
UCIが6月1日までのレース中止要請を延長、ドゥーフィネ、熊野も

BiCYCLE CLUB 編集部
- 2020年04月02日
UCI(世界自転車競技連合)が新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックによる影響の深刻さを受け、各レース主催者に対するレースの中止要請を6月1日まで延長することを発表した。
ツール・ド・熊野は延期、もしくは中止を検討中
この期間に開催されるおもなロードレース、イタリア一周レースジロ・ディ・イタリア(5月9日~5月31日)の延期は3月13日に発表されていた。さらに今回の発表を受け、ツール・ド・フランスの前哨戦ともいわれるフランスの山岳レース、クリテリウム・ドゥ・ドーフィネ(5月31日〜6月7日)が延期を発表している。
さらに国内ロードレースにも影響がおよぶ模様で、ツール・ド・熊野(5月28日~5月31日)も延期、もしくは中止の措置を理事会で検討、近日中に発表するという。
©︎Tour de Kumano ツール・ド・熊野はUCIアジアツアー2.2クラスで、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に登録される熊野古道を舞台に走ることで知られる
4月1日の会議で決定、シーズン延長も視野に
UCIではすでに3月18日にコロナウイルス感染防止策として、少なくとも4月3日までの各レース主催者に対して中止を要請していた。4月1日にAIOCC(オーガナイザー)、AIGCP(チーム)、CPA(ライダー)を集めて会議を行い、世界各国の状況を受けてその期間を延長した。引き続き、UCIはグランツールはじめ、モニュメントと呼ばれる5大大会のスケジュールの再調整、さらに2020年シーズンの期間延長する可能性を発表した。
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