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【保存版】ツール・ド・フランス2025スタートリスト&コースプレビュー

INDEX

世界最大の自転車ロードレース、ツール・ド・フランスが7月5日に開幕する。今年は「100%フランス」の3週間。第1週はフランス北部を進行したのち中央山塊へ。第2週ではピレネーを行き、第3週はアルプスでの山岳最終決戦。そして、パリ・シャンゼリゼへ2年ぶりに帰還する。総走行距離は3338.8km、総獲得標高は52500m。壮大な3週間の旅に挑む選手を紹介するとともに、彼らが走るコースを解説する。

ツール・ド・フランス2025 スタートリスト

© A.S.O./Aurélien Vialatte

※印はヤングライダー賞(25歳以下)対象選手

UAEチームエミレーツ・XRG

© A.S.O./Aurélien Vialatte

1 タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ・XRG、スロベニア)
2 ジョアン・アルメイダ(UAEチームエミレーツ・XRG、ポルトガル)
3 ジョナタン・ナルバエス(UAEチームエミレーツ・XRG、エクアドル)
4 ニルス・ポリッツ(UAEチームエミレーツ・XRG、ドイツ)
5 パヴェル・シヴァコフ(UAEチームエミレーツ・XRG、フランス)
6 マルク・ソレル(UAEチームエミレーツ・XRG、スペイン)
7 ティム・ウェレンス(UAEチームエミレーツ・XRG、ベルギー)
8 アダム・イェーツ(UAEチームエミレーツ・XRG、イギリス)

チーム ヴィスマ・リースアバイク

© A.S.O./Aurélien Vialatte

11 ヨナス・ヴィンゲゴー(チーム ヴィスマ・リースアバイク、デンマーク)
12 エドアルド・アッフィニ(チーム ヴィスマ・リースアバイク、イタリア)
13 ティシュ・ベノート(チーム ヴィスマ・リースアバイク、ベルギー)
14 ヴィクトル・カンペナールツ(チーム ヴィスマ・リースアバイク、ベルギー)
15 マッテオ・ジョーゲンソン(チーム ヴィスマ・リースアバイク、アメリカ)
16 セップ・クス(チーム ヴィスマ・リースアバイク、アメリカ)
17 ワウト・ファンアールト(チーム ヴィスマ・リースアバイク、ベルギー)
18 サイモン・イェーツ(チーム ヴィスマ・リースアバイク、イギリス)

スーダル・クイックステップ

© A.S.O./Aurélien Vialatte

21 レムコ・エヴェネプール(スーダル・クイックステップ、ベルギー)※
22 マッティア・カッタネオ(スーダル・クイックステップ、イタリア)
23 パスカル・エインコールン(スーダル・クイックステップ、オランダ)
24 ティム・メルリール(スーダル・クイックステップ、ベルギー)
25 ヴァランタン・パレパントル(スーダル・クイックステップ、フランス)※
26 マキシミリアン・シャフマン(スーダル・クイックステップ、ドイツ)
27 ベルト・ファンレルベルへ(スーダル・クイックステップ、ベルギー)
28 イラン・ファンウィルデル(スーダル・クイックステップ、ベルギー)※

EFエデュケーション・イージーポスト

© A.S.O./Aurélien Vialatte

31 ベン・ヒーリー(EFエデュケーション・イージーポスト、アイルランド)※
32 ヴィンチェンツォ・アルバネーゼ(EFエデュケーション・イージーポスト、イタリア)
33 カスパー・アスグリーン(EFエデュケーション・イージーポスト、デンマーク)
34 アレックス・ボーダン(EFエデュケーション・イージーポスト、フランス)※
35 ニールソン・パウレス(EFエデュケーション・イージーポスト、アメリカ)
36 ハリー・スウェニー(EFエデュケーション・イージーポスト、オーストラリア)
37 ミケル・ヴァルグレン(EFエデュケーション・イージーポスト、デンマーク)
38 マライン・ファンデンベルフ(EFエデュケーション・イージーポスト、オランダ)

