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自転車でアメリカを横断! タブチンが語る85日&7500㎞の旅

壮大な自転車旅行。それは若きサイクリストが抱く夢のひとつ。昔に比べ、あらゆる面で海外に行きやすくなったとはいえ、現場に飛び込む勇気をもつことはいつだって難しいもの。

7月某日、「自転車によるアメリカ大陸横断(85日間&走行距離7500㎞)」というチャレンジを達成し、帰国した田淵君幸さん(通称「タブチン」)のトークイベントが、東京都のクロスコーヒーにて行われた。

タブチンアメリカ横断トークイベント supported by cannondale

 

「タブチン」こと田淵君幸さん

田淵君幸さん。昨年末に「失うものは何もない」と一念発起し、アメリカへ!

漫画「弱虫ペダル」を読んだことをきっかけに自転車と出会ったタブチン。大学時代は旅やブルベ、レースに専念。一度は会社に勤めるも、もう一度人生を考え直し、自転車によるアメリカ旅行を決意!「世の中にはもっと楽しいことがあるはず」という思いを胸に日本を出発した。

多くの援助を自ら選んでつかみ取る!

実際にアメリカ横断に使用したキャノンデール・トップストーン(アルミモデル)

旅のおおまかなルートはアメリカを西から東へ横断。サンフランシスコ~ボストンがメインとなる。旅のスポンサーを求め、自ら30社以上に売り込み、面接には即参上するなどし、結果複数社に合格。そのうちのメインとなったのがキャノンデールだ。ハードな超ロングトリップに最適なグラベルロード、トップストーン(アルミモデル)を相棒に、いざアメリカへ!

しかしタブチンの旅はのっけから問題が発生。なにしろ「アメリカのルール」がまったくわからない! 到着したサンフランシスコ空港では「不自然なほどの長期旅行申請」に別室行きとなり、取り調べを受けることに。つたない英語でなんとか伝えるも「ほんとうに自転車でいくのか?お前はバカだな!」と言われた。

これが「自転車バカ」の笑顔だ!

アメリカ横断はまさに珍道中。チューブは穴だらけに!

延々と続くダート道に限界を感じることもあったタブチン

ここでは書ききれないほど多くのエピソードを語ってくれたタブチン。初体験の野宿の恐怖や、メインとなるルート66があまりにも何もなく、じつは危険だったこと、次の街へは100㎞ダートの道もあったことなどなど……。アメリカというスケールの大きさに、ひたすら驚かされる出来事が満載。ときには1日に8回以上もパンクする日もあり、体力・精神的に参ってしまうこともあったという。そんなななかでも一番のお気に入りスポットは、かの有名なグランドキャニオン。「テレビやネットで見るのと自分の目で見るのは違う」、「世の中の50%のことはインターネットで調べられる。残りの50%は自分の目で見に行こう」との思いを抱くほど感動したという。

出会いは200以上。友人、ミュージシャン、ホームレスとも!

人を味方につける力。出会いとコミュニケーションの大切さを学んだ

「道中ではほんとうに多くの出会いがあり、それに助けられた」と語るタブチン。偶然いっしょに旅することになったミュージシャン。わざわざメキシコから来てくれた友人。元全日本TTチャンピオンの中村龍太郎さん(イナーメ信濃山形)。訪問先のキャノンデール社、スラム社、レイク社の社員。「今日この家に泊めてください」を快諾した家主。やたらテンションの高いホームレス……。数えきれないほどのやさしさに触れたという。タブチンの明るいキャラクターと、旅するにつれ得た自信が存分に発揮されたカタチだ。

 

タブチンにとって旅とは?失敗とは?

旅で得られたもの、感じたことを自分の言葉で伝えるタブチン

ほかにも、漫画「宇宙兄弟」を見ていきたかったヒューストンに立ち寄ったり、ユーチューブでタブチンを知っていた人と偶然遭遇したり、ニューヨークでクリテリウムに出場し優勝したりと、とにかく波乱万丈で刺激的な日々を過ごしたタブチン。この旅を通して「自分にとっての旅」とは、「正直な自分と向き合える時間」だと感じたという。また、「失敗はそのままだと失敗のまま。でもその過去を振り返って話せる、伝えられる、笑えるようになったら失敗でなくなる。未来はどうなるかはわからないけど、過去は変えられるんです」とも語った。

 

みんな、もっと「挑戦」しよう!

トークショー参加者と記念撮影。新しいチームを立ち上げる企画も進行中

とにかく熱く情熱的に語り、しかし参加者の質問にきちんと答えながら時間通りにイベントを進行したタブチン。まだ若いのに、その企画力や行動力には驚かされるばかりだ。イベントの最後には新チーム立ち上げを発表するなど、「みんな、もっと挑戦しようぜ」という思いがたっぷり詰まったトークショーとなった。

タブチン(左)と会場に飾られたトップストーン(カーボンバージョン)。スポンサー会社のキャノンデール・ジャパン山本和弘さん(右)

 

タブチンの旅の様子はユーチューブでも公開されているので、興味がわいた人はぜひチェックしてみよう!

 

タブチンch
https://www.youtube.com/channel/UCXxJAcxZ8jx252UIcBztcxA

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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