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レースの裏舞台に注目! 映画「栄光のマイヨジョーヌ」2月28日(金)より公開

UCIワールドチーム、「ミッチェルトン・スコット」。そのルーツは2012年に発足したオーストラリア初のプロツアーチーム、「オリカ・グリーンエッジ」だ。別府史之が所属したことでも知られるこのチームに、結成から5年間にわたってカメラが密着した。そのドキュメンタリー映画がついに日本でも2月28日から公開となる。

ここでは編集部員が見た作品のレビューを紹介しよう。

配給元は株式会社ピクチャーズデプト。映画のタイトルはドキュメンタリー映画『栄光のマイヨジョーヌ』で、新宿ピカデリー/なんばパークスシネマ(大阪)をメイン館に全国劇場にて上映される。

寄せ集めのビッキーズがプロトンの先頭に立つまで

グリーンエッジの創設は2011年。オーストラリア人ビジネスマンで起業家のゲリー・ライアンが自分のチームを作ろうと思い立ち、オーストラリア初のワールド世界ツアー出場レベルのサイクルサイクリング・ロードレースチームが誕生しました。「オーストラリアの国旗をつけたクルマを走らせたい」というチームオーナーの言葉を、チームディレクターのシャイナン・バナンが実現した。

2011年、設立当時のオリカ・グリーンエッジは、サイモン・ゲランス、マイケル・マシューズ(オーストラリア)ら実力のある選手を擁しながらも、初めてのチームキャンプは各チームのジャージを着た選手たちが集まっただけの寄せ集めの集団だった。練習中に落車したり、チームカーが路肩に脱輪するなど失敗続きだった。

この作品のすごいところは、普通なら恰好をつけて表に出さないような失敗映像を、惜しげもなく出すところだ。それも再現ではなく、実際の映像だ! これがこの映画の見どころでもある。こうしてさまざまな壁にぶち当たり、悩みながらもチームワークでそれを乗り越えていく。いわば、頑張れビッキーズ的なノリなのだ。

このチームカーにオーストラリア国旗を入れるというチームオーナーの夢から、チームは始まった

フィニッシュゲートをチームバスがぶち壊してしまう!

ハイライトシーンはいくつかあるが、印象的だった1つを紹介しよう。通常の映画ならネタばらし注意なのだが、ドキュメンタリー映画なので自転車ファンならレースで起こった事故は既知のニュースだろう。

2013年、100回記念大会のツール・ド・フランス、コルシカ島で開催された第1ステージのレース中に「グリーンエッジのチームバスがフィニッシュゲートを破壊してしまう」という前代未聞の事故が起こった。バスがつっかえたフィニッシュゲートには数分後に選手が迫る! でも、バスは退避させなければならない!

こうした緊迫したシーンも出てくる。

ニュースとしては「バス事故」を知っている自転車ファンでも、「あの事故の裏舞台がこうなっていたんだ!」とついついこの作品に引き込まれてしまう。その後のレースの展開がさらに感動的なのだが、映画を見てのお楽しみとしよう。冒頭の写真の意味がわかるはずだ。

チームTTでは選手だけではなく、そしてディレクターとが一丸となって実力を発揮する

舞台はパリ~ニース、パリ~ルーベ、そして3大ツールへ

この作品には各選手の活躍がオムニバス形式で登場する。

さきにあげたツールの話もそうだが、このほかチーム初のビッグタイトルとなった2012年のサイモン・ゲランス(イギリス)によるミラノ~サンレモでの勝利。アシスト選手としてキャリアを積み重ねてきたマシュー・ヘイマン(オーストリア)のパリ~ルーベなども登場する。

そのなかでももっとも多く登場する主人公といえるのがエステバン・チャベス(コロンビア)だ。若くして落車の後遺症に苦しんでいた彼は、家族、そしてチームのコーチやドクターに支えられて復活し、ブエルタ・ア・エスパーニャで活躍する。彼のストーリーは作品中もっとも、感動的なシーンのひとつだ。

コロンビア出身のエステバン・チャベスは落車の後遺症を抱え、伸び悩んでた時にチームに呼ばれた

撮影スタッフも作品に登場する

この作品は当時の画像と当時を振り返りながら当事者によるインタビューで構成されているので、当時を知らないファンも、熱狂的な自転車ファンでも満足できる構成になっている。

役者が再現する自転車映画だと、自転車好きには正直白々しく感じてしまうシーンもできてしまうことがある。それがこの映画では実際の映像を使っているので迫力は満点だ。さらに表のレース映像だけではなく、選手に加え、チームディレクターやコーチたちが手探りの中で試行錯誤しながらチームを作っていく様子もわかるのだ。

「チームはグランドツアー中に、ミュージックビデオの口パクや料理動画、ライダーの故郷や競技から離れた普段の生活を紹介する動画「バックステージ・パス」を配信し、気がつくとユーチューブで人気1位のサイクリングチャンネルになっていました。ゲリーの立案したエンターテインメント計画が功を奏したのです」とこの作品の監督のダン・ジョーンズが説明するように、YouTubeに画像を撮影してきたチーム専属の撮影クルーもまさらにチームのメンバーとして動いており、撮影者も登場人物として作品に登場しているのがこの作品のリアリティーを増している。

予告編動画はこちらから

栄光のマイヨジョーヌ

原題:ALL FOR ONE © 2017 Madman Production Company Pty Ltd
2017年/オーストラリア/英語、スペイン語/103分/カラー/16:9/ステレオ/Digital 2K
監督・撮影:ダン・ジョーンズ
編集: マーカス・コブレディック/ダン・ジョーンズ/マーク・ファラフェィ
公式サイト : www.greenedge-movie.com
Facebook :@green.edge.movie
Twitter: @greenedge_movie
Instagram : @greenedge_movie

公開映画館

​新宿ピカデリー​ 2/28(金)〜3/12(木)

なんばパークスシネマ 2/28(金)〜3/12(木)

神戸国際松竹 2/28(金)〜3/12(木)

MOVIX利府 3/13(金)〜3/26(木)

MOVIX柏の葉 3/13(金)〜3/26(木)

MOVIX三郷 3/13(金)〜3/26(木)

MOVIX堺 3/13(金)〜3/26(木)

MOVIX昭島 4/3(金)〜4/16(木)

MOVIX橋本 4/3(金)〜4/16(木)

MOVIX清水 4/3(金)〜4/16(木)

MOVIX三好 4/3(金)〜4/16(木)

MOVIX伊勢崎 4/3(金)〜4/16(木)

※その他の公開館最新情報は随時こちらからご確認いただけます

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PROFILE

山口

BiCYCLE CLUB / 副編集長

山口

バイシクルクラブ副編集長。かつてはマウンテンサイクリングin乗鞍で 入賞。ロード、シクロクロスで日本選手権出場経験をもつ。ただ、44歳を迎えた現在では体力の衰えをカバーしつつも、ロードレースやグランフォンドを楽しむため機材や身体のケアを研究している。

山口の記事一覧

バイシクルクラブ副編集長。かつてはマウンテンサイクリングin乗鞍で 入賞。ロード、シクロクロスで日本選手権出場経験をもつ。ただ、44歳を迎えた現在では体力の衰えをカバーしつつも、ロードレースやグランフォンドを楽しむため機材や身体のケアを研究している。

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