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特例デジタル先行配信決定 注目のレース映画「栄光のマイヨジョーヌ」が自宅で! 

劇場公開が中止となっているドキュメンタリー映画『栄光のマイヨジョーヌ』が、 2020年4月29日(水)デジタル先行配信することになった。この映画はUCIワールドチーム、「ミッチェルトン・スコット」を追ったドキュメンタリー映画で、日本でも2月28日から公開以来、自転車乗り、そして映画ファンの間では話題となっていたが、コロナウイルスによる感染症の蔓延により劇場公開となっていた。それだけにこの素早いデジタル配信はファンにとってはありがたい決定だ。

最後に特例デジタル配信に至った経緯を配給会社ピクチャーズデプト代表・汐巻裕子さんのコメントを掲載する。

配給元は株式会社ピクチャーズデプト。映画のタイトルはドキュメンタリー映画『栄光のマイヨジョーヌ』で、2月28日より新宿ピカデリーほかにて劇場公開し、当初2館のみ2週間限定の予定でスタートした作品だった。しかしALL FOR ONE(勝利はひとつ)の現代が示すように、感動的でかつチームビルディングの参考にもなるストーリーが多くの観客の心に響き、最大38スクリーンへの拡大公開へと繋がっていったヒット作品だ。

デジタル先行配信実施プラットフォーム

(4/29より順次開始予定のため開始日は各プラットフォームごとに異なります。リリース時に開始されてない場合もございますのでご了承ください)
Amazonプライム・ビデオ/ DMM.com / Google Play / GYAO!ストア/クランクイン!/ひかりTV /
ビデオマーケット/ビデックスJP / RakutenTV / TSUTAYA TV / U-NEXT / YouTube
実施配信形式:プレミアムVOD(都度課金、レンタル期間設定あり)
1回あたりのレンタル価格:1,000円(税別)

予告編動画はこちらから

栄光のマイヨジョーヌ

原題:ALL FOR ONE © 2017 Madman Production Company Pty Ltd
2017年/オーストラリア/英語、スペイン語/103分/カラー/16:9/ステレオ/Digital 2K
監督・撮影:ダン・ジョーンズ
編集: マーカス・コブレディック/ダン・ジョーンズ/マーク・ファラフェィ
公式サイト : www.greenedge-movie.com
Facebook :@green.edge.movie
Twitter: @greenedge_movie
Instagram : @greenedge_movie

配給会社ピクチャーズデプト汐巻裕子代表より

映画界もウィルスで疲弊している最中、
多くの映画館や配給会社が苦渋の選択を強いられています。
チームワークの大切さという気づきをくれる映画を
だからこそ、いますぐに観てもらいたい。

『栄光のマイヨジョーヌ』の原題は「みんなが一つの目的のために」という意味の<ALL FOR ONE>です。
選手みんながひとつの勝利のために、それぞれの役割を担う自転車ロードレースの世界。劇中には「誰もが是が非でも獲得したいチャンピオンの証である黄色いジャージ(マイヨジョーヌ)を、チームメイトに譲る場面」があります。ロードレースの世界に疎い私がこの映画を買い付け公開するとき「なぜそんな一見、合理的ではないことがプロスポーツという真剣勝負の世界で起こるのか?」と疑問に思い、またその理由が明かされる物語に一番惹かれました。多くの人に彼らの精神を伝えたい。日本公開時のタイトルにもその思いを反映させています。
なぜ自転車ロードレーサーたちは、個人の勝利というプロの世界において、仲間とはいえライバルでもあるチームメイトを勝たせるために、自分はわざと負けるような戦略をとるのか?ロードのレース戦略にはこうした「利他の精神」が根底に強く流れています。
現在私たちは、初めて経験する新型ウィルスに翻弄されている真っ最中です。自粛でもその猛威が抑えきれないムードの中、今後は早期回復のために禁止事項が増えていくかもしれません。もし国や政府からの強制力が強まっていくのであれば、日本人が本来得意とする自制心に基づく自主的な行動力が十分に発揮できなかったみたいで、少し残念に思えます。
極めて個人的な考えですが、このロードレースのチーム戦略に見られるような「利他主義」は、実は「合理的な利己主義」なのではないか?と私は考えています。「自分が助かりたかったら、まずは他人を助けること」。それが全体の勝利に直結する。この「合理的な利己主義=利他の精神」こそが、ロックダウンをせずに国民の冷静な自主性に未来を委ねられている現在の日本の人々に、求められていることではないのかな?と感じています。
だからこそ、今、いますぐに、一人でも多くの人に観てもらいたい映画だと考えているのです。
映画業界には、①映画館、②DVD/ブルーレイ発売、③テレビ放送、④デジタル配信といった、ウィンドウと呼ばれる公開の順番の慣習があります。コロナでその慣習が一気に崩れてしまうと、ある分野ではもう立ち直れないほどの打撃を受ける可能性もあります。ピクチャーズデプトは映画ビジネスを担う一翼としてはデジタル先行配信については慎重に進めていく必要があるとの立場を取っています。ですが、今回は先にお伝えしたような「今こそ多くの人にみて、感じて、考えて、それが一人一人の利他的な行動につながってもらえたら」という思いから「特例」としてデジタル先行配信を劇場で観ていただく代わりに実施することにしました。配給会社の代表としては、苦渋の決断です。万が一、早期に収束へ向かいまた映画館で再上映できる日が来たら、ぜひ大きなスクリーンで観ていただきたいとの思いは変わりません。
もし少しでも共感していただけるのであれば、ぜひこのオーストラリアの新米チームの「利他のチームワーク」を知っていただき、私たち一人一人が今やるべきことをこのドキュメンタリー映画から感じ取っていただけたら、嬉しく思います。
そしてもちろん、多くの方に映画を観ていただくことが弊社のような小さな配給会社のコロナ渦における手立てのない窮状を救ってくれることも、その小さな救済が、これからも映画館で繰り広げられるであろう多様な文化を守ることにつながるかもしれない、ということも最後に申し添えたく思います。映画ファン、ロードレースファンのみなさんに是非応援していただけたら、と願っています。

 

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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