アンテルマルシェ・ワンティ

41 ビニヤム・ギルマイ(アンテルマルシェ・ワンティ、エリトリア)※
42 ルイ・バレ(アンテルマルシェ・ワンティ、フランス)※
43 フィト・ブラーツ(アンテルマルシェ・ワンティ、ベルギー)※
44 ユーゴ・パージュ(アンテルマルシェ・ワンティ、フランス)※
45 ローレンス・レックス(アンテルマルシェ・ワンティ、ベルギー)
46 ヨナス・ルッチ(アンテルマルシェ・ワンティ、ドイツ)
47 ロエル・ファンシントマールテンスダイク(アンテルマルシェ・ワンティ、オランダ)※
48 ゲオルク・ツィマーマン(アンテルマルシェ・ワンティ、ドイツ)

バーレーン・ヴィクトリアス

© A.S.O./Aurélien Vialatte

51 サンティアゴ・ブイトラゴ(バーレーン・ヴィクトリアス、コロンビア)
52 フィル・バウハウス(バーレーン・ヴィクトリアス、ドイツ)
53 カミル・グラデク(バーレーン・ヴィクトリアス、ポーランド)
54 ジャック・ヘイグ(バーレーン・ヴィクトリアス、オーストラリア)
55 レニー・マルティネス(バーレーン・ヴィクトリアス、フランス)※
56 マテイ・モホリッチ(バーレーン・ヴィクトリアス、スロベニア)
57 ロバート・スタナード(バーレーン・ヴィクトリアス、オーストラリア)
58 フレッド・ライト(バーレーン・ヴィクトリアス、イギリス)

イネオス・グレナディアーズ

© A.S.O./Aurélien Vialatte

61 ゲラント・トーマス(イネオス・グレナディアーズ、イギリス)
62 テイメン・アレンスマン(イネオス・グレナディアーズ、オランダ)
63 トビアス・フォス(イネオス・グレナディアーズ、ノルウェー)
64 フィリッポ・ガンナ(イネオス・グレナディアーズ、イタリア)
65 アクセル・ローランス(イネオス・グレナディアーズ、フランス)
66 カルロス・ロドリゲス(イネオス・グレナディアーズ、スペイン)※
67 コナー・スウィフト(イネオス・グレナディアーズ、イギリス)
68 サムエル・ワトソン(イネオス・グレナディアーズ、イギリス)※

レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ

© A.S.O./Aurélien Vialatte

71 プリモシュ・ログリッチ(レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ、スロベニア)
72 フロリアン・リポヴィッツ(レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ、ドイツ)※
73 ヨルディ・メーウス(レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ、ベルギー)
74 ジャンニ・モスコン(レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ、イタリア)
75 ローレンス・ピシー(レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ、ニュージーランド)※
76 ミック・ファンダイケ(レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ、オランダ)※
77 ダニー・ファンポッペル(レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ、オランダ)
78 アレクサンドル・ウラソフ(レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)

リドル・トレック

© A.S.O./Aurélien Vialatte

81 ジョナタン・ミラン(リドル・トレック、イタリア)※
82 シモーネ・コンソンニ(リドル・トレック、イタリア)
83 ティボー・ニス(リドル・トレック、ベルギー)※
84 クイン・シモンズ(リドル・トレック、アメリカ)※
85 マティアス・スケルモース(リドル・トレック、デンマーク)※
86 トムス・スクインシュ(リドル・トレック、ラトビア)
87 ヤスペル・ストゥイヴェン(リドル・トレック、ベルギー)
88 エドワルト・トゥーンス(リドル・トレック、ベルギー)

グルパマ・エフデジ

© A.S.O./Aurélien Vialatte

91 ギヨーム・マルタン(グルパマ・エフデジ、フランス)
92 ルイス・アスキー(グルパマ・エフデジ、イギリス)※
93 シリル・バルト(グルパマ・エフデジ、フランス)※
94 ロマン・グレゴワール(グルパマ・エフデジ、フランス)※
95 ヴァランタン・マドゥアス(グルパマ・エフデジ、フランス)
96 カンタン・パシェ(グルパマ・エフデジ、フランス)※
97 ポール・ペンウェット(グルパマ・エフデジ、フランス)※
98 クレマン・リュソ(グルパマ・エフデジ、フランス)

