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キャノンデール、新型XCバイク「スカルペル」発表 120mmトラベルでもっと速くへ|Cannondale

キャノンデールの日本総代理店であるインターテックは2025年6月5日、同社のマウンテンバイク・クロスカントリー(XC)レーシングモデル「Scalpel(スカルペル)」の2025年コレクションを発表した。初代モデルから常にXCバイクの最前線を切り拓いてきたスカルペルが、トラベル量を従来の100mmから120mmへと拡大。よりアグレッシブなジオメトリーと高性能なスペックをまとい、トレイルバイクの走破性とXCレーサーのスピード性能をかつてないレベルで両立させた。本格的なレースから週末のトレイルライドまで、あらゆるXCシーンに対応する3モデルがラインナップされる。

キャッチフレーズは「『速い』は楽しい。でも『もっと速い』はもっと楽しい。」。その言葉通り、新型スカルペルはライダーを“Faster(もっと速く)”の世界へと誘う意欲作だ。

XCバイクの常識を覆す、大胆な進化

2002年、初代スカルペルは「ハードテールよりもデュアルサスペンションの方が速く走れる」ことを証明し、XC界に衝撃を与えた。以来、スカルペルはワールドカップの表彰台の常連として、また多くのXCライダーにとって憧れの存在として、その革新性を進化させ続けてきた。

今回の新型スカルペルにおける最大の進化点は、前後サスペンションのトラベル量を従来の100mmから120mmへと拡大したことだ。これは、世界選手権を制覇してきたキャノンデールのファクトリーレーシングチーム「Cannondale Factory Racing (CFR)」からの「もっとストロークが欲しい」という明確な要望に応えたもの。トラベル量の増加は、テクニカル化が進む現代のXCコースにおいて、より高い走破性とコントロール性をもたらす。さらに、一般的なトレイルライドにおいても余裕のある走りを実現し、XCバイクの枠を超えた楽しみ方を提案する。

革新的テクノロジーが支える卓越したパフォーマンス

新型スカルペルの卓越した走行性能は、キャノンデール独自の革新的テクノロジーによって支えられている。

FlexPivot(フレックスピボット)ステー

スカルペルの代名詞とも言えるこの技術は、チェーンステーに設けられた特許取得済みのカーボン製フラットセクションが、仮想のHorstリンクピボットとして機能。これにより、ベアリングやボルトを追加することなく、真の4バーリンク式サスペンションシステムを形成する。結果として、驚異的なサスペンション性能、ペダリング効率、ブレーキング性能の最適化を実現しつつ、軽量化とメンテナンスフリーを両立している。

大胆に寝かせたヘッドアングル66.6度とプロポーショナルレスポンスジオメトリー

全サイズで専用設計された「プロポーショナルレスポンスジオメトリー」により、ライダーは常にバイクの「スイートスポット」に位置し、最適なハンドリングとトラクションを得られる。新型ではヘッドアングルを66.6度と大胆に寝かせ、高速域での安定性と下りでのコントロール性を大幅に向上。一方、75.5度のシートアングルと長めのリーチは、登坂時のパワー伝達効率とトラクションを最大化する。「登りで突き放し、下りで引き離す」という、スカルペルならではの戦闘スタイルをより先鋭化させた。

カーボン製ステム一体型ハンドルバー SystemBar XC-One

Scalpel LAB71とScalpel 1 Leftyに搭載される「SystemBar XC-One」は、軽量性と高剛性を追求したワンピース構造のカーボン製コクピット。多くのツーピース構成に比べて軽量かつ高剛性で、人間工学に基づいた形状とケーブル内装により、クリーンなルックスと究極のコントロール性を提供する。幅は760mmと現代のXCシーンに最適化されている。

あらゆるライダーに応える3つのラインナップ

2025年モデルのスカルペルは、ライダーのレベルや目的に合わせて選べる3つのモデルをラインナップする。

Scalpel LAB71

価格:1,850,000円(税込)

  • フレーム:Scalpel LAB71, Series 0 Carbon construction, 120mm travel
  • フォーク:Lefty Ocho 120 Carbon, 120mm, TwistLoc Ultimate remote dual lockout
  • ホイール:FSA KFX Team Edition Carbon
  • コンポーネント:Shimano XTR M9200 Di2, 12-speed
  • ハンドル:SystemBar XC-One Flat, carbon, integrated
  • サイズ:SM, MD
  • カラー:Team Replica

キャノンデールのエンジニアリングとデザインの粋を集めた最高峰ライン「LAB71」を冠する、究極のXCレーシングマシン。ファクトリーチームの仕様を忠実に再現したチームレプリカモデルだ。

