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【TEAM ユキヤ通信2020 №17】タイの合宿所からファンにメッセージ「家族や大切な人に寄り添って」

3月10日にフランスに戻った新城選手は、チームから出場予定だったレースの中止を告げられていた。フランスも感染拡大により外出禁止措置が取られるのではないか、と刻一刻と変わる状況の中、UCI(国際自転車競技連盟)からレース4月末まで(3月時点で)の中止が決定したことから、チームからは各選手自国に帰国するようにと指示が出ていた。

新城選手はその時点での日本の状況を考慮し、タイの合宿地へ行くことを選択。チームが迅速に手配してくれたチケットで、フランスのロックダウンが開始される、その日の午後、タイに飛び立つことができた。

以下、現在はタイ北部の合宿所で過ごしている新城選手からのコメントをお届けする。

ご無沙汰おしております!

バーレーン・マクラーレンの新城幸也です。
皆さん、いかがお過ごしでしょうか?大丈夫ですか?
世界中の皆さんが不安な日々を過ごしている中、あらゆる種目のスポーツ選手たち、トップアスリートのみんなが、いろいろな発信をする中で、レースがない自分は何もできないのではないかと無力さを感じ、自分が何を発信すればいいのか、どんな言葉が正しいのかと迷いがありました…。

自分は、昨年3月、怪我をして病院のベッドでレースを見ていました。何か月も走れない時期は、また絶対に走れるようになる、レースに復帰するという強い思いで、その期間を耐えてきました。
何もできない治療中では、1日1日、今日は顔が洗えるようになったとか、松葉づえなしで歩けたとか、そんな一つ一つの進歩に幸せを感じる毎日でした。そして、レースを走れるようになった時は何百倍も楽しくて、嬉しかったです。

皆さんも今は耐える時期、我慢の時期ですが、この状況を克服できたとき、きっと当たり前だった生活が何倍にも幸せに感じるはずです。

今、皆さんが家で過ごすことができるのであれば、家族や大切な人に寄り添ってください。私は今、家族と一緒に過ごすことができません。何かあっても助けることができません。

世界中、安全といえる場所はどこにもないのなら、家族に寄り添っていれば良かったと後悔しています……。だからと言って、急いで実家に避難したりすることは絶対に止めてください。もし自分が感染していたら、家族や地元のみんなを命の危険に晒すことになるということをよく考えてください。

私の故郷石垣島のような離島は医療施設も整っていませんし、高齢者も多いですからとても心配です。今の自分にできることは、このことを呼びかけるだけですが、これだけは本当に一人一人の心に届いて欲しいです。

必ず世界に平穏に戻ると信じて、その時を静かに待ちましょう。
自分はレースが再開したら、また皆さんに応援してもらえるように、皆さんに勇気や元気を届けられる走りができるように、今はしっかり備えます。そしてまた、何倍もの笑顔でお会いできますように!!

なお、オリンピックの1年延期についは『1年延期になったことは世界中のどのアスリートも同じ条件ですから、まずはどんな状況でも、代表に選ばれるためにレースが再開される時まで、しっかり備えながら、選考基準に関しての判断を待ちます。』とコメントしている。

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BiCYCLE CLUB 編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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