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5月、和歌山城クリテリウム初開催へ ツール・ド・熊野は印南町新コース加え4日間に

自転車ロードレース、「和歌山城クリテリウム2025」と「ツール・ド・熊野2025」の開催概要が4月7日、正式に発表された。同日、和歌山県庁にて記者発表会が行われ、これに先立ち、大会関係者が和歌山県の岸本周平知事と和歌山市の尾花正啓市長を表敬訪問し、開催への協力を取り付けたことへの感謝と、大会成功への意気込みを語った。

知事・市長へ開催報告、高まる期待

表敬訪問には、ツール・ド・熊野実行委員会の角口賀敏会長らが出席。角口会長は、両首長に対し、今年初めて和歌山市中心部で開催される「和歌山城クリテリウム」について、「こんなに早く実現するとは思っていませんでしたので、皆さんのご協力に感謝します」と、構想から実現に至るまでの県と市の支援に深く謝意を示した。さらに、「他にも様々なご協力を頂きました。今年初めて、ホテル浦島様には、出場チームの滞在などで多くのご配慮を頂きました」と、大会運営を支える地元企業への感謝も述べた。そして、「国内外のチームが多数出場するので、ぜひ多くの方々に和歌山へお越しいただき見て頂きたいと思います」と、県内外からの観戦を呼びかけた。

これに対し、岸本知事は「昨年、ツール・ド・熊野を初めて観戦し、自転車競技がこれほど国際色豊かで華やかな大会だと知り、大変驚きました」と、昨年の体験を振り返り、「選手のスピードの速さにも驚きましたが、そのスピード感あふれるレースが、和歌山市内のシンボルともいえるけやき通りを舞台に繰り広げられると思うと、今からワクワクします」と、県都での新たなレース開催に大きな期待を寄せた。

尾花市長も、「和歌山城クリテリウムの開催は、市民としても非常に楽しみです」と述べ、「約1年間の準備期間を経て、いよいよ実現することを大変嬉しく思います。この大会が和歌山市の魅力を広く発信する良いPRの機会になることを期待しています」と、市街地レース開催の意義を強調し、成功への協力を約束した。

記者発表会で詳細明らかに

県庁で行われた記者発表会には、角口会長のほか、和歌山城クリテリウム実行委員会の東徹委員長、愛三工業レーシングチームなどで活躍した元選手である事務局の渡邉歩氏、そして主催団体である特定非営利活動法人SPORTS PRODUCE熊野の大谷壌士理事が出席。集まった報道陣を前に、両大会の具体的な日程、詳細なコースレイアウト、そして出場が決定した国内外の強豪チームを発表した。

和歌山城を背景にスプリントバトル「和歌山城クリテリウム」

今年、記念すべき第1回大会となる「和歌山城クリテリウム2025」は、5月6日(火)に開催される。舞台となるのは、和歌山城の北側に位置する「けやき大通り」。この通りに設定される1周1.5kmの特設周回コースを20周回、総距離30kmで争われる。市街地の平坦なコース設定は、ゴールスプリントを得意とする選手たちによる、高速での駆け引きと迫力あるゴールシーンが期待される。和歌山のシンボルを背景に、国内外のトップ選手が繰り広げるスピードバトルは、多くの観客を魅了するだろう。

「ツール・ド・熊野」は印南町の新コース含む4ステージ

国際自転車競技連合(UCI)公認のアジアツアーカテゴリー2.2に指定されているステージレース「ツール・ド・熊野2025」は、5月8日(木)から11日(日)までの4日間にわたって開催される。総距離は464kmに及び、選手たちは熊野地域を中心とした風光明媚かつ厳しいコースに挑む。

今年の大きな変更点として、第1ステージに和歌山県印南町での「印南かえる橋周回コース」が新たに採用された。5月8日(木)に行われるこのステージは、1周17.9kmのコースを7周回する、総距離125.3km。海岸線に近いエリアを含む起伏のあるコース設定が予想され、総合優勝争いの行方を占う重要な初日となる。

続くステージは、昨年大会で実績のあるコースが踏襲される。5月9日(金)の第2ステージは「古座川清流周回コース」(126.7km)。レースニュートラル区間1.4kmの後、41.5kmの区間を走行し、その後42.6kmの周回コースを2周するレイアウトだ。美しい清流沿いを走るが、厳しいアップダウンが選手たちを待ち受ける。

