SACRAからスーパーエアロなACEハンドルバー発売!
Bicycle Club編集部
- 2019年12月19日
SACRAから次世代のエアロハンドル、ACEハンドルバーが登場した。このACEハンドルはより高いエアロ効果を狙い、意欲的なデザインを取り入れており、その特徴は下ハンドルをスリムにすることで、より空気抵抗を低減している点だ。さらに風洞実験の結果、従来のハンドルバーに比べ12.4W(48㎞/h)もの空気抵抗の低さを実現している。以下、同社リリースより。
■ACEハンドルバー
36000円(税別)
振動吸収DBR 42000円(税別) 重量+20g
サイズ40・42cm(C-C)
ハンドル径:31.8mm リーチ:70mm ドロップ:100mm
重量:200g(サイズ40)220g(サイズ42)
風洞試験にて12.4ワットのエアロ効果、体感できるエアロ
風速48[km/h]、バイク角度を2°置きに±12°まで角度をつけバイクの空気抵抗を測定しました。平均で12.4[watt]抵抗が下がり、バーテープをつけた状態でも良好な結果が得られました。エアロホイールの効果が15[watt]ほどですのでエアロホイールに近い効果が得られます。これにより高速はもちろん低速走行時にもエアロ効果を体感できるようになりました。走行時にハンドルの後ろに手をかざすと空気の乱れがおよそ1/4程度になっているのもはっきりと体感していただけます。改善するワットの費用対効果でトップクラスの部品となります。※DBサースターの時よりも不利な条件(細いショートドロップハンドルと比較)で風洞試験を行っています。
流線型とシャープデザインの融合(UCI規定適合品)
エアロだけでなくデザイン面の挑戦も行いました。流線型、翼断面でありながらシャープでソリッドに見えるデザインを作り出しました。上ハンドル翼断面上面はフラット目にしつつ後端をわずかにカット、下ハンドルは異型カムテール形状を採用。エアロ効果を高めつつシャープなデザインへ。※意匠登録申請済み
バーテープレス設計による軽量化
下ハンドルに滑り止めをつけバーテープレス設計としています。バーテープが必要なくなるため従来よりも30~50gほど軽量化が可能となり超軽量ハンドルと同等のトータル重量を実現します。またバーテープレス設計とすることでエアロ効果を高めました。バーテープレスにした時に美しくなるようにもデザインされています。
オリジナルバーエンド
従来のバーエンドはもはや退屈の象徴と言えます。ですのでバーエンドを独自にカットすることでデザイン性を高めました。オリジナルのバーエンド付属となります。紛失された際は別途ご購入頂けます。
ハンドル剛性2倍
上ハンドルの翼断面、翼幅を増やすことでハンドル剛性を2倍にしました。たわみを感じることはないでしょう。
ケーブル穴拡大
地味な改良ですがケーブル穴を通しやすいように拡大しました。
ロングライド・長距離レースからヒルクライムまで幅広く使えるエアロハンドル
下ハンドルをエアロ特化にしましたので必ずしも万人向きのハンドルバーではありません。下ハンドルをあまり使わない人向けのハンドルバーとなります。そのような状況というのは実は多く、たとえばロングライドをしてきた時に下ハンドルを全く握らなかったということはないでしょうか?ですので、まずロングライドまたはトライアスロン向けとなります。次にツールドおきなわのような大きなタイトルのレースは距離が長く、集団走行での平地のアップダウンによるエンデュランスライドのような消耗戦になるため、そこでも大きな武器になります。あるいはヒルクライムでも長い登坂で選手が絞り込みされるような展開が大多数となり下ハンドルを握らない場合が意外と多いです。あえて言えばクリテリウムレースには適さないハンドルですが、用途とレース戦略を絞り込むことで巡航力を高め有利にレースを展開するためのハンドルバーです。(オールラウンド向けに下ハンドルを従来並みの形状にしたセミエアロタイプも今後発売予定です。)
問:SACRA
http://www.sacra-cycling.com/
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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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