大阪・関西万博「英国パビリオン」へミニベロで行くThe Brompton Experience開催

Bicycle Club編集部

2025年06月02日

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5月24日（土）、現在開催中の大阪・関西万博の英国パビリオンにて、ロンドン発の折りたたみ自転車ブランド「Brompton（ブロンプトン）」が、ユニークなコミュニティイベントを開催した。その様子をお伝えする。

ブロンプトンのイベント「The Brompton Experience」in 大阪・関西万博

「Brompton（ブロンプトン）」が大阪・関西万博の英国パビリオンにてコミュニティイベント「The Brompton Experience」を開催。このイベントは、都市の移動手段として自転車が果たす役割や、街と人をつなぐ新しいモビリティの形を模索し、万博のテーマウィーク「未来のコミュニティとモビリティ」に基づいて開催されたもの。歴史と実績を持つモビリティであるブロンプトンが、このテーマをどのように語るのかが、大きな見どころとなった。

サイクリスト40名が集まり、雨を忘れるライドへ

あいにくの天候の中、イベントには40名が参加。大阪城公園を出発し、約20kmのスタンプラリー形式のライドで大阪の多彩な街並みを堪能した。雨模様にも関わらず、参加者たちは笑顔で出発し、淀川沿いのサイクリングコースを楽しみながら、夢洲の万博会場に無事到着。参加者たちが自転車を使って都市を楽しむ新しい方法に対する共感を深め、イベントを盛り上げた。

トークセッションで「未来のコミュニティとモビリティ」を考える

ライド後は、英国パビリオンでのトークセッションが行われ、「自転車の自由な移動が、都市と人のつながりをどう変えていくか？」というテーマでディスカッションが展開。ライドにも参加したキャロリン・デービッドソンさん（2025年大阪関西万博英国政府代表）は、雨に濡れながら自転車で移動してきた参加者を労い、「あいにくの天気ですが、これはとてもロンドンらしい天気です」と言って笑いを誘い、会場の雰囲気を一層温めた。その後、「自転車は新しい自由な移動手段を提供し、都市生活をより豊かにする可能性を持っている」とキャロリンさんは語り、未来の都市生活における自転車の重要性を説いた。

Brompton Exhibition 一般公開の特別展示

トークセッション後は、ブロンプトンの世界観をより深く体感できる特別展示が登場し、2日間にわたり一般公開された。通常モデルのC Line、P Line、T Lineをはじめ、日本ではまだ発売されていないG Lineや、アジア限定モデルなども展示。また製品だけでなく、ブロンプトンのブランド哲学、プロダクトの革新性を紹介する映像コンテンツも展開された。「自転車以上の存在」「革新を込めた設計」「Bromptonと日本」「アジアのBromptonコミュニティ」という4つのテーマに沿って構成された映像は、来場者にその魅力を深く伝える体験を提供した。

特別なBrompton × Liberty C Lineが展示。10月13日までの応募抽選で自分のものに？

さらに会場では「Brompton × Liberty C Line」の特別展示も行われ、ロンドンの名門リバティ社のクラシックなプリントと、Bromptonの機能美が見事に融合したモデルが登場した。このコラボモデルは、ロンドンを象徴するふたつの存在、アーサー・リバティの芸術とアンドリュー・リッチーの技術が一つになった特別な一台。クラシックなLibertyファブリックと、Bromptonならではの折りたたみ設計が織りなすモデルは、ロンドンの精神と50年にわたる革新を体現している。