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自転車の寿命はあなたのお手入れ次第! 長くキレイに使うためには?

自転車の汚れや傷、そのままにしてない?

自転車に乗ると避けられないのは、汚れや傷がついてしまうこと。仕方がないと思いがちだけど、人が毎日シャワーを浴びるのと同じように、自転車だってキレイでいたい! いや、それよりも、汚れや傷は見ためによくないという理由だけでなく、ほうっておくと自転車の寿命にも関わってしまう可能性がある。

そこで、愛車を長くキレイに使うための日ごろのお手入れ方法について、ロードバイク専門店のスタッフにうかがった。ここに紹介するのはそのほんの一部だが、ロードバイクに限らず普段使いの自転車にもあてはまることなので、ぜひ試してみてほしい。

走ったあとは必ず行おう! フレームの汚れ落とし

自転車に乗った後はフレームを拭く。単純なことだけど、これがついつい忘れてしまいがち。日常的に行っていると、あとから大がかりな掃除が必要なくなるし、自転車に不具合がないかどうかを常時チェックすることもできる。まずは、「自転車に乗ったらフレームを拭く」を習慣にしていこう。

BC_migaki_02_goods 【自転車のフレーム磨きに必要なもの】
A)マイクロファイバー素材のウエス(油や汚れを拭き取るための布)
汚れを落とす力が強く、拭きムラや拭き残しの少ないマイクロファイバーのウエスを用意しよう。手頃な価格で購入できるものなので、ぜひ常備しておいほしい。

B)スタンド(ロードバイクの場合)
自転車をひっくり返して作業をすることもできるが、ひんぱんに行う作業になるので、スタンドを持っておくと便利。

C)D) 汚れ落としとツヤ出し、保護が同時にできる万能クリーナー
クリーニングとツヤ出しが同時に行えるケミカルがオススメ。ワックスタイプ、コーティングタイプなど、好みや用途によって選ぼう。これがあると作業がぐっとラクになる!

フレームの汚れ落としは、これでバッチリ!

BC_migaki_03_houhou_4cut 1)まず、外せるパーツを外す。ロードバイクの場合、ボトルケージ付近にはドリンクや汗の汚れがたまっているので、パーツを外すと作業もしやすくなる。

2)次に、水をしぼったウエスにクリーナーを吹き付けて染み込ませ、フレームを拭いていく。この時、高いところから低いところへ向けて拭いていくことがポイント。

3)ブレーキやフォークまわりはタイヤを外すと作業がラクになる。隙間はウエスを両手で持って横にスライドさせて拭こう。

4)オイルで汚れやすいチェーンステーは、手の届きにくい場所だが、汚れが蓄積しやすいところなので丁寧に拭き上げよう。

BC_migaki_04 5)フレームといっしょにシフトワイヤーのオイルを拭き取ってしまった! そんな時は、浸透潤滑剤を注油すれば大丈夫。最後に、使い終わったウエスは必ず洗っておこう。

傷汚れが気になったらフレームを磨いてみよう!

ぶつけたりひっかいてしまったりしたことによる傷は、フレーム表面の汚れ落としだけでは落ちない。この傷を目立たないようにしたいなら「磨き」も行おう。

BC_migaki_05 クルマや自転車用に売られているコンパウンド(研磨剤)を、傷の表面になじませるようにこすることで、傷を磨くことができる。※上の写真のように指で直接塗ると指紋が消えてしまうのでウエスを必ず使おう。

また、コンパウンドは粒子の粗いものから、超微粒子といわれる小さなものまで種類があるが、自転車の傷には中細目からの細目で十分といえそうだ。

ただ、コンパウンドは単なる汚れ落としではなく、研磨粒子で傷の表面を削ることで汚れもいっしょに落としている。塗装面も薄くなっていくので、使いすぎには注意しよう。

カーボンの傷の深さは、見ためだけではわからない!

BC_migaki_06 今回取材したロードバイク専門店の店長・荒木さんから、さらなるアドバイスをいただいた。「フレームのお手入れをするにあたっては、まずはフレームについてしまった汚れや傷の程度を考える必要があります。カーボンの場合はとくに注意が必要で、加わった衝撃によって見ためにはわからない破損がフレームのなかで起きているかもしれません。

うっかりつけてしまったひっかき傷等の場合は、自分で対処できるかもしれませんが、落車など大きな衝撃でフレームに傷がついてしまった場合、その傷が表面的なものなのか、そうでないのか見極めるのは難しいでしょう。その場合、小さな傷であってもまずはプロに相談して、大きな修理が必要かどうか見てもらうことをオススメします」。

●インフィニティー 店長 荒木健二さん(写真左)
ウインタースポーツ機材の開発で培ったノウハウを生かし、カーボンフレームの修理も手がける。お店に持ち込まれるフレームとお客さん一人ひとりに的確なアドバイスをする。

●高堰竜馬さん(写真右)
インフィニティーのスタッフとして邁進し続ける6年めの高堰さん。今回の取材では荒木店長が笑顔で見守るなか、フレーム磨きについてていねいに指導してくれた。

【DATA】
●ロードバイク専門ショップ インフィニティー(http://infinity-jp.com
住所:兵庫県高砂市梅井4-6-13
電話:079-449-0101
営業時間:10:00~19:00
定休日:月曜

汚れや傷があるからお手入れをするのではなく、汚れや傷がついていないかチェックすることが重要。それが、長くキレイに、そして安全に自転車に乗り続ける秘訣のようだ。

このほか本誌では「塗装のはがれを直してみよう タッチアップをDIY!」など、さらなるフレーム磨きを徹底ガイド。こちらもぜひ参考にして欲しい。

(出典:『BiCYCLE CLUB 2017年4月号 No.384 [付録あり]』)

(Y)

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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