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MTB世界選手権でシュルターが8度目のタイトル獲得! DHブルーニも3連覇

8月28日から9月1日まで、カナダのモンサンタンで、マウンテンバイク世界選手権が開催された。

1998年、2010年に続き3度目の世界選手権開催となったこの地は、昨今のワールドカップ開催地の中でも「クラシックな」コースレイアウトとともに、ライダーにもバイクにも負担の大きな難コースとして知られている。
オリンピックを控え、各国とも代表枠の獲得を目ざし、クロスカントリーへの注力が目立つ今大会だが、もう1つのトピックがEーMTBレースの開催。
直前にモーターサイクルのMXGP主催者が、Eバイク”ワールドカップ”を実施したこともあり、今後のEバイクレースがどうなっていくか注目された。

大会初日に行なわれたレースには、クリストフ・サウザー(SUI)、ジュリアン・アブサロン(FRA)といったXCのビッグネームに加え、ケンタ・ギャラガー(GBR)ら現役DHライダーを含む46名が参戦。テクニカルなコースを誰よりも早く走りきったのは’18 XCO U23チャンピオンのアラン・へザリー(RSA)。

「全く楽なレースじゃなかった。XCとDH両方の魅力を持ったスポーツとして世界に広がるのは間違いないね」とヘザリー

今回のモンサンタンは時折強い雨が降るなど、天候が安定せずDHだけでなくXCライダーもセッティングにひと苦労したようだが、翌日のジュニアXCOでは、小林あか里がトップと同一周回の16位となり、WCCトレーニングによる成果を発揮した。

4月からUCIのトレーニングセンターに在籍。海外レースを経験してきた小林あか里が16位。次につながる好結果だ ©Yoshimi Magawa

土曜日のエリートXCO決勝。ウイメンは序盤ヨランダ・ネフ(SUI)とレベッカ・マッコーネル(AUS)がリード。追随していたケイト・コートニー(USA)が遅れるのと入れ替わるように、ポーリーン・フェラン・プレヴォ(FRA)が浮上。最終ラップでネフをかわすと、2015年以来のタイトルを獲得。

ケガと病気からカムバック。ワールドカップでも安定したレース運びで、上位につけてきたフェラン=プレヴォが2度目の戴冠

続くメンは、マチュー・ファン・デル・ポール(NED)が欠場。5連覇を狙うニノ・シュルター(SUI)に同郷のマティアス・フルキガー、ゲルハルド・ケルシュバウマー(ITA)らが、どう挑むかが注目されたが、レースは予想通りスタートからシュルターが逃げ、それをステファン・テンピエ(FRA)が追う展開。

5周目にテンピエがパンクで脱落すると、フルキガーとケルシュバウマー2位争いとなるが、最終ラップゴール目前でケルシュバウマーがパンク。シュルター、フルキガーのスイス勢がワンツーフィニッシュ。
最終日のDHは、早朝のトレーニングでブルック・マクドナルドが転倒、負傷。これをうけてコースの一部を改修して実施。

前回(2010年)はパンクに泣いたシュルターだが、今回は完璧なレース運びを見せて8度目の世界チャンピオンに輝いた
オープニングからレースを支配するシュルターに対し、2位争いは最後まで混迷を極めたが、ケルシュバウマーのパンクで決着

ウイメンは予選1位のミリアム・ニコル(FRA)が、決勝でも4分53秒226のタイムで優勝。

シーズン序盤の負傷から劇的なカムバックを遂げたニコルが初優勝。後半のセクターでタイムアップしたシーグレイヴが2位

メンはトロイ・ブロスナン(AUS)が、4分06秒125をマークしたものの、最終走者のロイク・ブルーニ(FRA)が0・581秒上回るタイムで3連覇を達成。

今大会の最高速72km/hをマークするなど総合力でライバルを上回り3連覇を決めた”スーパー”ブルーニ
デンマークとチェコのバトルで始まったチームリレーだが、ネフとシュルターの2枚看板でスイスが3連覇達成

 

チームリレーで第3走者をつとめた平林安里。抜群の加速力で17位まで順位をあげて松本一成につなげた

 

全日本選手権で優勝した竹之内悠が世界選にも挑戦。バイクが当日届くというアクシデントにも負けず26位でフィニッシュ
山本は16回目の世界選手権。スタート直後に前方で発生した落者の影響もあり、ペースを上げきれなかったが47位
手の負傷が癒えずベストコンディションとは言い難い状況の中、ハードなコースを攻略。52位となった九島勇気

 

2019年UCIマウンテンバイク世界選手権
日程:8月28日~9月1日
開催地:モン・サンタン(ケベック州カナダ)

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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