アルペシン・ドゥクーニンク

© A.S.O./Aurélien Vialatte

101 ヤスペル・フィリプセン(アルペシン・ドゥクーニンク、ベルギー)
102 シルヴァン・ディリエ(アルペシン・ドゥクーニンク、オランダ)
103 カーデン・グローブス(アルペシン・ドゥクーニンク、オーストラリア)
104 クサンドロ・ムーリッセ(アルペシン・ドゥクーニンク、ベルギー)
105 ヨナス・リカールト(アルペシン・ドゥクーニンク、ベルギー)
106 マチュー・ファンデルプール(アルペシン・ドゥクーニンク、オランダ)
107 ジャンニ・フェルミールス(アルペシン・ドゥクーニンク、ベルギー)
108 エミル・フェルストリンヘ(アルペシン・ドゥクーニンク、ベルギー)※

チューダー・プロサイクリングチーム

111 ジュリアン・アラフィリップ(チューダー・プロサイクリングチーム、フランス)
112 アルベルト・ダイネーゼ(チューダー・プロサイクリングチーム、イタリア)
113 マルコ・ハラー(チューダー・プロサイクリングチーム、オーストリア)
114 マルク・ヒルシ(チューダー・プロサイクリングチーム、スイス)
115 ファビアン・リーンハルト(チューダー・プロサイクリングチーム、スイス)
116 マリウス・マイヤーホーファー(チューダー・プロサイクリングチーム、ドイツ)※
117 マイケル・ストーラー(チューダー・プロサイクリングチーム、オーストラリア)
118 マッテオ・トレンティン(チューダー・プロサイクリングチーム、イタリア)

チーム ジェイコ・アルウラー

© A.S.O./Aurélien Vialatte

121 ベン・オコーナー(チーム ジェイコ・アルウラー、オーストラリア)
122 エディ・ダンバー(チーム ジェイコ・アルウラー、アイルランド)
123 ルーク・ダーブリッジ(チーム ジェイコ・アルウラー、オーストラリア)
124 ディラン・フルーネウェーヘン(チーム ジェイコ・アルウラー、オランダ)
125 ルカ・メズゲッツ(チーム ジェイコ・アルウラー、スロベニア)
126 ルーク・プラップ(チーム ジェイコ・アルウラー、オーストラリア)※
127 エルマール・ラインダルス(チーム ジェイコ・アルウラー、オランダ)
128 マウロ・シュミッド(チーム ジェイコ・アルウラー、スイス)

アルケア・B&Bホテルズ

© A.S.O./Aurélien Vialatte

131 ケヴィン・ヴォークラン(アルケア・B&Bホテルズ、フランス)※
132 アモリ・カピオット(アルケア・B&Bホテルズ、フランス)
133 エウェン・コステュー(アルケア・B&Bホテルズ、フランス)
134 アルノー・デマール(アルケア・B&Bホテルズ、フランス)
135 ラウル・ガルシア(アルケア・B&Bホテルズ、スペイン)※
136 マティス・ルベール(アルケア・B&Bホテルズ、フランス)※
137 クリスティアン・ロドリゲス(アルケア・B&Bホテルズ、スペイン)
138 クレマン・ヴァントゥリーニ(アルケア・B&Bホテルズ、フランス)

モビスター チーム

© A.S.O./Aurélien Vialatte

141 エンリク・マス(モビスター チーム、スペイン)
142 ウィリアム・バルタ(モビスター チーム、アメリカ)
143 パブロ・カストリーリョ(モビスター チーム、スペイン)※
144 ネルソン・オリヴェイラ(モビスター チーム、ポルトガル)
145 イバン・ガルシア(モビスター チーム、スペイン)
146 グレゴール・ミュールベルガー(モビスター チーム、オーストリア)
147 イバン・ロメオ(モビスター チーム、スペイン)※
148 エイネル・ルビオ(モビスター チーム、コロンビア)

