【疋田智がニュース解説】第一次ナショナルサイクルルート発表 

国土交通省内にある自転車活用推進本部が「ナショナルサイクルルート」を発表した。これこそ「日本を代表するサイクリングロードだよん」というやつだ。それを政府が認定する。いわば国のお墨付き。自転車ツーキニストヒキタサトシさんがその発表の現場からお伝えする。

選ばれたのは、しまなみ海道(広島県・愛媛県)、ビワイチ(滋賀県)、つくば霞ヶ浦りんりんロード(茨城県)の3つということだが、ふむ、本四架橋の「しまなみ海道」は誰もが納得。琵琶湖一周の「ビワイチ」も、まあ納得だろうて。

だが、3つ目の枠は、接戦だった(と私は思う)。淡路島だって、富山湾だって、北海道だってあるぞ、と。

つくば霞ヶ浦が、そこからアタマひとつ抜けたのは、やはり首都圏に近いという地の利と、山も湖も街も海も全部あるという“何でも感”だったろう(ヒキタ推測)。あと東西のバランス。

発表セレモニーに現れた茨城県の大井川和彦知事は、喜色満面で「非常に光栄。もう茨城県が魅力度最下位などとは言わせない!」と意気込んでいた。実際4人の知事スピーチの中で一番迫力があったよ。

ナショナルサイクルルートは、平成29年施行の自転車活用推進法に基づく自転車ツーリズム推進策の一環で、今回が第一次になる。

要するに今後も各地に指定される可能性があるわけで、指定要件は、①ルート設定、②走行環境、③受入環境、④情報発信、⑤取組体制の5項目。だからして、今回の選定に漏れた全国自治体のサイクルルートにもまだまだ可能性はある。私など、出身地の「日南海岸きらめきライン」なんか、いいなぁと思ってるわけで、がんばれ、宮崎県。

 また、今回キャンペーンのロゴマークとして、応募作273点の中から、岡山県の落合翔平さんの作品が選出された。「和」の漢字がモチーフ。その中に自転車、ホイールの「輪」。サイクリング中に出会う、ヒトやモノやコトとのつながりを表現しているという。

第一次ナショナルサイクルルート

つくば霞ヶ浦りんりんロード(176km)

自:茨城県桜川市 JR 岩瀬駅
至:茨城県潮来市 水郷潮来バスターミナル

 

ビワイチ(193km)

自:滋賀県大津市 瀬田唐橋
至:滋賀県大津市 瀬田唐橋
(琵琶湖岸一周(反時計回りの一方通行))

 

しまなみ海道サイクリングロード(70km)

自:広島県尾道市 JR 尾道駅
至:愛媛県今治市 サンライズ糸

 

疋田智(ヒキタサトシ)

NPO 法人自転車活用推進研究会」理事にして、元祖自転車ツーキニスト。著書に「新・自転車“道交法” BOOK」(疋田智・小林成基共著、弊社刊)「電動アシスト自転車を使いつくす本」などがある

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