BRAND

  • FUNQ
  • ランドネ
  • PEAKS
  • フィールドライフ
  • SALT WORLD
  • EVEN
  • Bicycle Club
  • RUNNING style
  • FUNQ NALU
  • BLADES(ブレード)
  • flick!
  • じゆけんTV
  • buono
  • eBikeLife
  • Kyoto in Tokyo

STORE

MEMBER

  • EVEN BOX
  • PEAKS BOX
  • Mt.ランドネ

CANYON(キャニオン)・アルティメットCF SL 7.0|ニューモデルインプレッション

注目の最新モデルを徹底インプレッション! 今回は、アレハンドロ・バルベルデが世界選手権を制したバイク、アルティメットCF SLXの弟分として展開される、CANYON・ULTIMATE CF SL 7.0(キャニオン・アルティメットCF SL 7.0)を管洋介がテスト。

ニューモデルインプレッション
一覧はこちらから

世界選優勝バイクと同じフレーム形状を採用した
アルティメットCF SL 7.0

キャニオンのアルティメットシリーズといえば、軽量オールラウンダーとして、レースでの勝利を目指したモデルだ。アレハンドロ・バルベルデがアルティメットCF SLXを駆り世界選手権を制したのは記憶に新しい。その世界王者のバイクの弟分として展開されるアルティメットCF SLが待望のモデルチェンジを果たした。
SLはSLXと同じフレーム形状を採用。カーボン素材の変更によってコストダウンを実現しており、150gほど重量が増している。しかし、そのほかの要素は同等のレベルに設計されているという。優れたハンドリングや加速性能を生み出す剛性が確保され、快適性にも優れている。
現在のアルティメットシリーズは4代めで、かつての初代と2代めは重量剛性比を重視して開発され、3代めで快適性を盛り込んで進化。さらに4代めはエアロダイナミクスにも着目して、完全なるオールラウンダーに昇華された。SLについてもこの流れが受け継がれ、単なるミドルグレードとは一線を画す。
信頼の105コンポをフルアッセンブルし、キャニオン製のステムやハンドルで固められている。カラーはステルスのほか、チームレプリカのカチューシャレッドをラインナップ。プロライダーの使用機材に憧れるユーザーの心をつかんで離さないバイクに仕上げられている。

ハイエンドモデルのアルティメットSLXと同形状のフレームで、エンド部分もフルカーボンとした。

コストダウンされがちなブレーキも105を採用し、制動力への信頼性も高い。

快適性と横剛性を両立したステー形状、VCLSモジュールに加えて、振動と衝撃を最大で50%軽減するVCLSシートポストを採用。

プレスフィットBBの剛性を生かすため、シートチューブを扇型に成型して初期のパワー伝達性を高めた。

キャニオン
アルティメットCF SL 7.0

17万9000円(完成車/税・送料別)
■フレーム:カーボン ■フォーク:ワンワンフォーSLX F35 ■コンポーネント:シマノ・105 ■ハンドル:キャニオン・H17エルゴAL ■ステム:キャニオン・V13 AL ■シートポスト:キャニオン・SP43 VCLS ■サドル:フィジーク・アンタレスR7 ■ホイール:マヴィック・アクシウムCL ■タイヤ:コンチネンタル・グランプリSL ■サイズ:2XS、XS、S、M、L、XL、2XL ■カラー:カチューシャレッド、ステルス ■試乗車重量:7.6kg(S)

ハイエンドに匹敵する性能をもつオールラウンドレーサー

管洋介がインプレッション

BBやダウンチューブによるトルクのつかみが明確なうえに、トントンとテンポよく踏み抜けていくウイップを生かしたペダリングのバイクだ。その軽快さによって疲れにくく非常に乗り心地がいい。それでいてパワーを逃がさない剛性と、直進安定性をもつキャラクターは、ミドルクラスのバイクではピカイチのバランスをもっているといえる。
抜群に高剛性なヘッドまわりは、ダンシングやコーナリング、下りのライン取りにおいてもバイクの挙動に安定感をもたらしてくれる。下ハンドルを持ってスプリントする際にもまったく不安がなく、まさにレーシングテイストだ。コーナーの立ち上がりなど中速域へ展開していくのも、硬すぎずウイップのコシの反応がしっかりとしているので楽しくなる。このバイク全体にいえることだが、20万円を切る価格設定とは思えないほど、ペダリングフィールから操作性、乗り心地まで、ハイエンドモデルに匹敵する印象だ。「フレームで異なるのは150gの重量のみ」というキャニオンのコメントは納得できるものだ。その重量差があっても完成車で7.6kgと十分軽く仕上げられているのも好印象。
チームカラーによってテンションが上がり、仲間とのライドでも思わず先頭をリードしてしまうだろう。オールラウンドなテイストだが、テクニカルなクリテリウムや、短いアップダウンで展開する群馬サーキットなどが、このバイクの本領を発揮するシーンだといえる。

インプレッションライダー
管洋介

競技歴21年のベテランライダーで自身のチーム、アヴェントゥーラサイクリングの代表も務める。長年の経験を生かした的確なインプレッションが持ち味。身長168cm。
ニューモデルインプレッション
一覧はこちらから

管洋介のその他の記事は
こちらから

問:キャニオン www.canyon.com/ja

SHARE

PROFILE

管洋介

Bicycle Club / 輪界屈指のナイスガイ

管洋介

アジア、アフリカ、スペインなど多くのレースを走ってきたベテランレーサー。アヴェントゥーラサイクリングの選手兼監督を務める傍ら、インプレやカメラマン、スクールコーチなどもこなす。

管洋介の記事一覧

アジア、アフリカ、スペインなど多くのレースを走ってきたベテランレーサー。アヴェントゥーラサイクリングの選手兼監督を務める傍ら、インプレやカメラマン、スクールコーチなどもこなす。

管洋介の記事一覧

No more pages to load