BRAND

  • FUNQ
  • ランドネ
  • PEAKS
  • フィールドライフ
  • SALT WORLD
  • EVEN
  • Bicycle Club
  • RUNNING style
  • FUNQ NALU
  • BLADES(ブレード)
  • flick!
  • じゆけんTV
  • buono
  • eBikeLife
  • HATSUDO
  • Kyoto in Tokyo

STORE

  • FUNQTEN ファンクテン

MEMBER

  • EVEN BOX
  • PEAKS BOX
  • Mt.ランドネ
  • Bicycle Club BOX

ブレーク・クイックが集団スプリントを制し優勝|ツール・ド・台湾第1ステージ

3月16日(日)、台湾の台北市でツール・ド・台湾の第1ステージが開催された。残り2kmで逃げを吸収すると最後は集団スプリントとなり、ブレーク・クイック(ルージャイ・インシュアランス、オーストラリア)が優勝を飾った。これがクイックのプロキャリア初勝利となった。

多彩な参加チームで開幕したツール・ド・台湾

3月16日から20日までの5日間、全628.66kmで争われるツール・ド・台湾。UCI2.1クラスにカテゴライズされていることもあり、近年はアジア以外からの参戦も多くなっている。今大会にはUCIプロチームからブルゴス・ブルペレット・BH、エウスカルテル・エウスカディ、イスラエル・プレミアテック、ノボ・ノルティスク、ユニベット・ティテマ・ロケッツ、ソリューションテック・ヴィーニファンティーニの6チームが参戦。ソリューションテック・ヴィーニファンティーニからは2018年の大会覇者である新城幸也も出場している。

日本からはJCLチームUKYO、スパークルおおいたレーシングチーム、キナンレーシングチーム、愛三工業レーシングチーム、宇都宮ブリッツェンの5チームが参戦。アジア内外から強豪が集結する大会となった。

初日となる第1ステージは台北市の市街地を周回するフラットな1周10.4kmの周回コースを8周する83.2kmで争われた。気温は13度で曇り空からは時折雨が降る厳しい天候の中でのレースとなった。

4名の逃げが形成も集団スプリントに

レースは現地時間8時50分にスタート。110名の選手が出走し、序盤は集団1つで落ち着いたレース展開となったものの、2周目の終わりに設定された中間スプリントを前に、アンドレア・ダマート(JCLチームUKYO、イタリア)、モーリッツ・クレッチー(イスラエル・プレミアテック、ドイツ)、ヤカ・プリモジッチ(リンコウ・アドヴァリクス、スロベニア)、キー・ジーイー(トレンガヌサイクリングチーム、マレーシア)という4名の逃げが形成された。

この4名の逃げは協調しながら、3つ設定されたスプリントポイントを全てクレッチー、プリモジッチ、キーの順で通過。それぞれ9秒、6秒、3秒のボーナスタイムを獲得し、総合上位を狙うと思われるライバルに少しリードを得ることに成功した。逃げ続けるものの集団スプリントを狙うチームも多く、集団はユニベット・ティテマ・ロケッツやクイックプロチームなどがコントロール。タイム差は最大でも40秒程度に留まった。

逃げは最後まで協調し続けたものの残り2kmで集団に吸収されると、集団はスプリントへ向けた位置取り争いが激しくなった。新城幸也がチームメイトを引き上げる姿も見られた。

残り500mのコーナーを先頭で抜けたのはディラン・ホプキンス(ルージャイ・インシュアランス、オーストラリア)。その後2つのコーナーでも先頭を譲らず、残り150mでホプキンスからブレーク・クイック(ルージャイ・インシュアランス、オーストラリア)が発射。そのまま先頭を譲らずフィニッシュラインを駆け抜けた。2位にはポール・エヌカン(エウスカルテル・エウスカディ、フランス)、3位には昨年の同ステージ覇者イタマル・アインホルン(イスラエル・プレミアテック、イスラエル)が入った。

