
【広島&愛媛の絶景海道を行く!】常に進化を続ける日本が誇る「しまなみ海道」サイクリングロード完全ガイド

Bicycle Club編集部
- 2025年04月28日
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日本が誇る絶景サイクリングロード「しまなみ海道」。瀬戸内海の美しい島々を橋で結び、風光明媚な景色の中を走るこのルートは、国内外のサイクリストを魅了してやまない。今回は、しまなみ海道サイクリングロードの魅力を徹底的に解説する。
一度は走りたい海の道のサイクリングロード!
瀬戸内海に浮かぶ島々を、個性豊かな橋が結ぶしまなみ海道。その全長約70kmの道のりは、まさに絶景の連続だ。穏やかな海と緑豊かな島々のコントラストは、走る人の心を癒し、忘れられないサイクリング体験を与えてくれるだろう。潮風を感じながら、まるで海の上を走っているかのような開放感を味わえるロケーションはたぐい稀なるもので、アメリカのCNNに世界の最高のサイクルルートのひとつに選出されて以来、世界中からサイクリストが訪れるようになった。
このサイクリングロードは、初心者から上級者まで、それぞれのレベルに合わせて楽しめるように整備されているのも特徴の一つだ。ルートはブルーラインで明確に示され、道に迷う心配も少ない。また、各島には休憩施設やレンタサイクルステーションも充実しており、手ぶらで訪れても気軽にサイクリングを満喫できる。
しまなみ海道は、単なるサイクリングロードではない。それぞれの島には、歴史的な史跡や美しい自然、そして地元の人々の温かい触れ合いがある。サイクリングの合間に立ち寄って、島の文化やグルメを堪能するのも、しまなみ海道の大きな魅力と言えるだろう。
しまなみ海道のサイクリストに嬉しいポイント
レンタサイクルの種類が豊富!
各島で乗り捨て可能な「しまなみレンタサイクル」に加え、今治、尾道ではEバイクもレンタル可能。ほかにも多様な車種の複数のレンタサイクルが営業している
誰もが安心して走れるサイクリングロード
自転車推奨ルートにはブルーラインが引かれ、サイクリストをしっかりとナビゲートしてくれる。自動車のドライバーにも自転車の往来が広く認知されており、自転車と自動車が安全に道を共有できる環境が整っているのだ。
サイクリストは橋の通行が無料!
自治体の取り組みにより、自転車の橋の通行料金が期間限定で無料となる「しまなみサイクリングフリー」が実施されている。多くの民間スポンサーもこの取り組みを支援し、ルート沿いには応援のバナーが掲げられている。サイクリストにとっては嬉しい限りだろう。
快適なライドを支えるサイクルオアシス
しまなみ海道、そしてゆめしま海道沿いには、サイクリストが気軽に立ち寄れるサイクルオアシスが多数存在する。休憩場所の提供はもちろん、水の補給、トイレの利用、空気入れの貸し出しなど、快適なライドをサポートする様々なサービスが用意されている。地元の人々との交流も楽しんでほしい。
日本を代表するナショナルサイクルルート
その景観の美しさやサイクリング環境の整備が高く評価され、しまなみ海道はナショナルサイクルルートに選定された。国内のサイクルルートの中でも、海外からのサイクリストの訪問が非常に多く、まさに日本を代表するルートと言えるだろう。
フェリーやバスを活用! 自由自在な島巡り
島々を巡るルートだからこそ、フェリーやバスといった公共交通機関が充実しているのがしまなみ海道の魅力だ。これらの交通手段をフル活用すれば、時間や場所に縛られることなく、自分の思い描く自由な島巡りの旅を設計できるだろう。
島巡りの楽しみ方は無限大
しまなみ海道の島巡りに決まったコースはない。気になる島にじっくり滞在したり、いくつかの島をあえてスキップしたり、隣のゆめしまに渡っても、あるいは一気に全ルートを走破して出発地点に戻るのも自由だ。島々と尾道、今治の間はフェリーや長距離バス(今治~尾道間は因島で乗り換え)が利用できる。運行状況は事前に確認が必要だが、これらを活用すれば、位置関係にとらわれない柔軟な旅の計画が可能になる。レンタサイクルを利用すれば、手ぶらで気軽に島巡りを楽しめるだろう。爽快なサイクリングと、瀬戸内海の美しい島々を巡るロマンを同時に味わいながら、自由に旅を設計できるのは、しまなみ海道ならではの大きな魅力だろう。
ルート1「しまなみ海道」
今治と尾道を結ぶ海の道でナショナルサイクルルートにも指定されている。島と海のノスタルジックな景観が魅力の日本が誇るサイクリングルートだ
ルート2「尾道~生口島」
ルート3「今治~大三島」
ルート4「ゆめしま海道」
関東や東海など地域によっては浜名湖サイクリングという選択肢もおすすめ
浜名湖サイクリング 公式サイトはこちら
※各コースの掲載情報は取材当時のものです。現在の状況は異なる場合があります
※最新の情報に関しては、各施設等が提供する情報のご確認をお願いいたします
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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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