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久保信人のアンバウンドグラベル2025(準備編)|Unbound Gravel 2025

5月31日にアメリカのカンザス州エンポーリアの街で開催される「アンバウンドグラベル」。世界で最もグラベルライダーから知られているレースイベントで、日本からの参加者のここ数年は20名ほどを数えている。

今年は、2025年の同イベントに出場する2名、久保信人さんと青山雄一さんの参加レポートが届いている。今回は久保さんの準備の様子をお伝えしよう。

自己紹介

久保信人

1977年生まれの48歳。

19歳~24歳の時は、エキップ浅田やミヤタスバルレーシングチーム等でロードレース競技に没頭しました。そこから24歳でロードレースは一度辞めました。そして25歳~35歳頃まではブリヂストン・エスポワールU23のコーチや、日本のナショナルチームの協力スタッフとして、ロードレースやシクロクロス、マウンテンバイクの世界選手権スタッフなどを経験しました。

36歳からはトレイルランニングにハマリ、トレイルランニング世界最高峰のUTMB170km累積10000mやグランレイドレユニオン169km累積9500mに出場しました。 2023年にはイタリア・アオスタの世界最難関200マイルレースのトルディアン320km累積30000mに出場し、1500名中77位108時間で完走。このレースには今年のアンバウンドグラベルでXL(350マイル)に参加する山本健一選手も同じく出場してました。

このように36歳~47歳までは世界のトレイルランニングを転戦しながら、仕事としては海外トレイルランニングレース参加ツアーやツールドフランス観戦ツアーを企画、運営もしていました。

なぜアンバウンドグラベルに参加しようと思ったのか

20代前半をロードレースに集中しましたが、選手としては24歳で断念しました。その後チームスタッフやコーチとして約10年間ロードレース業界に関わるものの、力不足でチームを纏められないことがあり、そのときに契約解除をされました。それをきっかけに完全に自転車業界から離れていました。

ただ、エンデュランススポーツで世界に挑戦するという夢が諦めきれず、自転車業界から離れた後も、トレイルランニングに没頭しました。そこでは約50レースもの海外大会を転戦し、その経験もあって旅行会社でトレイルランニングの海外ツアーやツールドフランス観戦ツアーを企画運営する仕事を始めるまでになりました。

その後も多くのレースに自分で出走する中、2023年には46歳にして世界最難関と言われるイタリアのトール・デ・ジェアン320km累積30000mを1500名中77位108時間でゴールしました

このレースが自分の中では納得いく走りで完走できたことで、トレイルランニングやウルトラトレイルの世界で非常に満たされた気持ちもありました。また年齢的にもより高みを目指すというモチベーションがなんとなく辛かったりしたこともあり、一度ウルトラトレイルへのレース活動を一段落としたいという気持ちになりました。

また、この間もハイブリットトレーニングとして、ネットオークションで購入した8万円の中古自転車に乗り多摩川や江戸川のグラベルでトレーニングをしていた事もあり、2024年にグラベルライドラリーのシリーズ戦に2回参加しました。自転車のイベントに参加するのは12年ぶりながら、なんとか年間総合8位になりました。

そんな折、ユーチューブでアンバウンドグラベルというレースがあることを知り、グラベルレースで世界最高峰というこのレースに挑戦してみたいという思いが芽生えました。

トレイルランニングの世界では24時間以上走り続けるレースも多く経験し、世界最高峰の舞台も経験してきました。そこで、若い頃、世界の舞台で勝負せず挫折した自転車の世界でも、まだ参加できる世界最大のグラベルレースに挑戦できると知り、自分のエンデュランススポーツの最後のチャレンジとして、やってみたいと思いエントリーしました。

目標

完走です。できたら明るいうちに完走したいです。

機材を決める時に意識したこと

長距離のグラベルライドをすると、いつも首や腕が非常にキツくなるので、サスペンションステムを導入しました。また、トレイルランニングも同時にやっていたこともあり、機材にあまりお金をかけられませんでした。そのため一部のパーツは中華パーツ等で構成しています。

実際の使用機材類

フレーム:セールで6割引だったリドレーKanzo Speed

コンポ: 完成車に始めからついてた GRX 600?  11速、フロントダブルクランク165mm

ホイール:中華カーボンホイール(ペアで33300円) クリンチャー

スプロケット:アルミ軽量中華スプロケット

タイヤ

F:グッドイヤー 40C

R: スペシャライズド パスファインダー 38C (38Cが装着できる最大幅のため)

ハンドルバー:中華カーボンフレアハンドル 6900円

ステム: テム  メローカサスペンションステム 4000円

サドル: 中華カーボンサドル 2900円

シートポスト:中華 カーボンピラー 3980円

事前練習はどんなことをした?

練習はできる限りアンバウンドグラベルに近い環境を探しました。最終的に川沿いに非常に長いフラットなグラベルがあることを見つけ、江戸川沿いを走ることが6割ほど。残り4割は多摩川も繋ぐと60kmくらいになるグラベルライド練習コースがとれるので、多摩川を走りました。また、たまには房総半島のグラベルライドもしました。

 

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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