【天城峠】静岡県|日向涼子のやっぱり坂が好き-ロードバイクヒルクライムナビ-
日向涼子
- 2020年02月21日
モデルでヒルクライマーの日向涼子さんが、全国各地の坂道に挑戦。今回訪れたのは、「静岡県・天城峠(あまぎとうげ)」。気になる立ち寄りグルメスポットとともに案内する。
静岡県・天城峠(あまぎとうげ)
ヒルクライムを楽しむには、まだまだ寒い冬。でもやっぱり走りたい! ということで、都会を飛び出し伊豆半島へ! 暖かい地域に自然と身体が導かれるのでしょうか!?
熱海からさらに足を延ばして、下田まで来ちゃいました。伊豆急行線が終点の下田まで延びているから輪行がラクですね。
さて、下田といえば、「いやーござったペリーさん」の語呂で知られる江戸幕府の下田開港の地。黒船など歴史にまつわる史跡も多いようです。そして、下田から目指すは天城峠です。こちらも「あなたと越えたい 天城越え」でも有名な峠。下田からは30kmあり、伊豆急行下田駅から下田街道をしばらく北上します。本格的な山岳に入るのはラスト10kmなので、序盤はウォーミングアップにちょうどいいですよ。途中に緩い4kmほどの上りと下りがあるので、刺激入れもバッチリ!
そして、本格的に坂が始まると、目の前にループ橋が姿を現します。螺旋状に3回転。飛ばすと目が回りだすかもしれません! 今回の天城峠のハイライトシーンですね。ループ橋の先も、天城峠のピークまでしばらく距離があるので頑張りどころ。先人たちが通っていた天城峠の旧道もあり、歴史情緒を感じさせてくれます。短めのトンネルを通過して峠のピーク! ライトは必須ですよ。
全体的に緩やかで初心者向き。ループ橋もアクセントになっていて楽しいコースです。
道の駅天城越えでは、わさびソフトが待っています。冬の時期はちょっと冷えるかもしれませんが(笑)。
ちなみに今回は下田から北上して天城峠を目指しましたが、北の修善寺側からも約18kmでアプローチできます。平均勾配は4〜5%と緩く初心者でも楽しめます。とにかく、海岸沿いも内陸も起伏がある伊豆半島はサイクリストを飽きさせませんよ!
スタート地点は、伊豆急行線の伊豆急下田駅。踊り子号なら東京から乗り換えなしでアクセスできます。
伊豆急下田駅の一つ手前にある北側の河津駅をスタートして、海岸沿いを南下するルートもオススメです。白浜海岸から道の駅を経由して、天城峠へ向かえば、伊豆の美しい海と険しい山を同時に楽しめちゃいます!
伊豆半島の魅力は、山だけではなくて、青い海も楽しめること。とくに、下田周辺には、観光地としても知られる白浜海岸など美しいシーサイドラインも楽しめます!
日本の歴史の転換期となったペリー来航。黒船「サスケハナ号」など、幕末開港歴史の街を感じられます。
山間に陸橋がかかるコースはダイナミックなヒルクライムを楽しめます。
天城峠は、ロードバイクに乗り始めたばかりのころに仲間に連れていってもらった思い出の峠でもあります。前回よりはずいぶんとラクに上れたような気がします。追い込んじゃいましたけど……。
下田から県道14号を北上、国道414号へ接続して1㎞ほどで現れる河津七滝ループ橋。天城越えのハイライトシーン。スパイラルしながら、ぐんぐん標高を上げていく感覚は病みつきになる!
天城峠のピークから1km弱下った場所にある道の駅天城越え。
静岡県・天城峠のヒルクライムデータ
距離
30km
標高差
639m
平均勾配
5.5%(後半10.5km区間)
スタート地点
8m
ゴール地点
647m
コース概要
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静岡県のおすすめヒルクライムコース
静岡県・天城峠のおすすめスポット
気軽に立ち寄れる道の駅でぜいたくな握り寿し
「道の駅 開国下田みなと」内にある回転寿司「魚どんや」。伊豆の地魚や産地直送の鮮魚を堪能できる。回転寿司スタイルで、気軽に立ち寄れる開放的な店構えもサイクリストにはオススメ。金目鯛の水揚げ日本一の下田港から揚がった金目鯛の握りは看板メニュー。施設充実の「開国下田みなと」には、広大な駐車スペースもある。
下田といえば金目鯛! 握り寿司だけでなく、金目の煮付けや姿煮、金目の漬け丼など、金目を食べ尽くしたい!
回転寿司 魚どんや
静岡県下田市外ケ岡1-1ベイステージ下田 2F
TEL.0558-25-5151
天城越えのごほうびに「さわびソフト」!?
天城峠を越えて、しばらく進むと「道の駅 天城越え」が左手に見えてくる。食事処の山のレストラン・緑の森では、麺類の他に、伊豆グルメ「イズシカ丼」も食べられます。また、わさびも有名で、わさび生産農家の直営店もあって、ヒルクライム後の休憩スポットとしてオススメです。
道の駅「天城越え」
静岡県伊豆市湯ヶ島892-6
TEL.0558-85-1110
今回のロードバイク&コーディネート
ツール・ド・フランス制覇の記念モデル
クリストファー・フルームのツール・ド・フランス制覇を記念したスペシャルエディションをチョイス。ドグマF8から軽量化を施し、フレーム単体780gを達成しています。ライノ(サイ)のグラフィックは、動物保護団体のアンバサダーも務めるアフリカ育ちのフルームが、野生動物保護活動の象徴として形にしたデザインです。合わせるウエアはロンドン生まれのラファ。誰でも身につければ、スタイリッシュに着こなせるウエアですね。東京や大阪に直営店「ラファクラブハウス」を展開し、年間を通じてさまざまなイベントを開催しているブランドでもあります。
チームスカイとの共同開発によって生まれた軽さを兼ね備えたエアロロードヘルメット。写真はネイビーブルーカラー。
【ロードバイク】
ピナレロ ドグマF8 X ライト
85万円(フレームセット/2016モデル)※世界限定200台
【ウエア】
ラファ
ロングスリーブ シャドージャージ 4万3000円
ディープウィンター タイツ 3万6000円
ウィンター グローブ 1万5000円
リフレクティブブリベッド ソックス 3500円
やる気の出るバイク
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※スポット情報、バイクやウエアの価格などは2017年2月(掲載時)の情報です。
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