デカトロン・AG2Rラモンディアール チーム

© A.S.O./Aurélien Vialatte

151 フェリックス・ガル(デカトロン・AG2Rラモンディアール チーム、オーストリア)
152 ブリュノ・アルミライユ(デカトロン・AG2Rラモンディアール チーム、フランス)
153 クレマン・ベルテ(デカトロン・AG2Rラモンディアール チーム、フランス)
154 シュテファン・ビッセガー(デカトロン・AG2Rラモンディアール チーム、スイス)
155 オリヴェル・ナーセン(デカトロン・AG2Rラモンディアール チーム、ベルギー)
156 オレリアン・パレパントル(デカトロン・AG2Rラモンディアール チーム、フランス)
157 カラム・スコットソン(デカトロン・AG2Rラモンディアール チーム、オーストラリア)
158 バスティアン・トロンション(デカトロン・AG2Rラモンディアール チーム、フランス)※

コフィディス

© A.S.O./Aurélien Vialatte

161 エマヌエル・ブッフマン(コフィディス、ドイツ)
162 アレックス・アランブル(コフィディス、スペイン)
163 ブライアン・コカール(コフィディス、フランス)
164 ヨン・イサギレ(コフィディス、スペイン)
165 アレクシ・ルナール(コフィディス、フランス)
166 ディラン・トゥーンス(コフィディス、ベルギー)
167 バンジャマン・トマ(コフィディス、フランス)
168 ダミアン・トゥゼ(コフィディス、フランス)

XDS・アスタナ チーム

171 アロルド・テハダ(XDS・アスタナ チーム、コロンビア)
172 ダヴィデ・バッレリーニ(XDS・アスタナ チーム、イタリア)
173 ケース・ボル(XDS・アスタナ チーム、オランダ)
174 クレモン・シャンプッサン(XDS・アスタナ チーム、フランス)
175 エフゲニー・フェドロフ(XDS・アスタナ チーム、カザフスタン)※
176 セルヒオ・イギータ(XDS・アスタナ チーム、コロンビア)
177 マイク・トゥーニッセン(XDS・アスタナ チーム、オランダ)
178 シモーネ・ヴェラスコ(XDS・アスタナ チーム、イタリア)

トタルエネルジー

181 ステフ・クラス(トタルエネルジー、ベルギー)
182 マチュー・ビュルゴドー(トタルエネルジー、フランス)
183 アレクサンドル・ドゥレトル(トタルエネルジー、フランス)
184 トマ・ガシニャール(トタルエネルジー、フランス)※
185 エミリアン・ジャニエール(トタルエネルジー、フランス)
186 ジョルダン・ジュガット(トタルエネルジー、フランス)
187 アントニー・テュルジス(トタルエネルジー、フランス)
188 マッテオ・ヴェルシェ(トタルエネルジー、フランス)※

チーム ピクニック・ポストNL

191 オスカー・オンリー(チーム ピクニック・ポストNL、イギリス)※
192 ワレン・バルギル(チーム ピクニック・ポストNL、フランス)
193 パヴェル・ビットネル(チーム ピクニック・ポストNL、チェコ)※
194 ショーン・フリン(チーム ピクニック・ポストNL、イギリス)※
195 トビアスルンド・アンドレースン(チーム ピクニック・ポストNL、デンマーク)※
196 ニクラス・メルクル(チーム ピクニック・ポストNL、ドイツ)
197 ティム・ナーベルマン(チーム ピクニック・ポストNL、オランダ)
198 フランク・ファンデンブルーク(チーム ピクニック・ポストNL、オランダ)※

イスラエル・プレミアテック

© A.S.O./Aurélien Vialatte

201 マイケル・ウッズ(イスラエル・プレミアテック、カナダ)
202 パスカル・アッカーマン(イスラエル・プレミアテック、ドイツ)
203 ジョセフ・ブラックモア(イスラエル・プレミアテック、イギリス)※
204 ギヨーム・ボワヴァン(イスラエル・プレミアテック、カナダ)
205 マティス・ルーヴェル(イスラエル・プレミアテック、フランス)
206 アレクセイ・ルツェンコ(イスラエル・プレミアテック、カザフスタン)
207 クリスツ・ニーランツ(イスラエル・プレミアテック、ラトビア)
208 ジェイク・スチュワート(イスラエル・プレミアテック、イギリス)

