フィジークから3Dプリンターを使った驚きのサドル登場! 未来的なデザインを可能に
Bicycle Club編集部
- 2020年03月02日
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「fi’zi:k(フィジーク)」から、3Dプリントテクノロジーを採用した「ANTARES VERSUS EVO 00 ADAPTIVE(
アンタレス ヴァーサス エボ 00 アダプティブ)」のリリースされることが決定した。
ハチの巣のような今までにない理想的な造形
新しいANTARES VERSUS EVO 00 ADAPTIVEは、シームレスにデザインされたゾーンクッション、サポート性、パワー伝達を兼ね備えた、まったく新しいパッドを採用している。
この革新的なパッドはデジタルマニファクチャーの先駆者「Carbon, Inc.」によって開発され、最先端の3Dプリントテクノロジーである「Digital Light Synthesis™(以下DLS)」を使用し作成されたものだ。
ADAPTIVEはデジタル3Dプリントを用いた革新的な製造方法の結果、アマチュアサイクリストやプロトン内の最高のライダー達と共に何百回も繰り返しテストし、それを従来の何倍ものスピードで開発してきたという。
4つのゾーンに分割しそれぞれの圧力を最適化
DLSテクノロジーによりサイクリストのニーズに正確に対応することが可能になったことで、フィジークは世界最高峰のトッププロサイクリストとアマチュアライダーの両方から収集した、数多のプレッシャーマッピングデータを使用しアダプティブを開発した。
収集したデータを分析したことでエンジニアはクッション性や安定性、エネルギーリターンといった要素において、どういったサドルがより良く、より滑らかで、パフォーマンスに優れた乗り心地を生み出すのかを知ることができる。
また、さまざまな自転車の形状やポジションに応じて、圧力がどのように変化するかについても重点が置かれ、その結果サドルはおもに、ノーズ、ミドル、座骨そしてリアの4つのゾーンに分割され、それぞれが個別のクッション性と特性を備え、段階的に統合されていることが重要だということがわかったのだという。
シームレス構造により従来より60%もの圧力を低減
ADAPTIVEは圧力分布が非常に緩やかで、最も圧力がかかる個所の圧力低下を実現する格子状のエラストマーから作られており、従来のフォームサドルと比較すると約60%もの圧力低減が可能となり、安定性と重量配分が大きく向上している。
【動画】衝撃の製造過程はこちらから
ベルナルやバルベルデといったチャンピオンたちが開発の関与
このサドルの開発にはエガン・ベルナルやアレハンドロ・バルベルデなど、トッププロライダーが関与し、開発時よりテストしてきた。2020シーズンの幕開レース、ツアー・ダウンアンダーではモビスターチームの多くの選手がこのANTARES VERSUS EVO 00 ADAPTIVEを実戦投入した。
ANTARES VERSUS EVO 00 ADAPTIVE(アンタレス ヴァーサス エボ 00 アダプティブ)
サドル長:274mm
幅:139mm(Regular)、146mm(Large)
重量:147g(Regular)、154g(Large)
75mm幅部分の高さ:54mm
ノーズ先端から75mm幅までの長さ:151mm
レール:10×7mm メビウスカーボンレール
シェル:HMフルカーボンシェルDigital Light Synthesis
テクノロジー:カスタマイズされた先進のゾーンクッションを備えた、3Dプリントパディング(Crafted by Carbon)
税抜定価:¥48,000
問:カワシマサイクルサプライ
http://www.riogrande.co.jp
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