストが求める製品を生み出し続けることだろう。

E-BOOSTER DIGITAL(E-ブースター デジタル)

価格:1万6500円
ボディ材質:アルミ合金
対応バルブ:仏式/米式(切り替えレバー付きスマートヘッド)
最大充填圧:120psi
充填システム:オートストップ機能
画面表示:LEDスクリーン デジタルゲージ
充電時間:約45分(Type-C端子)
付属品:延長ホース(TPUチューブ用)、シリコンケース、収納バッグ、防水ジッパーバッグ
重量:162g

指定の空気圧まで一気に充填。ホースは口金に確実に固定可能

トピーク初となる電動デジタルブースターは、パンク時のストレスを大幅に軽減し、スムーズなカムバックを約束する次世代アイテムだ。実際に使用してみた自転車ジャーナリストのハシケンのインプレッションを紹介する。

「電動デジタルブースターが、いよいよポンプの王様であるトピークから登場したことに期待感が高まった。実際に手に取ってみると、手のひらに収まるコンパクトサイズで、ジャージポケットに入れてみてもかさばらない。ボディはシリコンケースで保護されているが、本体は堅牢な作りのアルミ合金製で高級感が漂う。使用してみれば、オート充填のスムーズさはもちろん、繊細なTPUチューブにも対応する延長ホースが付属している点もありがたい。バルブへのホースの取り付けは押し込み式ではなくねじ込み式なので、安定して確実な固定が可能だ。80psi(5.5 bar)まで50秒程度での充填が可能で、フル充電でタイヤ4本分は十分に対応でき、残量が表示されるのも分かりやすい」(ハシケン)

PREPSTAND TEAM ISSUE(プレップスタンド チーム イシュー)

価格:8万8000円

ロングセラーのプレップスタンドプロをよりプロメカニック仕様にアップデートしたチームイシューモデル。最大荷重45kgと、マウンテンバイクや重量のあるeバイクにも対応するアルミ合金素材を使用した強靭な設計。素早く自転車を固定できるクイックリリースタイプのジョウクランプや、角度調整ノブがストレスフリーな作業を助ける。スタンド自体にマグネット付きのツールプレートも備える。

使用頻度が高く、時に繊細な扱いも求められるプロレースの現場では、過酷な環境下でも安定したメカニック作業が行える品質であることが絶対条件(上の写真の製品は「プレップスタンド プロ」です)

BIKE SCALE TEAM ISSUE(バイク スケール チーム イシュー)

価格:1万3200円

アルミ合金製で、いかにもプロメカニックな佇まいを見せるデジタルスケール。車体はもちろん小さなパーツの重量も表示できる 4.5インチ大型ディスプレイを備える。1g単位まで計測できる精密さが特長。メンテナンススタンドにクランプさせたり、吊り下げても使用できる。最大荷重は35kgで、重量のあるe-バイクにも十分に対応する。

TOPEAKの歴史

1991年「サバイバルギアボックス」

ライドの出先で欲しくなる工具をセットにしたトピーク初のプロダクト。当時は、自転車に取り付けることができた。現在もラインアップするブランドの原点となるギアである。

1995年「モーフポンプ」

地面に立てて充填できる画期的な携帯ポンプ。ハンドルに体重をかけられ、女性でも確実に高圧充填ができる。ゲージ付きやロングバレル仕様などラインアップも豊富。

1998年「スマートヘッド」

仏式と米式に切り替えなしで使用可能な機構を実現したフロアポンプのヘッドテクノロジー。樹脂製だけでなく金属製など、より精度の高いプロダクトへと進化している。

2001年「ヘキサスマルチツール」

手のひらサイズのマルチ携帯工具。六角とトルクスタイプのレンチ、プラスマイナスドライバー、さらにタイヤレバーやチェーンカッターも装備する。

2003年「プレップスタンド」

本格的なリペアスタンドとして登場。作業しやすいクランプ式のスタンドは、デジタル重量計付き(「プロ」のみ)で、脚を折りたたむこともできるコンパクト収納設計。

2006年「バイキャンパー」

バイクのフロントホイールを外して、自転車自体がテントの脚になる。キャンプツーリング向けのアイテムとして登場。

2008年「フラッシュスタンドスリム」

クランクに取り付けて使用するポータブルスタンド。ライドにストレスなく携帯できるスマート設計。実はこの商品は日本からの発案で製品化が実現した製品。後にMTB対応型も登場。

2013年「プレップステーション」

プロ並みの工具類を一式揃え、キャスター付きで移動も自在の大型工具ステーションが登場。日々のメカニック作業に対応する仕様で、精密に設計された工具が収納されている。

2013年「ミニロケット iグロウ」

シートポストやシートステイに装着し、リアライトにもなる携帯ポンプ。携帯ポンプを携帯することなく、一つで二つの役割を担う画期的プロダクト。使い勝手も良く、人気を博した。

2014年「エアロウェッジ iグロウ」

バッグの縁にライン状のライトを配し、サドルバッグがリアライトの役割も担う画期的アイテム。発光面積が大きく視認性も高い。iグロウシリーズとして、現在もクイッククリックタイプがラインアップされている。

2016年「ニンジャシリーズ」

スタイリッシュに工具や携帯ポンプを携行できるシリーズとして登場。下部に工具やCO2インフレーターの収納スペースを備えたボトルケージの他、シートポスト内に収まるポンプ等をラインアップ。

2016年「ジョーブロー ブースター」

フロアポンプの代名詞にもなっているジョーブローシリーズに、ポンプ内に空気を溜めてから一気に充填する独自機構を持つチューブレスタイヤ対応モデルが登場。

TOPEAK公式サイト

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PROFILE

ハシケン

Bicycle Club / スポーツジャーナリスト

ハシケン

ロードバイクに造詣が深いスポーツジャーナリスト。国内外のレースやロングライドイベントを数多く経験。Mt.富士ヒルクライムの一般クラス優勝、ツールド宮古島優勝。UCIグランフォンド世界大会への出場経験あり。

ハシケンの記事一覧

ロードバイクに造詣が深いスポーツジャーナリスト。国内外のレースやロングライドイベントを数多く経験。Mt.富士ヒルクライムの一般クラス優勝、ツールド宮古島優勝。UCIグランフォンド世界大会への出場経験あり。

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