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ロードバイクのディスクブレーキ時代へ!サイクリストが知っておくべき基礎知識

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3大コンポブランドの実力を徹底比較

インプレッションライダー

鈴木祐一

現役時代はシクロクロスとMTBで活躍し、現在は自身のショップ、ライズライドを営む。MTBでディスクブレーキ黎明期を経験し、ロードのディスクブレーキも厳しく評価できるライダーだ。

主要コンポーネントブランドのディスクブレーキが出そろったいま、そのフラッグシップモデルの実力がいかほどかを徹底検証してみた。

シマノ・デュラエースR9170

テストバイク
STIレバーはディスクブレーキ&Di2のR9170、前後ディレイラーをDi2のR9150の仕様でインプレッションした。ホイールはディスクブレーキ専用チューブラーのWH-R9170-C60-TUだ。

SPEC
■キャリパー:対向2ピストン ■キャリパーマウント:フラットマウント ■ブレーキフルード:ミネラルオイル ■ローター径:140/160mm ■パッド材質:レジン、メタル(別売り)

レバー

リムブレーキ用のデュアルコントロールレバーとほぼ同じサイズ感を実現。リーチアジャストとパッドが当たるまでの引きしろのフリーストローク調整は無段階で調整可能だ。

ブレーキキャリパー

アルミ素材のコアにステンレスの制動面で挟んだアイステクノロジーフリーザローターを採用。内側の放熱フィンは80℃近くまで熱が上昇しているが、制動面の温度上昇はほとんどみられない。キャリパーはフラットマウントを採用する。

パッド

パッドには放熱のためのアルミフィンを装備する。キャリパーに付属するのはレジンパッド(L02A)だが、制動力と耐久性が高いメタルパッド(L04C)も別売りで用意され、使用条件や好みに応じて選択できる。

 

カンパニョーロ・H11

テストバイク
スーパーレコードEPSをアッセンブルした車両でテストを行った。ホイールはディスクブレーキ専用のボーラワンDB。クランクセットもスルーアクスルのチェーンラインに合わせたものだ。

SPEC
■キャリパー:対向2ピストン ■キャリパーマウント:フラットマウント ■ブレーキフルード:ミネラルオイル ■ローター径:160mm(フロント)、160/140mm(リア)■パッド材質:オーガニックレジン

レバー

油圧機構を内蔵するため上部が延長されているものの、これまでのエルゴパワーの操作感を維持した。パッドがコンタクトするまでのストロークは2段階、レバーのリーチは無段階で調整できる。

ブレーキキャリパー

ローターはセンター部をアルミ、エッジを面取りした制動面をスチールとした2ピース構造でセンターロック式を採用。キャリパーはフラットマウントのみとなる。ローター制動面は45℃まで熱が上がったが確実に放熱されており、余裕のある印象だ。

パッド

オーガニックレジンパッドを使用する。キャリパー内部にはマグネットを装備しパッドを保持するため、ブレーキリリースにスプリングを必要とせず操作性も高い。マグネットによりパッド交換の作業性にも優れている。

スラム・レッドEタップディスク

テストバイク
アルゴン18のガリウムプロディスクをテスト車両として、Eタップディスクをアッセンブル。ホイールはスラムの系列ブランドであるジップ・404ファイアークレストチューブラーディスクだ。

SPEC
■キャリパー:対向2ピストン ■キャリパーマウント:フラットマウント、ポストマウント ■ブレーキフルード:DOT ■ ローター径:140/160mm ■パッド材質:オーガニック

レバー

直感的に操作できる無線通信方式のEタップ用ディスクブレーキレバーは、人間工学から導き出された形状を採用。リーチとパッドコンタクトは、それぞれ無段階で調整できる。

ブレーキキャリパー

センター部をアルミ、制動面がスチールのセンターラインXローターは、6ボルト式とセンターロック式の両者をそろえる。キャリパーもフラットマウントのほかポストマウントも用意。表面積を広げるスリットがあり、ローター制動面の温度は45℃と放熱性も良好。

パッド

ロードバイク向けに設計された専用ブレーキパッドを採用。パッドはオーガニック素材でバックプレートにはステンレスを用いる。パッド交換は脱落防止ピンを外してから、固定ボルトを取り外すことで容易に行える。

制動力曲線の好みと変速システムが選択のポイント!

シマノとスラムはMTBでノウハウを蓄積してきたし、MTBパーツを現在製造していないカンパニョーロはマグラとの協力関係で開発しており、いずれも高い完成度だ。ポイントはロードバイク向けにどう味付けしているか?ということで、その違いは制動力の出し方に表れている。
いちばんリニアに効くのがカンパニョーロ。シマノは引き初めに強めの制動力で、そこから緩やかに効きが高まっていく。スラムは、効き初めがシマノより抑えられた印象。この違いは優劣ではなく、ライダーの好みや乗り方によって選ぶべきだろう。軽く引いただけで制動力が発揮されるシマノやスラムはすべてのライダーに安心感を与えてくれるし、カンパニョーロは、ブレーキを積極的に使ってコントロールしていきたいライダーに向いている。

今回のテストでは、シマノのみ140㎜ローターだったが、放熱フィンをローター内側に設けているから小径でも問題ないということだろう。ローターには放熱性のほかに、熱容量を大きくすることも求められ、カンパニョーロとスラムはそのバランスを考慮して160㎜という選択なのだと思う。

気になるレバー形状については、カンパニョーロはブラケット下側のスペースが広くて握りやすかった。また、変速システムの好みも大事。スラム・Eタップはワイヤレスなのと、コンポーネント全体での軽さも強みだ。ブレーキ性能には注目したいが、実際には総合的判断でコンポーネントを選びたい。

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PROFILE

トモヒロ

Bicycle Club / DIY系自転車ビルダー

トモヒロ

メッセンジャー⇒自転車屋⇒BiCYCLE CLUB編集部⇒ホビービルダーという、自転車についてだけ遠距離パワー型のFUNQディレクター。休日の楽しみは娘と自転車で散歩、文房具屋巡り。

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