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LOOK(ルック)・795ブレードRS|ニューモデルインプレッション

注目の最新モデルを徹底インプレッション! エアロロード、795 BLADE RS(795ブレードRS)を発表したルック。シートブリッジのない3Sデザインが注目された。今回はその795ブレードRSに台北サイクルで試乗。その最速インプレッションをお届けする。

ニューモデルインプレッション
一覧はこちらから

ルックのエアロロード、795ブレードRSが
より扱いやすくなって登場!

795ブレードRSは高いエアロ性能と快適性を備えたエアロロードだ。
昨年デビューした785ヒュエズは、従来のルック独自の規格を見直し、パーツの汎用性を高めつつもルックらしい軽量バイクとして登場したが、今回の7 95ブレードRSでは同じくパーツの汎用性を持たせつつも、ステムは独自のシステムを打ち出すなど、ルックらしい一台となっている。
さらにエアロ性能はどうか? 時速45kmのときにバイク単体でのドラッグフォースを比較すると、従来の795RSが124Wなのに対し、795ブレードRSは122W、795ブレードRSディスクで124Wほどになる。さらに785RSでは139Wという結果になっており、高いエアロ性能を維持している。
昨今のエアロロードでは、フレームの形状変更で空気抵抗を減らすためにできる対策はかなり限られている。多くはハンドルまわり、そしてワイヤーの処理をどうするかが最大の課題となっている。ルックでは今回、フォークコラムの断面を円形ではなく、角を丸くした長方形を使い、その形に合わせた専用のADSステムを用意した。こうすることでフォークコラムの横にスペースをつくり、シフトワイヤーをヘッドチューブから内蔵できるようにしている。
さらにシートポストはヤグラを組み替えることで4つのポジションを可能にし、ロードとタイムトライアル両方で使えるバイクになっている。また、シートステーのブリッジを廃した3Sデザインにすることで垂直方向に変形しやすくし、路面追従性と快適性を高めている。

TTバイクとしても使えるハンドルとシートポスト

フォークコラムとステムが専用設計となる。ADSステムは80mmから130mmまで6種類。スペーサーは中心が構造体で、まわりにワイヤーを通す空間がある。

空気抵抗を低減するルックオリジナルのADH2エアロハンドルが取り付けられる。ただし、ステムのハンドルクランプ部分は丸いため、ハンドルは好みで変えることができる。

ポジションを大きく変えられるルックオリジナルエアロポスト2。上・ヤグラを後ろにした状態(仮想71.8°) 下・ヤグラを前にした状態(仮想78.4°)。

3S(スムーズスヴォードシートステー)デザインにより独立したブレーキ台座。

ルック
795ブレードRS

41万円(フレームセット/税抜)

■サイズ:XS/S/M/L/XL

795ブレードRSのテクノロジー

ここでは795ブレードRSに使われている、エアロ、サイズに合わせた剛性コントロール、そしてシートブリッジを廃したことによる路面追従性に関するデータをみていこう。

先進的なエアロダイナミクス

ルックは自転車メーカーとしてはいち早くCFD解析を導入した。795ブレードRSは795RSと同等のエアロ性能を実現している。この図ではバイクに人物が乗った際にかかる圧力の分布を示している。

サイズに合わせた剛性コントロール

XSからXLまでの5サイズを展開している。リア三角、ヘッド、BB、そしてフォークの前方向、垂直方向それぞれのサイズで、剛性/重量比をコントロールし、各サイズで最適化している。

ブリッジを廃し快適性と剛性をバランス

リア三角の形状をストレートとアーチ型、そしてブリッジの有無を組み合わせて応力解析したところ、垂直方向の後輪軸の動きを比較。アーチをつけてブリッジをなくすことで従来モデルより23%衝撃吸収性に優れ、路面追従性が高まる。

ルック・795ブレードRSのジオメトリー

Stack
(mm)
Reach
(mm)
I
(mm)
J
(mm)
A
(mm)
B
(mm)
C
(mm)
D
(mm)
F
(mm)
G
(mm)
K
(mm)
L
(mm)
HAV Stand
over
XS 505 367 71.8 75.8 445 494.1 567.7 59.2 50 405 111.9 368 65 745
S 529 377 71.8 75.8 510.1 585.5 59.2 50 405 137.1 368 137.1 65 668
M 553 386 73 75.8 494.4 526.2 584.3 59 43 405 155.7 368 65 793
L 578 396 73 75.8 519.2 545 601.5 59 43 405 180.8 368 65 818
XL 601 406 73 75.8 544 558.3 618.8 59 43 405 205.9 368 65 841

 

剛性と快適性を両立した新基軸エアロロード

副編・山口がインプレッション

ディスクブレーキロードだけではなく、リムブレーキモデルにも同じだけ力を入れていることが感じられるルック。785RSディスクをこの夏発表したが、あくまでもリムブレーキの市場も無視していない。この795ブレードRSもリムブレーキとディスクブレーキの両方を試乗したが、ディスクブレーキモデルのほうが、フォークまわりの剛性の高さが感じられた。フレームの剛性は十分に確保しながらも、路面からの突き上げをコントロールし、トラクションを維持しやすい。とくにスプリントのような力をかけたときにバイクの跳ねが少なく、バイクの扱いやすさが感じられた。
重心は低めで安定化がある。このためダンシングするときには腕の力を利用して、より力強く左右にバイクを振ると前に進んでいく。ヘッドまわりの剛性が高く、コーナリングではハンドルが切れ込みやすく、機敏な動きを可能にしている。まさにバランスのよいレーシングバイクだ。

インプレッションライダー
山口博久

35歳からロードレースに復帰し、Jプロツアーで走った経験をもつ編集者。シクロクロスではC1カテゴリーで走るレース好きなホビーライダー。ただし、パワーが低く、スプリントを苦手とする。

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副編・山口のその他の記事は
こちらから

問:ユーロスポーツインテグレーション www.eurosports.co.jp

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PROFILE

山口

Bicycle Club / 編集長

山口

バイシクルクラブ編集長。かつてはマウンテンサイクリングin乗鞍で入賞。ロード、シクロクロスで日本選手権出場経験をもつ。47歳を迎えた現在ではレースだけではなく、サイクリングを楽しむためために必要な走行環境やサイクルツーリズムなどの環境整備などにも取り組んでいる。

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