ロングライドで未然に「身体の痛み」を防ぐテク(下半身編)【ロードバイクの乗り方】
FUNQ
- 2019年02月16日
痛みをガマンして走った結果、
ライドをあきらめるほどの痛みを誘発してしまった経験はないだろうか。
ここでは事前に気をつければ未然に防げる、下半身の痛みの対処法を紹介しよう。
【ヒザ】ハンドルを両手で細かく引いて走る
両手のブラケットを細かく同時に引くようにして走ると、まっすぐ脚を踏み落とせる。
こうすればヒザが痛みにくい。またハンドルを左右に引いてペダリングするクセがあるライダーは、踏み込みが強すぎるのでよくない。
【股・尻】こまめにダンシングをする
平坦路でもサドルに座りっぱなしのポジションは、股に圧迫感を与え続けてしまう。
筋肉のストレスを解放し、血流を促すイメージで、ときどきダンシングを加えるとリフレッシュできる。
\ こんな人は要注意 /
内モモを内側に入れて走る
脚を高く上げたい一心で、ヒザを内に入れるクセがあるライダーも少なくない。内から外へ踏み出す動作の連続は、ヒザの外側に負担が大きく炎症を起こしやすい。また踏みすぎると痛くなる
どっかり座って走る
サドルの座面にどっかりと乗って、ペダリングするライダーに多いのが臀部の痛み。ハンドルを押し気味とする傾向なので、腹筋に力を入れてブラケットをお腹に向かってスライドするように引いて乗ると痛みが緩和される
COLUMN
痛みを予防するアイテムたち
最初は動くクリートで
遊びの少ない固定タイプのクリートを使った場合、かえってストレスを逃がそうとヒザを動かすクセがつきやすいことも。フォームやペダリングが確立するまでは、足を動かせるクリートやペダルを使ったほうがいい
サドルを見直す
サドルにはバリエーションがある。形状、パッドの厚み、表皮のグリップは恥骨幅・座骨幅・骨盤の形状により選べる。快適なサドルの傾向は乗り手によって異なる。テストサドルを試してみたい
パッドにシャーミークリームを塗る
パッドの縫い目や立体形状の端は肌にくいこみ、とくに恥骨付近はこすれやすい。シャーミークリームを使うと、肌との摩擦を軽減できる。すりこんで使おう。モーガンブルー・シャモアクリーム 180円(10㎖/税込) 問:ヴィットリアジャパン www.vittoriajapan.co.jp
Teacher
管洋介
AVENTURA CYCLING 代表
国内外で50ステージレースを経験してきた競技歴22年のベテランロード選手。バイシクルクラブではインプレッションやモデルのほか、ライディングアドバイスや連載も執筆。2017年よりアベントゥーラサイクリングを立ち上げ、自転車スクール講師としてイベントやコミュニティでのテクニカルコーチも務める。また、プロフォトグラファーとしても活躍する。
(出典:『大人のロードバイク教科書』)
- BRAND :
- Bicycle Club
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