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自転車で地域を未来へ繋ぐガイド育成「グラバイスクール2025」第5期生募集開始

自転車の持つ可能性を最大限に引き出し、地域活性化に貢献する人材の育成を目指す「第5期生グラバイスクール2025」が、このほど参加者の募集を開始した。主催は、約8年半(2007~2016年)をかけて自転車で157ヶ国(現在162カ国達成、日本人歴代1位)、15.5万kmを走破した経験を持つ小口良平氏が代表を務める「grav bicycle」。「自転車と生きていく、を当たり前に」という揺るぎないビジョンを掲げ、座学と実践を融合させた独自のカリキュラムを通じて、地域に深く根差したサイクリングガイドの育成に取り組む。

まち全体が講習会場!日常を観光資源に変える視点とスキルを養成

同スクールの最大の特徴は、「まち全体が講習会場!これこそまちづくりサイクリングガイドだからこそ、できること!!!」というコンセプトにある。有名な観光地でなくとも、人々が暮らす日常的な地域にこそ、自転車で巡ることで見えてくる魅力や物語がある。同スクールでは、実際に辰野町のまちをフィールドに、参加者自身がコースを造成。その過程で、地域に隠されたテーマを発見し、未来のビジョンを描き出す力を、経験豊富なプロガイドと共に培っていく。

開講の背景には、「サイクリングガイドを始めたいが、何から手をつけて良いのかわからない」「活動はしているものの、なかなか成果に繋がらない」「まちづくりの一環としてサイクリング事業を担当しているが、専門的な知識もスキルもない」といった、多方面から寄せられる切実な声があった。こうした課題に応えるべく、初心者から中級者までを対象に、サイクリングガイドとして自立・活躍するために不可欠な知識とスキルを体系的に学べる場として設立された。

安全管理から商品造成、法規まで網羅 – 習得できる10の知識・スキル

講習を通じて習得できる知識・スキルは、以下の10項目に及ぶ。

  1. 交通法規:ガイドとして必須の安全運行の基礎。
  2. 集団走行スキル:グループを安全かつスムーズに引率する技術。
  3. バイクメカニカルスキル:出先での基本的なトラブルに対応する能力。
  4. 野外救急基礎知識:万が一の事故や体調不良に備える応急処置。
  5. セーフティートーク:安全に関する注意喚起や説明の技術。
  6. ガイドコミュニケーショントーク:参加者を楽しませ、地域への興味を引き出す話術。
  7. サイクリングツアー商品造成:魅力的なコース設定と企画立案能力。
  8. 旅行業法、保険業法、その他の業法知識:事業運営に必要な法令知識。
  9. 募集要項(タリフ)作成:ツアーの料金設定と条件明示のスキル。
  10. 告知募集販促基礎知識:効果的な情報発信と集客のノウハウ。

これらのスキルを、座学による理論学習と、フィールドでの実践を通じてバランスよく習得していく。

世界を知る講師と実践的なカリキュラム

講師を務める小口良平氏は、前述の自転車世界一周の偉業に加え、帰国後はイベント出演や講演、メディアでの発信に加え、行政や企業向けの自転車まちづくりアドバイザーとしてマップ作成や観光商品開発、自転車環境整備のコンサルティングを手掛ける。さらに、アドベンチャーツーリズムツアーの企画・販売、ガイド養成講習会、冒険教育キャンプの主催、そしてサイクルステーション「grav bicycle station」とシェアハウス/ゲストハウス「KOUTEN」の共同運営など、自転車を軸とした多岐にわたる活動を展開している。

保有資格も豊富で、 Wilderness Education Association(COL)、Wilderness Medicine Training Center (WFR)、Wilderness Medical Associates(WFR)といった野外活動や救急に関するものから、応急手当普及員&上級救命講習修了、Japan Cycling Guide Association認定(Elite:ランク5/6★上級ガイド)、Japan Cycle Tourism Association認定、サイクルセーフティー講習受講済、Leave No Trace(LV-3インストラクター)、キャンプ協会(D1)、CONE(リスクマネジメント・ディレクター)、NEAL(コーディネーター)、日本インタプリテーション協会(ディレクター)、国内旅行業務取扱管理者、国内(総合)旅程管理主任責任者、防災士と、その専門性の高さは折り紙付き。現在は心理士の資格取得も目指している(通学中)。著書に「スマイル!(河出書房新社)」「果てまで走れ!(河出文庫)」がある。

前輪編・後輪編でステップアップ、合宿形式で集中学習

スクールは2部構成で実施される。

《前輪編》ハードスキル集中講習(5月31日(金)10:00 ~ 6月1日(土)17:00)※現地講習会

  • 座学:まちづくりガイド概論、交通法規、リスクマネジメント、野外救急法基礎
  • 実技:ブリーフィング実践、ライディングスキル、メカニカルスキル

《後輪編》ソフトスキル・実践講習(11月22日(金)10:00 ~ 11月24日(日)17:00)※現地講習会

  • 座学:ガイドコミュニケーショントーク、ストーリーテリング、顧客マネジメント、マーケティングインサイト
  • 実技:商品造成、ターゲット理解、ルートメイク、ガイディング実践(グループワーク形式で辰野町を舞台にしたツアー造成)

後輪編は、2泊3日の合宿形式。宿泊は、講師の小口氏らが運営する辰野町の施設『トビチ商店舎 KOUTEN』のドミトリー部屋を利用し、参加者同士や講師との交流を深めながら集中的に学ぶことができる。

料金・申し込み詳細

  • 参加料金(税込):
    • フル参加(前輪編+後輪編):82,500円 (セット割引適用:78,000円
    • 前輪編のみ参加:29,500円
    • 後輪編のみ参加:53,000円
    • ※上記料金には、懇親会費、宿泊費等が含まれる。
    • ※レンタサイクル(3日間):別途 +5,000円
  • 特典:フル参加者には「グラバイスクール修了証カード」が発行される。
  • 申し込み方法:専用のGoogleフォームより申し込み。
  • 申し込み締め切り:2024年5月25日(日)18:00
  • 定員:9名

申し込みはこちら

本講習会は、(一社)日本サイクルツーリズム推進協会所属・認定サイクリングガイドの更新講習(5年ごと)を兼ねている。

自転車というツールを通じて、地域の魅力を再発見し、持続可能な観光やまちづくりに貢献したいと考える人々にとって、本スクールはまたとない学びの機会となるだろう。

問:grav bicycle https://gravbicycle.com/

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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