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幼稚園児が即、自転車に慣れる!「デンマーク式・自転車ゲーム」

最初に自転車に乗れるようになった瞬間を憶えているだろうか。
いつだった? 何歳のとき? どんな気持ちになった?
あー、この子たちは、そういう思いで、まさに今、サドルに跨っているのかもしれないなぁ。
と、そう思わせたのが「デンマーク式・自転車ゲーム」だった。

TEXT&PHOTO:疋田 智

年中組の園児たち15人が“遊びながら学ぶ”

場所は東京・杉並区の私立大宮幼稚園の広い園庭(東京23区の幼稚園としてはもう例外的に広い!)。そこに集まった年中組の園児た15人がトライした。
これは「遊びながら学ぶ」が基本コンセプトの自転車教育メソッドで、ワイズロードの元社長、馬場誠さんと、自転車交通安全プログラムの専門家である藤本典昭さんが、デンマーク大使館の後援のもとに開いた。

目的は、園児に「安全に自転車に慣れてもらう」こと。なに、楽しそうな園児たちを見ていれば、すぐにその趣旨が分かる。

子どもたち(4、5歳)は、キックバイクに跨り、たとえばシャボン玉を追いかけてフィールドを走り回る。子どもだから、すぐにきゃあきゃあ歓声を上げながらシャボン玉に夢中になる。
慣れてきたら、今度は「シャボン玉をハエたたきで叩く」ことに、ミッションが変わる。キックバイクに跨がったまま。

それが終わると今度は先生たちがタンバリンやカスタネットを持って円形になり、園児たちを待ち構える。子どもたちは、それを順に叩いていく。さらには先生たちが大きな布を振って、それが波。バランスボールを転がして、それが障害物。それらを子どもたちはよけながら走っていくわけだ。

すべてはキックバイクに跨ったまま。よく見ると、だんだんゲームの難易度が上がっていくのが分かる。タンバリンを叩くには、ハンドルから片手を離さなくてはならないし、大波をよけるには、スピードを調整しなくてはならないし、ハンドルを適切に操作しなくてはならない。

ときどき転ぶ子どももいる。
ただ「園庭で」「キックバイクで」「幼稚園児が」転ぶ分には、ほぼ何ともないね。泣くには泣くかもしれないけれど、スピードも高さもないから、ダメージは極小。

“二輪というもの”の性質を、身体が学んでいく

そうこうしながら園児たちは次第に自転車に慣れていく。ゲームに夢中になりながら、自然に「二輪というもの」の性質を、身体が学んでいく。

終盤になると、おそらく自転車に乗ることはもうむずかしくはない。すぐだ。そして安全に自転車に乗れるようになったら、次は交通ルールを学んでいくわけだ。

本日すべてのミッションが終わったとき、園児たちは「もう終わりー?」「まだやりたーい!」と口々に言った。

馬場さんによると、この試み、デンマークではメジャーなプログラムで「自転車の思い出」がここからスタートする人は多いのだという。今後、大阪や静岡の団体とともに全国に広めていく予定。

いいね、こうして早い時期に自転車が「良きもの」として刷り込まれる。そして、それが安全に結びついていく。デンマークが世界に冠たる自転車王国になった理由のひとつはこんなところにもある。

「自転車活用推進研究会」のホームページにある次リンクがゲームの紹介やマニュアル。「ダウンロード」の最後が実際のマニュアルになっている>
https://www.cyclists.jp/archive/20190208Cykellege.html

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