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【シクロクロス世界選手権】男子エリートはマチュー、オランダが金メダル4つ獲得

2月1日-2日にスイスのチューリッヒで開催されたシクロクロス世界選手権。

フラットなコースにフライオーバーを設置したコースで、現地は例年にない温かさで雨を吸ったデューベンドルフ空軍基地の地面は、重たい泥質となった。今回もオランダVSベルギーの構造となったが、エリート男子のマチュー・ファンデルポールをはじめ、オランダが4つの金メダルを獲得したのに対して、ベルギーはジュニアでティバウ・ネイスが獲得した金メダル1つのみとなり、水をあけられた結果となった。日本からは男子はジュニアとU23。女子はジュニアとエリートと若手を中心としたメンバーが出走した。

女子ジュニア 初開催を制したファンローイ

史上初開催となる女子ジュニアは、ホールショットを奪った米国のリジー・ガンサラスを最初の周回でとらえたシリン・ファンローイがその後もリードを保ち、記念すべき初回の女子ジュニアチャンピオンに輝いた。

日本人2人はスタート直後の混乱に巻き込まれて苦しみつつ完走、目標順位には足りない結果(石田唯 31位 6分32秒差、渡部春雅 39位 9分5秒差)に、次回はもっと前でレースしたい、という思いを強くしていた。石田は最終周回のキャンバーでの転倒がなければ20位台であった。

順位 ゼッケン 名前 国籍 ゴールタイム
1 3 VAN ANROOIJ Shirin オランダ 0:38:34
2 2 PIETERSE Puck オランダ 0:39:27
3 8 MUNRO Madigan 米国 0:39:52
31 47 石田唯 日本 0:45:06
39 46 渡部春雅 日本 0:47:39

男子U23 織田聖は44位でゴール

最有力視されたオランダのライアン・カンプ(オランダ)が4-5名の先頭グループからアタックし、次第にリードを広げた。地元のケヴィン・クーン(スイス)も有力選手として注目されていたが、終始先頭を狙う位置から脱落することなく2位に入り、地元応援団の大歓声を浴びていた。前半レースをけん引した昨年の世界選手権で3位のブノワ(フランス)は表彰台を逃した。

織田聖は直前のワールドカップで見せた好調の波に乗れず44位(7分25秒差)。悪い日にあたってしまったようだ。溜まっていた疲れが出た形になった。

順位 ゼッケン 名前 国籍 ゴールタイム
1 14 KAMP Ryan オランダ 0:47:53
2 39 KUHN Kevin スイス 0:48:29
3 17 HENDRIKX Mees オランダ 0:48:45
44 56 織田 聖 日本 0:55:18

女子エリート オランダ勢が1,2,3で表彰台、赤松は善戦するも後退

この日オランダ人の連続勝利で迎えた3レース目、前半からオランダ人4名(アルバラード、アナマリー・ワースト、ルシンダ・ブランド、セイリーン・アルバラード、ヤラ・カステライン)が抜け出し、オレンジ一色の目が離せない展開となった。途中、カステラインが脱落し、3名の争いの中、ブランドはすこし遅れ、先頭でフィニッシュストレートに入ったワーストを後方からとらえたアルバラードがそのまま勝利する劇的なものとなった。U23 とエリートどちらで出場するか事前に注目されたアルバラードであったが、エリート初の世界選手権でいきなりタイトルを手中にすることとなった。

大ベテラン米国のケイティ・コンプトンが4位に入り、昨年勝者のサナ・カントは振るわず12位に終わり、シクロクロス大国ベルギーは1日目良いところのない世界選となった。

赤松綾は後方スタートにかかわらず1周回目途中まで20位前後の好位置を走り期待がされたが、路面が舗装路になる箇所でスリップダウン、チェーンが落ちてその後は思う走りができずに終了している(33位、-2Lap)。

順位 ゼッケン 名前 国籍 ゴールタイム
1 5 ALVARADO Ceylin del Carmen オランダ 0:45:20
2 6 WORST Annemarie オランダ 0:45:21
3 7 BRAND Lucinda オランダ 0:45:30
33 37 赤松 綾 日本 -2LAP

男子ジュニア 注目のティバウ・ネイスがベルギー唯一の金メダル

前日振るわなかったベルギー勢の期待を背負い、ティバウ・ネイスが勝つか誰もが注目する中、独走態勢を築き差を広げてゆく。地元スイスのダリオ・リロは表彰台確保かと思われたが終盤のミスですべり落ちてしまう。結果表彰台は3名ともベルギーとなった。

村上裕二郎(45位、 5分59秒遅れ)は当初好位置を走るが、2周回目でパンク、その後はすこしずつ後退し、国際舞台に出場する選手たちの実力を体感することとなった。鈴木来人(58位、8分29秒差)はラインミスをしたというスタート直後混雑の中、シューズのトラブルに見舞われ思う位置で走れなかった悔しさとともにゴールしたが、いずれも完走している。

順位 ゼッケン 名前 国籍 ゴールタイム
1 8 NYS Thibau ベルギー 0:38:50
2 9 BELMANS Lennert ベルギー 0:39:21
3 10 VERSTRYNGE Emiel ベルギー 0:39:28
45 72 村上裕二郎 日本 0:44:49
58 73 鈴木来人 日本 0:47:19

女子U23 フランスのリベロールが金メダル

レース前予想ではアナ・ケイ(英国)やインゲ・ファンデルハイデン(オランダ)かという呼び声が高かったが、フランス選手権で勝ったばかりのリベロールがリード、雨脚が強くなりコースがどんどんドロドロになってゆく中、力強くリードしてゆく。追走グループからファンデルハイデンが遅れ、後方にいたアナ・ケイは巻き返して表彰台を確保した。終盤一人旅の追走を乗り切ったヴァスはハンガリーに初のシクロクロス世界選手権表彰台をもたらすこととなった。

順位 ゼッケン 名前 国籍 ゴールタイム
1 8 NORBERT RIBEROLLE Marion FRA 0:48:31
2 31 VAS Kata Blanka HUN 0:48:58
3 10 KAY Anna GBR 0:49:11

男子エリート マチューが盤石の走りで勝利

ひとつ前のレースから雨脚の強まる中、マチュー・ファンデルポール(オランダ)が誰もが予想した通りの盤石の走りを見せる。

復調途上のワウト・ヴァンアールト(ベルギー)がそれでも4位に入った。今シーズンファンデルポールに立ち向かうシーンを何度か見せてきたエリ・イゼルビット(ベルギー)は2位に入ったピドコックに振り切られた後順位を下げた。

順位 ゼッケン 名前 国籍 ゴールタイム
1 1 VAN DER POEL Mathieu NED 1:08:52
2 44 PIDCOCK Thomas GBR 1:10:12
3 10 AERTS Toon BEL 1:10:37

 

大会概要

大会名: シクロクロス世界選手権大会
開催日: 2020/02/01 〜 2020/02/02
カテゴリー:CX
開催地: スイス デューベンドルフ
https://dubendorf2020.ch/en/

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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