ロードバイクのサドル高さ合ってますか?痛くならない正しいセッティング術
管洋介
- 2019年01月25日
ニュートラルポジションを設定しよう
高すぎても低すぎてもしっくりこないのがサドル高。前傾の深いロードバイクは、サドル高が走りのフィーリングを大きく変えてしまう。基本となるニュートラルポジションをとるためのサドル高は、ペダル位置6時の位置(下死点)で「ヒザが軽く曲がる高さ」が理想だ。ここでは3ステップで、誰でも簡単にサドル高を設定できる手順を紹介する。ポイントとなるのは、
①骨でサドルをとらえる
②サドルの高さを仮決めする
③クランクが3時の位置でヒザの皿の裏がペダル軸の真上に位置する
の3点だ。まずはこの3点を順番に確認し、サドル高を設定してみよう。
サドルに座る位置を決める
ロードバイクの固いサドルはお尻が痛くなる……こんなビギナーの悩みは、座骨で座面にどっしりと座る「ママチャリ座り」が要因だ。恥骨を中心にサドル位置を決め、座骨とほどよいバランスで座ることで快適なポジションとなる。まずは足を後輪方向に投げ出し、スーパーマンスタイルで恥骨とサドルの接点をとらえてみよう。
スーパーマンスタイルでサドル上の恥骨位置を探る
足を前に投げ出してハンドルを押すと「ママチャリ座り(座骨乗り)」に。これに合わせたサドル高だとハンドリングも不安定に。
サドルの高さを出す
恥骨でサドルをとらえた感覚を維持したままクランクを6時の位置にし、土踏まずでヒザが伸びきる高さに設定する。多くの場合、これでれちょうどいい位置で踏める高さになる。そのまま数回転ペダリングを行ってみる。腰が左右にゆれるようなら、スムーズにペダルを回せる高さにサドルを微調整する。
クランクを真下にして土踏まずでヒザが伸びる高さ
適正なサドル高の目安は、クランクを真下(6時の位置)にし、土踏まずで踏んだときにヒザが伸びきる高さ。この状態で母指球の少し後ろでペダルを踏み、ペダリングしよう。
出典
- BRAND :
- Bicycle Club
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