
ビギナーから楽しめる! 浜名湖のサイクリングロード 短長2つのおすすめコース紹介

Bicycle Club編集部
- 2025年05月16日
サイクリストにとって〇〇イチといえば、あるエリアを一周するおなじみの言葉。浜名湖をめぐることも「ハマイチ」と呼ばれ、広く親しまれています。ただ、一周せずとも「楽しい」、そして「おいしい」のが浜名湖なのです。浜名湖はうなぎや浜松餃子をはじめとしたグルメや、自然が生み出す美しい景色を持つ土地として知られています。今回はビギナーでも楽しめる全長約15kmのコースと、中級者向けハマイチ全長約60kmの2コースをご紹介します。東海道新幹線利用者限定キャンペーンの情報もあるのでお見逃しなく!
ルート1 「ビギナーコース15㎞」(弁天島-舘山寺エリア)
「長距離のサイクリングは不安」、「サイクリング初心者だけれど、これから楽んでしみたい」といった方にもおすすめの弁天島から舘山寺温泉までのエリアとなっています。
東京から東海道新幹線で浜松駅まで最速約75分。そこから浜名湖まではJR東海道本線で弁天島駅まで最速11分とアクセスも楽々。大阪からも東海道新幹線で豊橋駅まで最速約71分、JR東海道本線で弁天島駅まで最速21分と、レンタサイクルを借りて気軽にサイクリングを楽しみたい方におすすめです。
このコースは、ほぼ浜名湖周遊自転車道線を伝って舘山寺までをゆく片道15km程のルートです。アップダウンがほとんどなく、周遊自転車道を使えば基本的に迷わず進めるため、非常に走りやすいと言えます。
また、弁天島海浜公園に新設される「弁天島サイクルゲート」(2025年5月31日オープン)では自転車やEバイクを借りることができるためレンタサイクルもあるので、手ぶらで観光、サイクリングができてしまいます。
スタートは「弁天島サイクルゲート」から! Eグラベルバイクも借りられます

弁天島駅からすぐ、湖上に浮かぶ赤鳥居のモニュメントがシンボルの弁天島海浜公園に浜名湖サイクリングのゲートウェイとなるレンタサイクル拠点が5月31日にオープンします、それが「弁天島サイクルゲート」! クロスバイクほか、電動アシストバイクの、EミニベロやEグラベルバイクも借りられます。
弁天島サイクルゲートは、サイクリスト向けに、空気入れや各種工具を貸出しています。また、オリジナルグッズの販売も。オススメは、弁天島サイクルゲート~舘山寺までのルート付近で使えるクーポン「浜名湖サイクリング ゆるチャレ満喫クーポン」。うなぎ専門店やカフェ、温泉などの浜名湖周辺で利用できます。2500円相当の割引や特典が、1500円で入手できます。新幹線利用の方は、500円で入手できるキャンペーンも!「弁天島サイクルゲート出店記念 東海道新幹線利用者限定キャンペーン」(8月31日まで)。
浜名湖・弁天島から始まる新しい自転車旅!JR東海の「浜名湖サイクリング」がスタート

弁天島海浜公園は、浜名湖と海を結ぶ河口「今切口」と弁天島のシンボル「赤鳥居」を見渡せるロケーション。日の出、日の入り前後の時間帯がおすすめです。
浜名湖大橋
弁天から村櫛の間にかかる浜名湖大橋は全長7.6kmと壮大なスケールです。近隣では浜名湖のりの養殖風景を見ることができるほか、たくましい潮風を感じることができます。自転車でこそゆっくりとその景色を味わうことができるスポット。また、大橋村櫛側に位置する浜名湖ガーデンパークも訪れてみたいもの、花の季節のイベントに照準を合わせるのも良さそうです。
浜名湖といえばうなぎ、地元グルメを堪能!

