
フルクラム、波型リムの新型エアロホイール「Sharq 57」発表 エアロと快適性を高次元で両立|FULCRUM

Bicycle Club編集部
- 2025年07月04日
イタリアの高性能ホイールブランド「FULCRUM(フルクラム)」は2025年7月2日、革新的な波型のリム形状を採用した新型ロードホイール「Sharq 57(シャーク57)」を発表した。優れた空力性能と安定性、快適性を高いレベルで融合させ、あらゆるコンディションで最高のパフォーマンスを求めるライダーに応える。2025年8月下旬より販売開始予定。
特許出願中「2-ウェーブ・リム」が空力と安定性を再定義
「Sharq 57」の最大の特徴は、特許出願中の「2-ウェーブ・リム・プロファイル」だ。リムハイトが57mmと62mmの間を波打つ独創的なデザインは、高速走行時の乱気流を効果的に抑制し、整流効果を大幅に向上させる。30mmタイヤを装着し45km/hで走行した場合、先行モデル「Sharq 42」と比較して空力効果が10%も向上するという。
この波型デザインは横風に対する安定性も高めており、従来のハイプロファイルリム「Speed 57」と比較して操作性が6.3%向上。ディープリムでありながら、より滑らかで直感的なハンドリングを可能にし、ライダーに高い安心感を提供する。
妥協なき性能追求、エアロ・反応性・快適性の完璧なバランス
「Sharq 57」は、エアロダイナミクスだけでなく、総合的なパフォーマンスを追求している。
- 高剛性&軽量リム:リムにはFF100ハイ・モジュラス・カーボン・ファイバーを使用。スポークホールを開けない「MOMAGテクノロジー」によってリムの完全性を保ち、剛性と耐久性を確保している。
- 優れた回転性能:回転性能の要となるハブには、定評のある「USB(ウルトラ・スムース・ベアリング)」セラミックベアリングを採用。
- 反応性の高いスポーク:空力性能に優れた「A3ROスポーク」を、フルクラム独自の「2:1スポーク・システム」で組み上げ、高い剛性と反応性を実現。
- 快適性の向上:25mmというワイドなリム内幅は、30mmなどのワイドタイヤを低圧で運用することを可能にし、路面からの振動吸収性を高める。
これらの技術により、セット重量1,520gという軽量性も実現。空力、反応性、快適性、そして軽量性という、ホイールに求められるあらゆる要素を高いレベルでバランスさせている。
FULCRUM Sharq 57
価格:482,900円(税込)
- 用途:ロード / グラベル
- タイヤタイプ:2-Way Fit™(チューブ&チューブレス対応)
- リム素材:フルカーボン (FF100)
- リムハイト:57-62mm (2-ウェーブ・リム・デザイン)
- リム内幅:25mm
- ブレーキシステム:ディスクブレーキ (AFS)
- ベアリング:USB™ セラミックベアリング
- 重量:1,520g
- 納期:2025年8月下旬予定
FULCRUMの日本総代理店であるカンパニョーロジャパンは、「Sharq 57は、妥協を求めないライダーにとって理想的なホイール。ハンドリング、反応性、快適さ、エアロダイナミクスのパーフェクトなバランスを実現し、全てにおいて最高レベルを求めるライダーのために設計された」としている。ロードレースのパフォーマンスコンセプトを再定義するこの革新的なホイールは、多くのシリアスライダーから注目を集めることになりそうだ。
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