ロット

© A.S.O./Aurélien Vialatte

211 アルノー・ドゥリー(ロット、ベルギー)※
212 イェノ・ベルクムース(ロット、ベルギー)※
213 ヤスペル・デブイスト(ロット、ベルギー)
214 ジャラッド・ドリズナーズ(ロット、オーストラリア)
215 セバスティアン・グリニャール(ロット、ベルギー)
216 エドゥアルド・セプルベダ(ロット、アルゼンチン)
217 レナルト・ファンイートヴェルト(ロット、ベルギー)※
218 ブレント・ファンムール(ロット、ベルギー)

ウノエックスモビリティ

221 トビアス・ヨハンネセン(ウノエックスモビリティ、ノルウェー)
222 ヨナス・アブラハムセン(ウノエックスモビリティ、ノルウェー)
223 マグナス・コルト(ウノエックスモビリティ、デンマーク)
224 スティアン・フレッドハイム(ウノエックスモビリティ、ノルウェー)※
225 マルクス・フールゴー(ウノエックスモビリティ、ノルウェー)
226 アンデシュ・ヨハンネセン(ウノエックスモビリティ、ノルウェー)
227 アンドレアス・レックネスン(ウノエックスモビリティ、ノルウェー)
228 ソーレン・ヴァーレンショルト(ウノエックスモビリティ、ノルウェー)※

ツール・ド・フランス2025 コースプレビュー

7月5日 第1ステージ リール・メトロポール~リール・メトロポール 184.9km・獲得標高1150m 平坦

ツール2025のグランデパールは、フランス北部の都市・リール。同地を発着点とする第1ステージは、185kmの平坦ステージ。スプリンターが今大会最初のステージ優勝者をかけて戦うとともに、最初のマイヨ・ジョーヌ着用者を目指すことになる。

7月6日 第2ステージ ロウィン=プランク~ブーローニュ=シュル=メール 209.1km・獲得標高209.1km 丘陵

引き続き、プロトンはフランス北部を走行。レース距離209.1kmは今大会の最長距離でもある。海風の影響を受けやすいコースと予想されるほか、最後の10kmで3級と4級のカテゴリー山岳が控えるあたりでレース展開に影響を及ぼすか。パンチャーにとって絶好の1日で、マイヨ・ジョーヌ着用者が入れ替わる可能性がある。

7月7日 第3ステージ バランシエンヌ~ダンケルク 178.3km・獲得標高800m 平坦

コース後半の4級山岳をのぞけば、ほとんどが平坦。ただ、最後の35kmは北海からの風がレースに影響する可能性をはらんでいる。平坦ステージながら、いつも以上の緊張感に満ちたレースとなるかもしれない。

7月8日 第4ステージ アミアン・メトロポール~ルーアン 174.2km・獲得標高2050m 丘陵

この日から、プロトンは西へと針路をとる。終盤にかけて4カ所のカテゴリー山岳が連続するが、スプリンターが生き残ることができればステージ優勝争いで有利に。パンチャーが上りでアタックすることも予想され、最終局面では混戦となることもあり得る。

7月9日 第5ステージ カーン~カーン 33km・獲得標高200m 個人タイムトライアル

今大会最初の個人タイムトライアルステージ。33kmのコースは平坦で、時速50km超のステージ優勝争いが期待されている。マイヨ・ジョーヌを狙う総合勢は、きっちりと上位を押さえておきたいところ。レースが行われるカーンは、1000年を超える歴史を誇り、ツール2025招致の実現で街を挙げたステージを目指している。

7月10日 第6ステージ バイユー~ヴィル・ノルマンディー 201.5km・獲得標高3550m 丘陵

獲得標高が3550mに及び、スプリンターの多くが攻略に苦しみそう。パンチャーや逃げに有利か。6つのカテゴリー山岳は3級か4級。そして、フィニッシュ前700mでは10%超の急坂が登場。ステージ優勝争いに大なり小なり影響を与えることだろう。

