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7月は要注意! 医師が教えるサイクリストのための日焼け対策

紫外線は3月頃から強くなりはじめ、5~7月にかけてピークを迎えます。まさに今が一年で一番紫外線が強い時期なのです。1日の中では、10~14時頃までが最も強いと言われています。それも踏まえて充分な日焼け対策を心がけましょう。

ここでは強豪ホビーライダーとして知られる医師、本田母映先生に聞いてみた。「日焼けのメカニズム」 「対処・予防法は」など具体的な内容を紹介します。

日焼け、つまり紫外線の影響とは?

見事なレーシングウェア焼けを見て、言われたことはありませんか? 日焼けはトレーニングの勲章のように扱われるときもありますが、実はいろんな影響があるのです。

まずは、体へのダメージです。体に熱がたまって疲れやすくなったり、むくんだり、疲労回復を遅らせることがあります。また、シミやそばかす、しわやたるみなどの原因になることも良く知られています。

その他にも、紫外線は皮膚がんの発症リスクを高めるため、長年にわたって紫外線を浴びていると、歳をとってから皮膚がんになってしまうかもしれません。

対処・予防法は?

身体を覆う

できるだけ身体を覆うことで、紫外線から皮膚を守ることができます。UVカットのサイクルジャージやスポーツウェアを身に着けるのが望ましいですが、そうでなくても衣服は紫外線から肌を守ってくれます。

自転車に乗る際は、アームカバー, レッグカバーはもちろん、長指グローブなどもありますのでぜひ利用してみてください。

日焼け止めを使う

日焼け止めの表記にSPF・PAというものがあって、それぞれ防ぐ紫外線の種類が違うということはご存知の方もいらっしゃると思います。

細かい説明は割愛しますが、日焼け止めのSPF・PAは、シーンに合わせて選びましょう。

自転車通勤・1時間程度のサイクリング:
SPF20~30前後PA++~+++

1時間を超えるロングライドや炎天下の日のライド:
SPF30~50+、PA++~++++

私の使っている日焼け止めは、アグレッシブデザインの日焼け止めです。汗に強いので、汗をたくさんかく自転車のようなスポーツには最適です。

日焼け止めの塗り方のポイント

保湿剤を塗る→日焼け止めを塗る→1~2回重ね付けする。

  1. 日焼け止めのUVカット効果をアップさせるためには、肌を乾燥させないように保湿をしてから日焼け止めを使うとよいです。
  2. 顔や体の露出している部分にムラなく均一に塗ります。頬、額、鼻、口周りに丁寧に塗ります。自転車に乗る場合は首の後ろ、耳の後ろ、鼻の先や手、膝小僧も日焼けしやすいので、ここも忘れずに塗りましょう。
  3. 一通り塗り終わったら重ね付けするとより効果的です。

ライド後のアフターケア

真っ赤に焼けてしまったときの対処は、なるべく早いうちから患部を冷やすことです。氷や保冷剤が有用です。例えばロングライドをした車での帰路でも、コンビニなどで氷を入手し、その場で患部を冷やすととても効果的です。そこまでできなくても、クール系ジェルや冷却スプレーのような便利な商品もあるようです。 

目へのダメージ

紫外線は目にも影響し、白内障のリスクを高めるといわれています。

もともと、目には紫外線を防ぐ力が備わっているので、日常生活で多少の紫外線を浴びる分には問題ありません。ただ、長い時間強い紫外線を浴びると、白内障を引き起こす可能性があります。また、角膜炎になるリスクもあります。
それらを防ぐために、長時間自転車に乗るときや炎天下の中のライドではアイウェア(紫外線カットのサングラスなど)の着用をおすすめします。

まとめ「紫外線にもビタミンDを作るメリットもある」

紫外線を悪のように扱ってしまいましたが、紫外線を浴びることが身体にとってメリットになることもあります。たとえば、紫外線はビタミンDを作る手助けをするため、骨や歯を丈夫にする役割を果たしています。

適度な日光浴は身体にとって必要なことなので、紫外線から上手に身を守りつつも屋外でのアクテビティを思いっきり楽しみましょう!

 

医師 本田母映

2015年に自転車漫画「弱虫ペダル」に影響を受けてロードバイクに乗り始め、2016年からはトラックレーサーにも乗る。現在は勤務医として働きながら、国体や実業団レースに参加する。日本初のインターナショナル女子チーム、High Ambition 2020 jpに所属。主な戦績:ツールド沖縄市民レース 優勝(2017年)、Mt. 富士ヒルクライム 3位入賞(2017年)、国民体育大会新潟県代表(2019, 2018, 2016年)、Zwift national championship 優勝(2018年)など。ブログメディカルサイクリストでは、救急救命士の夫と情報発信を行っている。

 

 

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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