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元プロ選手がやっている|自転車に乗るときの感染予防対策は洗車【 #RideSolo】

外出自粛が求められているなか、日常に必要な自転車での移動、許される範囲でのエクササイズとして自転車に乗る場合、具体的にどんな対策をするのか? ここでは元プロ選手の阿部良之さんのケースを交えて紹介する。

ランナーがいる河川敷や混雑するルートを避け、ノンストップで

4月18-19日、各地の観光地などで混雑が起こり、ゴールデンウイークへ向けて訪問自粛を呼び掛けている自治体も多い。たとえば富士スバルラインが4月29日から5月10日まで通行止めにするなど対策を考えている。さらに都市部ではショッピングの代わりに、サイクリングやウォーキング、ランニングといったエクササイズが見直されたことで、河川敷などの道に人口が集中する問題が起きている。

海外ではトレイルに人が集中し、そこで起きた怪我により国立公園が封鎖された例もある。さらに、フランスでは4月8日からは昼間のジョギングを理由にした外出が禁止された。それまでフランスでは自宅から1㎞圏内のジョギングが許されていたのが、感染拡大が収まらずこうした対処がおこなわれた。エクササイズをするうえでは社会とのバランスも大切になる。

人のいないところ、時間帯を走るというのが自転車に乗る上でのポイントになる。各地域によって事情は違うが、感染が拡大している都市部では人との接触を極力減らすためにコンビニ、トイレ休憩も含め、家から出たら信号待ち以外はノンストップで走れる範囲にする、というのが目安になるのかもしれない。

元プロレーサーの阿部良之さんは
消毒用アルコールを出る前に用意

阿部さんが用意している消毒用アルコール。帰宅時に使うため用意しておく自宅用のアルコール(左)、携帯用詰め替えた小分けのアルコール(右)。

現在、大阪市内に住む阿部さん。家族には医療関係者が家族にいるため、早くからコロナウイルス感染症対策を考えていたという。ここでは阿部さんが実行している自転車を乗るときの儀式を紹介する。一部選手向けのコメントになっているが、一般の自転車乗りにも参考になる話だ。(この話は4月20日のものです。最新の情報は首相官邸、厚生労働省、各地域の行政機関からの情報をお確かめください)

  • アルコールを玄関に置いて出発。
  • 走行時間は限りなく休憩を殆ど取らないか、自動販売機や最悪コンビニで短時間で済ませる。
  • 都市部の走行は、走行車両はいつもの半分以下だが後方確認はいつもの倍を目安に。
  • 帰宅後は速やかに玄関口に置いておいたアルコールで手指消毒、そのまま顔のまわりもなでる。
  • できればブラケットまわりもアルコール噴霧。
  • そのまま洗面所で石鹸で手洗い、うがいはイソジンなどを極薄めて(濃いと日に数回行うと喉をやられます)。できればそのまま入浴。
  • 自転車の保管などにも工夫する。

 

走る際にはカブトのスクリーンつきヘルメットAERO-V1(エアロ・V1)を使っている(左)。ネックゲーター(右)を使っている

「感染で自転車仲間が亡くなったんです。バランスを考えましょう」

「まあ、これくらいはみなさんされてますかね。でも思い返すとアルコール以外は選手はみなさんほとんどされてますかね。特に汗っかきの方は自転車に汗とともに汚れなどのほかの異物も付着しやすい状況です。自分の身体と同じように自転車もこまめに汚れを落としてやることで、室内に保管する際のリスクを減らせます。

ロード選手は皮下脂肪も少なく、普段のトレーニングも長時間になることが多く、免疫力は低くなりがちなので、こういった予防行動は常識となりつつありますので、そこにさらに強力なアルコールや界面活性剤などでの消毒を加えるだけですので実行しやすいでしょう。

