パールイズミ、機能性とデザイン性を両立したカラーパンツ「アクセル」シリーズを発表｜PEARL iZUMi

Bicycle Club編集部

2025年04月30日

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パールイズミは、2025年4月30日、従来のサイクルパンツのイメージを一新し、コーディネートに華やかさをもたらすカラーリングを特徴とする新シリーズ「アクセルビブパンツ」および「アクセルパンツ」を発表した。メンズ、レディースそれぞれにビブ（肩ひも）付きとビブなしの2タイプ、合計4モデルをラインナップし、同日より発売を開始した。同社が誇る高機能パッドや快適な履き心地はそのままに、ファッション性を高めた意欲的な製品群となる。

脱・定番ブラック！多様化するニーズに応えるカラー展開

サイクリングウェア、特にパンツにおいては、汚れが目立ちにくく、どんなトップスとも合わせやすいという理由から、長らくブラック系のカラーが主流であった。しかし近年、サイクリングの楽しみ方が多様化し、ウェアにおいても機能性だけでなく、ファッション性や個性を重視するユーザーが増加している。トップスに合わせてパンツのカラーも選びたい、黒系のパンツには少し飽きてしまった、といった声に応える形で、パールイズミは今回の「アクセル」シリーズを開発した。

落ち着きがありながらもコーディネートの幅を広げる「アスファルト」（グレー系）、「グリズリー」（ブラウン系）、そしてメンズモデルにはさらに活動的な印象の「リザード」（グリーン系）を加えたカラーバリエーションは、手持ちのジャージとの組み合わせを新鮮にし、サイクリングの気分を一層高めてくれるだろう。

さりげないデザインアクセントと快適性を追求したディテール

デザイン面では、華美な装飾を避け、洗練されたシンプルさを追求。パンツ生地と同色の糸で立体的に刺繍された「PI RIDE」のテキストロゴが、太もも部分にさりげないアクセントとして配されている。これにより、カラーパンツでありながらも主張しすぎず、上品な印象を与える。

快適性への配慮も随所にみられる。裾部分には、従来のシリコングリッパーのような強い締め付け感を軽減し、面で柔らかくフィットすることで優れたずり上がり防止効果を発揮する「ラッセルテープ」を採用。肌へのストレスを減らし、長時間のライドでも快適な履き心地を持続させる。

また、ペダリング時の摩擦やゴロつきを軽減するため、股下中央部分には縫い目を設けないパターン設計を採用している。ビブ付きタイプは、腹部への圧迫感を最小限に抑えるカッティングと伸縮性の高いメッシュ素材を使用し、深い前傾姿勢でも快適な呼吸を妨げないよう配慮されている。

信頼の高機能パッドを搭載 – 男女それぞれの快適性を追求

サイクルパンツの心臓部とも言えるパッドには、パールイズミが長年培ってきた技術が投入されている。

メンズモデル（T210-3DR / 210-3DR）には、同社のオールラウンドパッドとして定評のある「3D-アール」を搭載。異なる厚みのウレタンを組み合わせた3層構造により、適材適所でクッション圧を最適化。衝撃吸収性に優れ、様々な乗車姿勢やライディングスタイルに対応する汎用性の高さが特徴である。

一方、レディースモデル（WT210-3DX / W210-3DX）には、女性の骨盤形状や体圧分布を考慮して専用設計された「3D-X for LADIES」パッドを採用。柔らかく、かつ底付き感のない快適なクッション性と、身体の動きに自然に追従する一体感のあるフィット感を両立。女性特有の悩みに応え、快適なサイクリングをサポートする。

安全性と幅広いラインナップ

安全性への配慮として、両脚の後部には夜間走行時の被視認性を高める再帰反射材が配置されている。

ラインナップは、メンズ・レディースそれぞれにビブ付きとビブなしモデルを用意することで、ライダーの好みや用途に合わせて最適な一着を選べるようになっている。

パールイズミは、「アクセル」シリーズを通じて、「明るいカラーでコーディネートを楽しみたい方」「黒系のサイクルパンツに少し変化を求めている方」「レースからロングライド、日々のトレーニングまで、どんなライドにも使える万能なサイクルパンツを探している方」に、新たな選択肢を提供していく。機能性とファッション性を高いレベルで両立させたこの新シリーズは、春夏のサイクリングシーンをより豊かに彩ることだろう。