メリダ、カーボンホイール装備で限定カラー「SCULTURA 6000 LIMITED」を30台限定販売｜MERIDA

Bicycle Club編集部

2025年04月29日

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メリダジャパンは、同社の主力ロードバイク「SCULTURA（スクルトゥーラ）」シリーズの人気モデル「SCULTURA 6000」をベースとした特別仕様限定モデル「SCULTURA 6000 LIMITED」を、2025年5月1日より発売すると発表した。高性能カーボンホイールを標準装備し、限定カラーを施したこのモデルは、2色合計でわずか30台のみの販売となる。価格は660,000円（税込）。

プロも愛用する軽量オールラウンダー「SCULTURA」

「SCULTURA」シリーズは、メリダが長年培ってきた技術を結集した軽量オールラウンドロードバイクとして、世界中のサイクリストから高い評価を得ている。特に、登坂性能に影響する軽量性、平坦路での高速巡航を支える空力性能、そして長距離走行での疲労を軽減する快適性を高次元でバランスさせている点が特徴だ。その性能は、UCIワールドチーム「バーレーン・ヴィクトリアス」の選手たちが多くのレースで実戦投入し、好成績を収めていることからも証明されている。

今回限定モデルのベースとなる「SCULTURA 6000」は、同シリーズの中でも特に幅広い層のサイクリストに支持されるモデルである。フレームには、最上位グレード「CF5」カーボンフレームの設計思想や空力特性を受け継ぎつつ、より多くのライダーにマッチするよう快適性や汎用性を調整した「CF3」カーボンを採用。コンポーネントには、シマノ製の信頼性と操作性に優れた電動12速「105 Di2」を搭載し、レースからロングライドまで、多様なシーンで高いパフォーマンスを発揮する。レーシングジオメトリーを採用しながらも、過度な前傾姿勢を強いることなく、現代のロードバイクに求められる快適性も両立している点が人気の理由だ。

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限定モデルの核心：VISION製カーボンホイール

今回の「SCULTURA 6000 LIMITED」における最大の変更点は、ホイールにある。通常モデルではアルミ製のホイールが装着されているが、この限定モデルでは、コンポーネントブランドVISION（ヴィジョン）のカーボンホイール「SC 30 DB」が標準装備される。リムハイト30mmのこのホイールは、軽量性とエアロダイナミクス、そして横風の影響を受けにくい安定性をバランス良く備えており、バイク全体の走行性能を大きく向上させる。

カーボンホイールの採用は、主に以下のメリットをもたらす。

軽量化: バネ下重量、特に回転部分であるホイールの軽量化は、加速性能や登坂性能の向上に直結する。
高剛性: ペダリングパワーを効率的に推進力に変換し、シャープな反応性を生み出す。
空力性能: リム形状の最適化により、空気抵抗を削減し、高速域での巡航性能を高める。

このアップグレードにより、「SCULTURA 6000 LIMITED」は、レースで上位を目指すシリアスライダーにとっては即戦力となる武器となり、また、ロングライドやヒルクライムを楽しむホビーサイクリストにとっては、より少ない労力で快適に距離を伸ばせる、所有欲をも満たす特別な一台となるだろう。

限定カラーと希少性、販売チャネルも限定

限定モデルには、特別カラーが用意される。一つは、メリダのブランドカラーであり、レースシーンでも映える鮮やかな「FALL GREEN (WHITE) : EG86」。もう一つは、フレームの造形美を引き立てる、シックで高級感のある「METALLIC BLACK (GUNMETAL GREY) : FK20」だ。

特筆すべきはその希少性で、生産・販売台数は2色合計でわずか30台のみ。コレクターズアイテムとしての価値も高そうだ。

購入方法は限定されており、メリダブランドに関する深い知識と高い整備技術を持つ認定ディーラー「メリダ・パートナーショップ」および「メリダ・アドバイザリーショップ」での店頭注文、もしくは「メリダ公式オンラインショップ」でのオンライン注文のみとなる。同社ウェブサイトでは、各ショップのリストやオンラインショップへのリンクが案内されている。

メリダジャパンは「ネット購入を検討しているがメーカーサイトで安心して注文したい」「最終的にはショップで受け取りたい」といったユーザーの声に応えるオンライン販売システムも提供しており、オンライン注文の場合でも、受け取りは指定の正規取扱店にて、専門スタッフによる最終調整を経て行われるため、安心して購入できる体制を整えている。ただし、購入者の自宅等への直接配送は行っていない。

限定台数が非常に少ないため、購入希望者は早めの問い合わせや注文が推奨される。