今回のコロナウイルスの流行で自転車仲間の方が罹患が発端となりお亡くなりになりました。誰が悪いということはありませんが、一人一人の行動が何かのリスクを負いつつなされていることを意識せざるをえません。何もしなくても違った意味でのリスクは高まります。いかにバランス感覚を保ち自制しながら生活すること、自分だけで生きているのではないことを意識して、信用できるもの信用できないものを判断し取捨選択して生きていくことが大事なんだと感じます」

阿部良之
シドニー五輪ロード日本代表。国内外でプロロード選手として活躍。イタリアの強豪プロチームマペイGBで走り、ジャパンカップでは唯一の日本人優勝者。日本チャンピオンにも輝いている。写真は2018年のニセコクラシックにて撮影

持ち込まない、念のために洗車をしよう

出掛ける前に玄関前に薄めた家庭用漂白剤とウエアやスポンジを置いておき、洗車するのも手だ。普段からドアノブを拭くのにも使える

阿部さんの場合は、アルコールを使って消毒しているが、もしアルコールが手に入らないならば、薄めた家庭用漂白剤(0.05%の次亜塩素酸ナトリウム溶液)でハンドルまわり拭いて、そのあとで水拭きする。この場合、よく漂白剤はよく洗い流そう。もしくは中性洗剤(界面活性剤)で洗う、つまり洗剤を使った洗車も有効だ。あまり気にする必要はないとも言われているが、気になる場合にはタイヤも洗えばより安心だ。阿部さんのいうように自転車の置き場も気にしよう。

今後、感染の拡大したエリアでは、こうした予防策として帰宅後のバイクの洗浄も考えたほうがいいかもしれない。あくまでも参考までにだが、コロナウイルス感染が拡大しているイタリアやフランスなどでは、買ってきた食材を自宅に持ち込むときに消毒することが習慣化している。どこまで丁寧にやるかは個人の判断にゆだねられるが、汚れを持ち込まないことも感染症対策に有効だといわれている。

フランス、パリでは、買ってきた食材を自宅に持ち込んでから一度洗ってから使う習慣の家庭もある

参考
新型コロナウイルスの感染が疑われる人がいる場合の家庭内での注意事項(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000601721.pdf

編集部では“RideSolo”(ライドソロ)をお薦めします

世界中で「ロックアウト(都市封鎖)していない自転車に乗れる国や地域」では、社会的距離をとるために「一人で走る“#RideSolo”(ライドソロ)」が、感染拡大を防ぎつつ健康的に欠かせない運動として自転車に乗る上でキーワードとなる。

外出自粛ながらも日常の健康維持として自転車に乗れることは奇跡的な状況といえる。海外ではサイクリングすらも許されない厳しい事態にまで追い込まれているが、もちろんこうした強制は望ましい状況ではないし、避けないといけない。

この先、各国、地域ごとの事情。そして刻一刻と変化すると状況は変化する。さらにそれぞれ置かれた立場が異なるのでこの“ライドソロ”がいつまでベターな方法かはわからない。今現在(4月24日)、編集部では感染が広がりつつつある地域でできることは、集団ではなく、一人で安全に自転車に乗ることだと考えている。

ただし、これは自主的なもので、決して他人に強要したり非難するものではない。あくまでも安全で、健康的に自分たちが走り続けられる環境を維持するために、自分たちができる行動をしようというものだ。

いままでクルマ、自転車、そして歩行者の間は安全のため距離1.5mが求められてきた。そしてCOVID-19の感染拡大対策として、さらに人と人と社会的距離(SOCIAL DISTANCE)も求められる。そのキーワードが”#RideSolo”だ。

最後に、基本は健康で安全であること。住んでいる国や地域の自治体からの要請、指示に従うことが前提であることをあらかじめ付け加えさせていただきたい。編集部でもひきつづき#RideSoloをキーワードにヒントとなる情報をアップデートしていく。

※新型コロナウイルス(COVID-19)に関する最新情報は 厚生労働省 や 首相官邸、お住まいの各自治体など公的機関の情報でお確かめください。

参照
厚生労働省「新型コロナウイルス感染症について」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

首相官邸
https://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/coronavirus.html

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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