フレームにはLAB71ならではの最上級「Series 0」カーボン構造を採用し、120mmトラベルを実現。コンポーネントにはシマノの最新フラッグシップ電動ワイヤレスコンポーネント「XTR Di2」を搭載し、瞬時かつ確実な変速を約束する。フロントサスペンションには、高剛性とスムーズな動きで定評のある片持ちフォーク「Lefty Ocho Carbon 120」を装備。複雑な根や岩が連続するセクションも軽々と走破する。リアにはFox Factoryチューンのショックユニットを採用し、ペダリング効率とトラクション性能を極限まで高めている。

さらに、SystemBar XC-Oneカーボンコクピット、FSA KFX Team Editionカーボンホイール、Fox Factory製ワイヤレスドロッパーポストなど、全てのコンポーネントが勝利のために最適化されている。表彰台の頂点を狙うコンペティターにとって、これ以上ない選択肢となるだろう。

Scalpel 1 Lefty

価格:1,580,000円(税込)

  • フレーム:Scalpel, lightweight carbon construction, 120mm travel
  • フォーク:Lefty Ocho 120 Carbon, 120mm, TwistLoc Ultimate remote dual lockout
  • ホイール:DT Swiss XRC 1501 SPLINE ONE, carbon
  • コンポーネント:SRAM XO Eagle AXS, T-Type, 12-speed
  • ハンドル:SystemBar XC-One Flat, carbon, integrated
  • サイズ:SM, MD, LG
  • カラー:Jet Black Raw Carbon

レースでの勝利はもちろん、テクニカルなトレイルでのハイスピードライディングを追求するライダーに向けた高性能モデル。フレームには軽量カーボン構造を採用し、120mmトラベルとFlexPivot、プロポーショナルレスポンスジオメトリーを備える。

フロントフォークには「Lefty Ocho Carbon 120」を、ハンドル・ステムには「SystemBar XC-One」カーボンコクピットを採用し、軽量性と比類なきステアリング精度を実現。コンポーネントには、SRAMの高性能ワイヤレス電動グループセット「XO AXS T-Type」を搭載し、過酷な状況下でも高速かつ正確な変速性能を発揮する。ホイールにはDT Swiss XCR 1501 Splineカーボンホイールセットを装備し、あらゆるXCシーンでライダーに優位性をもたらす。

Scalpel 3

価格:770,000円(税込)

Tiger Shark
Ion Blue
  • フレーム:Scalpel, lightweight carbon construction, 120mm travel
  • フォーク:RockShox SID Select, 120mm, TwistLoc remote dual lockout
  • ホイール:Stan’s NoTubes Crest MK4 rims
  • コンポーネント:Shimano XT/Deore, 12-speed
  • ハンドル:Cannondale 2 Flat, butted 2014 Alloy
  • サイズ:SM, MD, LG
  • カラー:Tiger Shark, Ion Blue

クロスカントリーコースでのレース参戦から、テクニカルなシングルトラック、週末の里山アドベンチャーまで、幅広いシーンで優れたスピード、軽さ、そして走破性を発揮する万能モデル。

フレームには最先端の軽量カーボン構造を採用し、しなやかな乗り味と高い反応性を両立。コンポーネントには、信頼性と変速性能に優れたシマノXTをメインとした12速ドライブトレインを搭載。サスペンションはRockShox SID Selectフォークとリアショックを採用し、前後ともに手元のリモートレバーでロックアウト操作が可能。路面変化に即座に対応し、ライダーの集中力と快適性を高める。ホイールには、スピードとコントロール性に定評のあるStanʼs NoTubes Crest MK4リムを採用し、あらゆる地形で安定した走行性能を提供する。価格も比較的手に取りやすく、本格的なフルサスペンションXCバイクの世界へのエントリーモデルとしても最適だ。

XCの未来を切り拓く一台

新型スカルペルは、単にトラベル量を増やしただけでなく、ジオメトリー、サスペンションキネマティクス、そしてコンポーネントの全てを調和させ、XCバイクの新たな可能性を提示する。レースシーンでの勝利を追求するライダーはもちろん、よりテクニカルなコースやトレイルをアグレッシブに楽しみたいライダーにとっても、この進化は大きな魅力となるだろう。

「『速い』は楽しい。でも『もっと速い』はもっと楽しい。」キャノンデールが自信を持って送り出す新型スカルペルは、まさにその言葉を体現する一台だ。ライダーを新たなスピード領域へと導き、XCライディングの楽しさをさらに広げてくれるに違いない。

2025年モデルのスカルペルコレクションに関する詳細情報や販売店については、キャノンデールの公式ウェブサイトで確認できる。

詳しくはこちら

問:インターテック https://www.cannondale.com/ja-jp

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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