浜名湖に来たのならもちろん名物「うなぎ」は食べて帰るべきでしょう。浜名湖の水と地形が育てたうなぎは絶品です。サイクリングをしてお腹を空かせたら、おいしさは倍増。お得なクーポンを使って、さらに多くのグルメを楽しむこともできますよ!
休憩がてら立ち寄れるカフェも豊富。舘山寺にあるベーカリー「ぐーちょきぱん」はレトロな外観がまず目を引きます。コンパクトながら世界観のある店内2Fには広いイートインスペースがあり、焼きたてパンをすぐに食べられます。

舘山寺では夕陽を堪能、展望台からはルートが一望できる
ゴールの舘山寺温泉では、ロープウェイを使って景気を楽しむこともできます。かんざんじロープウェイの大草山展望台からは360度の景色が楽しめ、南には走ってきた弁天島をはじめ、東には浜松の町が見えるほか、北側にはアルプスの山々も眺められます。そして夕暮れどきには浜名湖越しに沈む夕陽を望めることもできます。自転車で汗をかき、頑張って走ってきたルートを眺めながら思い出に浸ることができる贅沢な時間。ぜひ舘山寺に宿泊して、温泉を楽しむことをお勧めしたいですね。
ちなみに、弁天島サイクルゲートでレンタルした自転車は舘山寺温泉観光協会で乗り捨てることもできます(有料)。夕日を楽しむならぜひ利用したいですね。
夕日の後はクーポンを使って、温泉で一日の汗を流すこともできます。「日帰り温泉 華咲の湯」は舘山寺温泉で唯一の日帰り温泉で、桧木の湯やサウナなど、計10カ所のお風呂が魅力。なんと、こちらの温泉を利用した方は浜松駅までのバス乗車券、通称「お帰りきっぷ」がフロントでいただけるという超、お得なサービスも!
乗り捨てを利用することで、自転車と観光、どちらもたっぷり満喫できます。

▼浜名湖サイクリングを動画でも
ルート2「中級者向けハマイチ60kmコース」(弁天寺-奥浜名湖 – 猪鼻湖 – 湖西エリア)
弁天島からスタートし舘山寺へ。さらに奥浜名湖に至り、再び弁天島まで周遊し、ハマイチを完走するとなると、総距離60kmを超えます。
ここからは、舘山寺までのビギナーコースにプラスされるルートになりますので、舘山寺からの道のりを解説します。
ハマイチ完走でもルートは簡単。浜名湖周遊自転車道線を利用しながら進めば基本的に迷うことはほぼないでしょう。多少のアップダウンこそありますが、ふだんから自転車に親しむ方ならさほど難しくはありません。体力に余裕がある方ならばぜひ猪鼻湖も回ってみてほしい所です。静かな湖畔をより長く楽しめます。
また、「ハマイチにはチャレンジしてみたいが、60km走るとなると、厳しいかもしれない」。ちょっと心配な人には電動アシスト自転車もおすすめです。
みをつくし橋
奥浜名湖サイクリングコースに架かるシンボリックな赤い橋。ここを通過したなら浜名湖の最深部に来たと言えるでしょう。そしてみをつくし橋の魅力はなんと言っても両端に植えられた桜並木。ぜひ初春に訪れたい。
プリンス岬
奥浜名湖内、五味半島という小さな半島の先端。名の由来は天皇御一家がこの半島で静養したことに起因します。静かな奥浜名湖でも特に穏やかで水面も近く、波の音に癒される道が続きます。

猪鼻湖神社
湖から突き出たかのように佇む岩、猪鼻岩にある猪鼻神社。湖に立つような出立が神秘的で浜名湖観光で足を止める方が見られます。また、猪鼻湖の奥にあたるみっかびは「三ヶ日みかん」で有名な地域。道中、直売所もみられるため、見かけたら補給やお土産としてゲットしましょう。
新居関所跡周辺
ふたたび表浜名湖に戻ると、見えてくる新居関所跡。関所自体には資料館等があり十分楽しめますが、関所周辺の飲食店を散策したいところ。古民家リノベーションされたカフェや本屋などがあり、残された古い街並みと相まって落ち着いた雰囲気を感じます。
浜名湖周遊自転車道線は自転車で走ることで、本当に湖面近くの絶景を堪能できます。中には浜名湖の波しぶきをかぶったり(笑)、自転車道から水面に触れられるポイントも。波や風の音、穏やかに変わる浜名湖の表情を間近に体感できるのは自転車ならでは。サイクリストも、そうでない人も浜名湖は自転車で楽しむのがイチオシです!
新しい自転車旅!JR東海の浜名湖サイクリング 公式サイトはこちら
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- CREDIT :
- 編集:Bicycleclub 撮影:小野口健太
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