7月11日 第7ステージ サン=マロ~ミュール・ド・ブルターニュ ゲルレダン 197km・獲得標高2450m 丘陵

ツールではおなじみのミュール・ド・ブルターニュにフィニッシュラインが敷かれる。総合勢が動きを見せるようだと、プロトンの緊張感が高まる。フィニッシュ前約15kmでミュール・ド・ブルターニュの頂上を一度通過するが、そこで何らかのアクションが起これば、絞られたメンバーによる最終局面での争いも考えられる。このステージは、11月に70歳を迎える、ブルターニュの英雄ベルナール・イノーを称える1日でもある。

7月12日 第8ステージ サン=メアン=ル=グラン~ラヴァル エスパス・マイエンヌ 171.4km・獲得標高1700m 平坦

ブルターニュまで達したプロトンは、この日から南へと針路を変える。終盤に4級山岳が控えているものの、レース展開が大きく変化することはないとみられる。全体を通してフラットで、スプリンターが主役となりそうだ。

7月13日 第9ステージ シノン~シャトールー 174.1km・獲得標高1400m 平坦

前日に続く平坦ステージは、カテゴリー山岳がひとつも設けられない。ただ、最後の50kmは風の強い区間を走ることとなり、分断作戦を試みるチームが現れそうだ。強風がプロトンを大混乱に陥れるか。何事もなくレースが進めば、勝負はスプリントにゆだねられることだろう。

7月14日 第10ステージ エンヌザ~ル=モンドール ピュイ=ド=サンシー 165.3km・獲得標高4450m 山岳

フランス革命記念日にあたることから、今大会は例外的に第10ステージまでを第1週で行う。そしてこの日は、中央山塊の奥深くへと向かっていく。スタート直後から2級山岳が現れるなど、フィニッシュまでに8つのカテゴリー山岳を越えなければならない。165.3kmを走る間、休める場所はほとんどない。最終登坂の2級山岳ピュイ=ド=サンシーは、登坂距離3.3kmで平均勾配8%。最後までパワーとタフさが要求される。

7月15日 休息日

7月16日 第11ステージ トゥールーズ~トゥールーズ 156.8km・獲得標高1750m 平坦

第2週の初日は平坦。ピレネーの山々を見ながら、トゥールーズ近郊の街を通過していく。コース的にはスプリンター向けとされる一方で、レース後半には複数のカテゴリー山岳を連続してクリアせねばならず、上りで苦しめられる選手が出てくるかもしれない。

7月17日 第12ステージ オーシュ~オタカム 180.6km・獲得標高3850m 山岳

これまで6回、頂上フィニッシュ地となっているオタカムを目指す。3年前の登坂時にはヨナス・ヴィンゲゴー(チーム ヴィスマ・リースアバイク、デンマーク)がタデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ・XRG、スロベニア)に競り勝ち、ツール初勝利を挙げた。最終登坂は13.6kmで、平均勾配7.8%。マイヨ・ジョーヌ争いが確実に動くことだろう。

7月18日 第13ステージ ルダンヴィエル~ペイラギュード 10.9km・獲得標高650m 山岳個人タイムトライアル

ピレネーでの3連戦2日目は、10.9kmの個人タイムトライアル。スタートから3kmは平坦で、その後一気にペイラギュードの頂上を目指してクライミング。平均勾配は7.9%で、フィニッシュ前で最大勾配13%に達する。ここでのタイム差が後々に影響を及ぼす可能性は大いにある。

7月19日 第14ステージ ポー~リュション-シュペルバニエール 182.6km・獲得標高4950m 山岳

前日の山岳個人TTから休む間もなく、みたびピレネーの山道へ挑む。その難易度は今大会ナンバーワンとの評。クイーンステージと目される1日は、トゥールマレー、アスパン、ペイルスルードとツールではおなじみの山々を上り、最後はスキーリゾートのシュペルバニエールへと上っていく。登坂距離12.4km、平均勾配7.3%の上りは、1986年大会でグレッグ・レモンがベルナール・イノーに勝ち、そのままマイヨ・ジョーヌへと突き進んだときと同じルート。今年も総合争いの形勢がはっきりするか。

7月20日 第15ステージ ミュレ~カルカッソンヌ 169.3km・獲得標高2400m 丘陵

第2週最終日はピレネーを離れ、南仏を東進。中盤から後半にかけての丘越えののち、カルカッソンヌの街へと到達する。ピレネー3連戦を終えて、この日は逃げがチャレンジする日となるか。

