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まんが家の、ひたち海浜公園・ネモフィラサイクリング|夏福ゆるポタエッセイ vol.14

茨城県の春といえば、「ひたち海浜公園」のネモフィラが有名だ。今回、弊メディアでコミックエッセイの連載を行う夏福さんがこのネモフィラを目当てに自転車を走らせた。そんな春のポタリングについてイラストとともに紹介する。

ネモフィラといえば「ひたち海浜公園」

日の短かい冬も終わり、ようやくサイクリングシーズンの到来!春の訪れとともに梅、菜の花、桜…と花が咲き、見頃を逃さぬようスケジュールや開花予報とにらめっこをし、のんびりと春の訪れを楽しみたいのになんだか忙しいぞ!?となりながらもあちこちへと走りに行っている日々です。

そんな春の花で近年よく見聞きするようになったのが、水色の小さく可愛いネモフィラ。茨城県にはネモフィラの丘で春の有名観光スポットとなったひたち海浜公園があります。

今回はそのひたち海浜公園へとサイクリング!

常磐線勝田駅からスタート

東口から伸びる昭和通りを約6km、ひたすらまっすぐ突き当たりまで走るとひたち海浜公園です。西口・翼のゲートから入ります。

東京ドーム約46個分の広大な園内には全長11kmのサイクリングコースがあり、4箇所あるサイクルセンターには計1400台、電動アシスト付き自転車やタンデム自転車など充実したレンタサイクルが用意されています。自転車で乗り入れも可能なので、私はそのまま自分の自転車で入場しました。

園内はサイクリングロード完備

園内はサイクリングロードと遊歩道が完全に分かれていて安全です。

レンタサイクルのお客さんもたくさんいて、特にタンデム自転車に乗った人たちがきゃあきゃあ言いながら楽しそうに走っていました。タンデム自転車って慣れるまでは思ったように進まなくて怖いやら面白いやらなんですよね。なかには「ちゃんとしてよ!」「やってるよ!!」と険悪なムードになっている人たちもいて、まだ入り口付近なのに大丈夫かしらなどと思ったりも。

この日は4月中旬だったのですが、道の脇にはスイセンや終わりかけの桜もまだ咲いていました。

至る箇所にラウンドアバウト的分岐サークルがあり方向感覚を狂わせて来ます。何度訪れても迷ってしまうんですが、それもまた面白いのです。

ネモフィラの咲く「みはらしの丘」

しばらく走るとネモフィラの咲くみはらしの丘が見えてきました。

自転車はサイクリングロード以外は進入禁止なのですが、各エリアごとに駐輪場がありサイクルラックも置かれているのでスタンドの無いスポーツバイクでも止めやすい。

ネモフィラの植栽面積は約4.2ヘクタールで、約530万本植えられているんだそうです。まだ7分咲きといったところで緑の部分が多めですが、ひたち海浜公園のネモフィラ畑は丘になっているので、満開時期の晴れの日には丘がそのまま空へとつながって視界一面が水色一色になり更に綺麗ですよ。

この美しい丘や花々が綺麗に咲いている園内からは想像もつきませんが、かつてここは日本軍東飛行場があった場所で終戦後は米軍の射爆撃場として使われており、みはらしの丘のある場所にはメインの的があったんだそうです。その後、騒音問題や事故が重なり返還運動が拡大。返還後に平和の象徴として海浜公園として整備されました。

当時はコスモス畑が広がっていて、のちにコキアが加わり夏はまあるいモコモコとした緑のコキア、秋にはそのコキアが真っ赤に色づき、冬はネモフィラの種撒き後の霜よけシートとなりますが一年を通して違った姿が楽しめます。一面真っ赤に染まる秋のコキアの時期も素晴らしいのでオススメですよ。

ちなみにこの丘は標高58mで、海浜公園があるひたちなか市の最高地点なんだそうです。ヒルクライマーには辛い土地ですね。

みはらしの丘エリアには、移築再現された茅葺き屋根の日本家屋や菜の花畑などもあるので歩いて散策していると初めて見るフォトスポットを発見。私も撮影待ちの列に並んで撮りました。

友達や家族、ペットと楽しそうに撮る人々の中、画像にはイラストを入れてありますが実際は自撮りをするでもなく誰もいない虚空のドアのみを撮っている姿はちょっと怖かったかもしれないなと思います。

ランチの「ネモフィラカレー」はギョッとする青さ!?

自転車に乗ってプレジャーガーデンエリアへ向かいガーデンレストランでランチにします。

ギョッとする青さのネモフィラカレー。真っ青です。以前お土産で購入できるレトルトのネモフィラカレーを食べたことはあるのですが、日光の下のネモフィラカレーはひときわ青く見えます。全年齢向けの味付けなのか甘くてまろやか。秋にはコキアをイメージした赤いコキアカレーになりますが、青のインパクトには敵いません。

食後のデザートにはこれまた慄く青さのネモンブランソフトクリームをいただきました。この時期にはネモフィラをイメージしたグルメが園内のあちこちで販売されていますよ。

ネモフィラグルメではないのですが、これは外せない…とイベント時期に園内で出店している五浦ハムもいただく。香ばしくて脂が甘くてとっても美味しいんです。

公園内をめぐるスタンプラリーに参加

食べたらカロリーを消化しないとですね。

期間限定のスタンプラリーが設置されていたので、スタンプ好きな私はもちろん参加。各エリアを自転車で移動しつつコンプリートしました。楽しかった。

絵本の世界のようなチューリップ畑。

こんな標識が。園内最大勾配?

様々な景色を楽しめます。

西口から一番遠い砂丘エリアのコースからは海が見えます。

遊歩道も整備されていて、全て満喫しようと思うと1日じゃ足りないですね。何度か訪れてますが知らない場所が未だにあります。

海を眺めながらお茶ができるグラスハウスで休憩。ここでもネモフィラをイメージした青いハーブティーをいただきました。

園内を合計20km以上も走行!(迷いながら)

園内のサイクリングコースをほぼ巡ったものの、せっかく来たのだから!と気のすむまで方向感覚を狂わせた勢いのままグルグル走り回り計20km。徒歩エリアも入れると結構な移動距離となりました。

満足したところで海の目の前に出られる海浜口・風のゲートから出て阿字ヶ浦海岸へ。

ここで今回のサイクリングは終了となりますが、このまま大洗方面へと続く海沿いの”大洗・ひたちなかシーサイドルート”を走るのも楽しいですよ。

ネモフィラ関連のお土産もしっかり購入しました。

▼いままでの連載はこちらから▼

夏福のゆるポタコミックエッセイ

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PROFILE

Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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