5月10日(土)の第3ステージは、大会のクイーンステージ(最難関ステージ)と位置づけられる「熊野山岳コース」(107.7km)。レースニュートラル1.4km、序盤の18.5kmを経て、獲得標高の大きい1周17.2kmの山岳周回コースを4周。その後、フィニッシュ地点までの20.4kmを走る。総合優勝を狙うクライマーたちの激しいアタック合戦が見どころとなる。

最終日、5月11日(日)の第4ステージは「太地半島周回コース」(104.3km)。短いニュートラル区間(0.7km)の後、9.8kmを走り、海岸線の景色が美しい1周10.5kmのテクニカルな周回コースを9周する。ステージ優勝を狙うスプリンターやアタッカーによる最後の戦いが繰り広げられる。

新城幸也も所属するイタリアのプロチーム含む国内外19チームが集結

今大会には、海外から7チーム、国内から12チームの、合計19チームが出場する。注目は、新城幸也が所属するイタリアのUCIプロチーム「ソリューションテック・ヴィーニファンティーニ」。プロチームの参戦は、大会のレベルをさらに引き上げることが期待される。その他、マレーシアの「トレンガヌサイクリングチーム」、タイの「ルージャイ・インシュランス」といったアジアの強豪チームや、オーストラリア、韓国、香港、ベルギーからも実力派チームが参戦する。

国内勢は、UCIコンチネンタルチームを中心に精鋭が集結。過去に総合優勝経験のある「JCL TEAM UKYO」や地元和歌山県新宮市に拠点を置く「キナンレーシングチーム」をはじめ、「マトリックスパワータグ」、「宇都宮ブリッツェン」、「チームブリヂストンサイクリング」など、国内トップクラスの12チームが、海外勢を相手に熱い戦いを挑む。

両大会の開催により、和歌山県内は自転車レース一色に染まる。地域経済への波及効果とともに、自転車競技の魅力発信と、和歌山県の豊かな自然や文化を国内外にアピールする絶好の機会となることが期待される。

大会日程

和歌山城クリテリウム2025

5月6日(火) けやき大通り特設会場(和歌山市) 30km(1.5km×20周)

TOUR de KUMANO 2025(UCIアジアツアー2.2)

5月8日(木) 第1ステージ「印南かえる橋周回コース」(印南町) 125.3km(17.9km×7周)

5月9日(金) 第2ステージ「古座川清流周回コース」(古座川町) 126.7km(レースニュートラル1.4km+41.5km+42.6km×2周)

5月10日(土) 第3ステージ「熊野山岳コース」(熊野市・御浜町) 107.7km(レースニュートラル1.4km、18.5km+17.2km×4周+20.4km)

5月11日(日) 第4ステージ「太地半島周回コース」(太地町) 104.3km(レースニュートラル0.7km、9.8km+10.5km×9周)

出場チーム(計19チーム)

海外(7チーム)

  • ソリューションテック・ヴィーニファンティーニ(イタリア、PRO)
  • トレンガヌサイクリングチーム(マレーシア、CT)
  • ルージャイ・インシュランス(タイ、CT)
  • ワンティ・NIPPO・リユーズ(ベルギー、CT)
  • LXサイクリングチーム(韓国、CT)
  • HKSIプロサイクリングチーム(香港、CT)
  • セントジョージ・コンチネンタルサイクリングチーム(オーストラリア、CT)

国内(12チーム)

  • JCL TEAM UKYO(CT)
  • キナンレーシングチーム(CT)
  • マトリックスパワータグ(CT)
  • ヴィクトワール広島(CT)
  • シマノレーシング(CT)
  • VC福岡(CT)
  • 愛三工業レーシングチーム(CT)
  • 宇都宮ブリッツェン(CT)
  • チームブリヂストンサイクリング(CT)
  • スパークルおおいたレーシングチーム(CT)
  • ヴェロリアン松山(CLUB)
  • チームユーラシアiRCタイヤ(CLUB)

(PRO:UCIプロチーム)、(CT:UCIコンチネンタルチーム)、(CLUB:クラブチーム)

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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