CIPOLLINI・BOND SERIES【ハシケンのロードバイクエクスプローラー】
ハシケン
- 2020年07月15日
独自性を宿しながらアップデートされた万能型ディスクロード
2020モデルとしてじつに7年ぶりにフルモデルチェンジを果たしたオールラウンドレーサー「ボンド2」。
前作ボンドからの進化の過程を新旧モデルで比較しながらチェックする
COMPARISON 新旧モデル徹底比較
ハイパワーにも耐えられる高剛性フレームが多いチポッリーニのなかで、軽さと剛性のバランスをとったオールラウンドモデルとして2013モデルとして誕生した初代ボンド。
フロント三角をカーボンモノコック製法で作成し、リアのチェーンステーには特許を取得した「アトムリンク」と呼ばれる独自構造を採用、軽量化と剛性を両立したことで注目を集めた。
BBやヘッドチューブには、最新モデルでも継承されるBB386エボやテーパードヘッドチューブを採用し剛性を高める。
フレームのカーボン素材は、前作までのT700からT800へと変更し、さらなる剛性向上と軽さを実現。フレーム重量は1080gから1020gへ軽量化(ディスクブレーキ仕様)。
ボンド2のもうひとつのハイライトは、新たに採用した振動吸収機構「クロスボウファンクション」。前作より12%もの振動吸収性を高めることに成功している。
タイヤクリアランスも拡張し、ワイドな28mm幅のタイヤにも対応する。また、ケーブルラインはメンテナス性を考慮しつつ、最小限の露出に抑えることでエアロダイナミクス性能を高めている。
BOND
BOND2
SECOND GRADE [セカンドグレード]
ライダーのボディサイズやライディングスタイルに合わせて設計されるフルオーダーフレーム「MCM」。
完全イタリアンメイドの真骨頂ともいうべき、希少価値の高いフルオーダーフレームの魅力を紹介する
カスタムオーダーが生む唯一無二の価値が手に入る
ロードバイクにとってポジション出しは必須だ。同時に見ためのバランスも見逃せない。シートポストが極端に短すぎたり、ステムが長すぎたりすればカッコいいフレームの魅力も半減だ。とくに胴長短足傾向にある日本人体型ではシートチューブとトップチューブのいずれかに合わせると、ほぼどちらかに違和感が生じる。それらを完全に解決してくれるのがサイズオーダーシステムだ。現代においてMCMは希少な存在だろう。
そのMCMの魅力を試乗車のインプレッションで語るのが失礼なのは承知だが、ボリュームのあるパワーラインの期待に応えるように走りはタフで力強い。
ハンドリングは安定性というよりは、クイックさを特徴とするレーシーな仕上がりだ。入力に対するリアクション性能が高く、妥協なきMCMの片鱗を感じとれた。
さて、いつかはオーダーメイドという憧れをもつサイクリストも多いはずだ。オーダーの流れは、ワイズロードの独自の計測システムであるバイオレーサーで測定したデータをもとに、イタリアの技術者たちが世界にひとつだけのバイクを作り上げる。
それでいて、価格は49万円(ディスクブレーキ仕様/税抜)。一生モノのバイクと思えば納得のプライス。しかも、カラーオーダーは4万とおり以上あり、アップチャージも納期の延長もなしだ。
CIPOLLINI・MCM
INFO
チポッリーニ/エムシーエム
フレームセット価格:49万円(税抜/ディスクブレーキ仕様)、44万円(税抜/リムブレーキ仕様)
■フレーム:1K T800カーボン T2Tラッピング
■フォーク:1K T800カーボン
■カラー:カラーオーダー
■サイズ:フルオーダー(最小44〜最大63)
■試乗車実測重量:7.9kg(サイズM・ペダルなし)
問:ワイ・インターナショナル www.cipollini.jp
ハシケンのロードバイクエクスプローラーの記事はコチラから。
SHARE