7月21日 休息日

7月22日 第16ステージ モンペリエ~モン・ヴァントゥ 171.5km・獲得標高2950m 山岳

山岳比重が高まる第3週。まずは休息日明け、モン・ヴァントゥを上る。スタートから133.7km地点までは平坦。そこから少しずつ上り基調へと変わっていって、迎えるモン・ヴァントゥは登坂距離15.7km、平均勾配は8.8%。数々の激闘が生まれた上りだが、山頂フィニッシュに採用されるのは12年ぶり。2016年大会でも頂上を目指す予定だったが、強風により6km手前にフィニッシュ地が変更。これにより、ファンが山頂付近から押し寄せ、クリストファー・フルームらが先導バイクに追突するトラブルが発生している。

7月23日 第17ステージ ボレーヌ~ヴァランス 160.4km・獲得標高1650m 平坦

この大会で7回目となる平坦ステージ。アルプスを前にスプリンターたちがステージ優勝争いを繰り広げるか。状況によっては、逃げた選手たちを容認し、集団は静かに1日を終えることも想定される。総合系ライダーにとっては安全に終えたいステージ。

7月24日 第18ステージ ヴィフ~クールシュヴェル コル・ド・ラ・ロズ 171.5km・獲得標高5450m 山岳

登場するカテゴリー山岳はすべて超級。レース全編でグラノン峠(登坂距離21.7km、平均勾配5.1%)を上り、中盤ではマドレーヌ峠(19.2km、7.9%)へ。標高2000mから一気に424mまで駆け下りたのち、少しばかりの平坦区間を抜けて向かうはコル・ド・ラ・ロズ。2年前に上ったときには、タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ・XRG)が大きく遅れ、ヨナス・ヴィンゲゴー(チーム ヴィスマ・リースアバイク)とのマイヨ・ジョーヌ争いに敗れている。登坂に要する26.2kmは山頂フィニッシュまでの距離としてはツール史上最長。獲得標高5450mもツール新記録で、標高2304mのフィニッシュラインへ一番に到達した選手にはアンリ・デグランジュ賞が贈られる

7月25日 第19ステージ アルベールヴィル~ラ・プラーニュ 129.9km・獲得標高4550m 山岳

短いレース距離に5つの上りが詰め込まれる。スタート直後から上り基調で、ここまでのステージで消耗している選手にとっては正念場となりそうだ。マイヨ・ジョーヌ争いに関しては、最終登坂の超級山岳ラ・プラーニュがクライマックスとなる。登坂距離19.1km、平均勾配は7.2%。フィニッシュ地点の標高は2052m。これで本格的な山岳ステージは最後となり、このステージを終えた時点でマイヨ・ジョーヌに袖を通した選手が2025年大会の個人総合優勝に事実上決まる。

7月26日 第20ステージ ナンテュア~ポンタルリエ 184.2km・獲得標高2900m 丘陵

アルプスでの戦いを終えたプロトンは、パリを目指すべく北上を開始。スイスとの国境に位置するレマン湖の近くをスタートし、ジュラ山脈の麓を走る。4つのカテゴリー山岳がアクセントだが、ここでスプリンターが粘れるようだとフィニッシュでチャンスが訪れる。ただ、大方の予想は逃げ。パリ帰還を前にイージーに終えたい選手たちが集団統率を図るだろうか。

7月27日 第21ステージ マント=ラ=ヴィル~パリ・シャンゼリゼ 132.3km・獲得標高1100m 平坦

ツール・ド・フランスは2年ぶりにパリ・シャンゼリゼへと帰還する。シャンゼリゼがツールで採用されて50年目となる節目の大会でもある。平坦にカテゴライズされるコースだが、今回からモンマントルの丘越えが組み込まれることとなり、これまでの「パレードからのシャンゼリゼ」の趣きは一変するか。シャンゼリゼへと戻り、フィニッシュラインを通過した瞬間に、第112回大会の王者が正式に決定。夕日が沈むのを見ながら、凱旋門をバックにマイヨ・ジョーヌが戴冠される。

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