クイックのプロ初勝利を飾る勝利

優勝したクイックは25歳。セントジョージコンチネンタルやトリニティーレーシングを経て、2023年にワールドチームのジェイコ・アルウラーに加入。しかしながらチームを放出され、今シーズンはルージャイ・インシュアランスに加入した。U23オーストラリアチャンピオンになったことがあるものの、これがプロ初勝利となった。

湿度が高いレースとはなったものの、タイで準備してきたクイックにとって湿度は問題なく、寒さも問題なかったとレース後にブレークは語った。

日本チームとしては岡篤志(宇都宮ブリッツェン)のアシストとして位置取りしたフォン・チュンカイ(宇都宮ブリッツェン、台湾)の10位が最上位。日本人としては逃げたスプリンターのダマートに代わり集団スプリントに参加した山本大喜(JCLチームUKYO)の13位が最上位となった。

第2ステージは桃園市の青塘園から角板山公園までの123.3kmで行われる。ステージ後半は丘陵地帯に入っていきパンチャーや総合系、そして登れるスプリンターの争いとなりそうだ。

リザルト

第1ステージ

1位 ブレーク・クイック(ルージャイ・インシュアランス、オーストラリア) 1h41m11s
2位 ポール・エヌカン(エウスカルテル・エウスカディ、フランス)
3位 イタマル・アインホルン(イスラエル・プレミアテック、イスラエル)
4位 フィリッポ・フォルティン(ソリューションテック・ヴィーニファンティーニ)
5位 ダヴィデ・ボンボイ(ユニベット・ティテマ・ロケッツ、ベルギー)
6位 ディラン・ホプキンス(ルージャイ・インシュアランス、オーストラリア)
7位 ダニエル・カビア(ブルゴス・ブルペレット・BH、スペイン)
8位 イェルーン・メイエルス(ヴィトリアスポーツ・プロサイクリング、オランダ)
9位 ダビド・マルティン(ブルゴス・ブルペレット・BH、スペイン)
10位 フォン・チュンカイ(宇都宮ブリッツェン、台湾)

総合成績

1位 ブレーク・クイック(ルージャイ・インシュアランス、オーストラリア) 1h41m01s
2位 モーリッツ・クレッチー(イスラエル・プレミアテック、ドイツ) +01s
3位 ポール・エヌカン(エウスカルテル・エウスカディ、フランス) +04s
4位 ヤカ・プリモジッチ(リンコウ・アドヴァリクス、スロベニア)
5位 イタマル・アインホルン(イスラエル・プレミアテック、イスラエル) +06s
6位 キー・ジーイー(トレンガヌサイクリングチーム、マレーシア) +07s
7位 フィリッポ・フォルティン(ソリューションテック・ヴィーニファンティーニ)
8位 ダヴィデ・ボンボイ(ユニベット・ティテマ・ロケッツ、ベルギー)
9位 ディラン・ホプキンス(ルージャイ・インシュアランス、オーストラリア)
10位 ダニエル・カビア(ブルゴス・ブルペレット・BH、スペイン)

ベストアジアンライダー賞首位

キー・ジーイー(トレンガヌサイクリングチーム、マレーシア)

ポイント賞首位

ブレーク・クイック(ルージャイ・インシュアランス、オーストラリア)

チーム総合成績首位

エウスカルテル・エウスカディ

SHARE

PROFILE

せいちゃん

せいちゃん

稲城FIETSクラスアクト所属のJプロツアーレーサー。レースを走る傍ら、国内外のレースや選手情報などを追っている。愛称は「せいちゃん」のほか「セイペディア」と呼ばれている

せいちゃんの記事一覧

稲城FIETSクラスアクト所属のJプロツアーレーサー。レースを走る傍ら、国内外のレースや選手情報などを追っている。愛称は「せいちゃん」のほか「セイペディア」と呼ばれている

せいちゃんの記事一覧

No more pages to load