サイクルウエアブランド「WAVEONE」社長が教える自転車通勤
山口
- 2020年07月16日
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Withコロナの生活スタイルとして「自転車通勤に興味がある」という声が増えているいっぽうで、自転車を趣味とする人からは「会社から許可がでない」という意見も多く耳にする。
これは7月10日、先日公開されたau損保のアンケートでも「周りで以前よりも自転車通勤への関心が高まっていると感じる 」のが72.4%という自転車通勤を望む声はありながら、「新型コロナ流行後、会社から自転車通勤を推奨するアナウンスがあった」という回答は32.0%に留まっており、なかなか企業が自転車通勤を認めにくいの実態があるようだ。
そんななかで、社長自らがロードバイクで自転車通勤している会社がある。サイクルウエアブランドのWAVE ONE(ウエイブワン)の社長中田明さんの例を紹介する。コロナ以前から自転車通勤を会社としても推奨しており、サイクルウエアブランドだけに、社内に洗濯機があったり、カジュアルなスタイルで働けるなどうらやまし環境も整っている。
晴れの日は毎日往復30㎞を自転車通勤
中田さんが国道246号の渋滞ポイントでは迂回ルートを選ぶんでいる。クルマの通りも少なく、ストレスも少ない。
ウエイブワンのオフィスは東京・渋谷にあり、中田さんは川崎にある自宅から約15㎞の道のりを毎日通っている。「基本雨の日は自転車に乗りません。電車通勤にします」という。自転車通勤をポジティブに楽しむには、雨の日は無理しないのがポイントだ。
ルートは東急田園都市線に沿って国道246号を走ることが多いが、できるだけ危険な個所は避けるようにしている。「二子玉川から環八と交わる瀬田交差点までは、車道はクルマが多く、歩道も狭く、歩行者、自転車が多いので、ちょっと遠回りして避けるようにしています」
じつは編集部も近くにあるが、国道246号はクルマがつねに渋滞しており、自転車ナビマークこそあるが自転車が走ることはほぼ不可能だ。さらに歩道も自転車通行可にはなっているが、渋谷方面から二子玉川へ向かって坂を勢いよく下ってくる自転車もあるのであまりお勧めできない。
国道246号瀬田交差点手前は、車道はつねに環状8号へ向かうクルマが渋滞し、歩道も自転車通行可ではあるが、下りを勢いよく下ってくる自転車も多く危険だ。
早めの時間だと涼しく、道路にもまだ余裕がある
国道246号の駒沢付近。7時台は交通量もまだ少ない
朝7時台だとまだクルマの量もそこそこなので、自転車でも走りやすい。駒沢からはバス専用レーンになっており、たまに路上駐車があるが、都内の道路としては快適だ。さすがに三軒茶屋を超え渋谷に近づくと、交通量も増えてくるが、9時台のクルマも自転車もあふれかえる状況にはなっていない。さらにこれから夏にかけては、暑くなる前に会社に到着するメリットもあるので、時間帯を選べるなら自転車通勤するなら早めの時間がお勧めだ。
ウエイブワンの近くを通る明治通り。
会社に洗濯機完備、自転車通勤のための制度も
会社に着くと、まず着替えて、洗濯機にウエアを入れるのが中田さんの日課だ。自転車関連企業だけにバイクラックがあり、社員の自転車が置ける。ウエアブランドなので社内に更衣室や洗濯機があるのも特徴だ。会社にこれだけそろっているのはうらやましいところだ。
じつはウエイブワンは警視庁の自転車安全利用モデル企業に指定されており、警視庁の定める以下の条件を満たしている。
- 自転車利用者(通勤又は業務)が10人以上であること
- 自転車の安全利用について管理する者が置かれていること
- 自転車安全利用に関する社内規則を制定していること
- 自転車を利用する従業員に対し、年1回以上、自転車の交通安全に関する教養指導を実施すること
「洗濯機があるので自転車通勤しているスタッフは洗濯ネットに入れて、洗濯します。帰りまでに乾くので、快適なウエアを着て帰ることができます」
ズボンは何着か会社においてあり、あとはシャツなどをザックにいれて通勤する。汗を拭くためのタオルやボディケア用品は欠かせない
バイクはロードバイク、基本はレーサースタイル
バイクはイタリア、ウィリエール・GTR。保安部品を取り付けているものの基本スタイルはこのままレースも走れるもの。
中田さんの自転車通勤スタイルを見てみると、特別なものはなく普通のロードバイクを楽しむときと同じだ。違う点は仕事に必要な着替えなどをいれる最低限のザックを背負っていることだ。この日は背中がメッシュになってる自社製品のウエアを着ていたが、じつは自転車通勤する目的としてウエアのサンプルテストする意味もあるという。
そして会社では自社製品を含め、ジーパンと襟付きのシャツというカジュアルなスタイルで仕事をしている。
ウエイブワンではレースラインのみではなく、カジュアルラインのカペルミュールブランドも用意している。
まずは「止まります」からやってみよう
「自転車の場合、まず最低限ルールを守ることからはじめないといけないですよね。赤信号で止まるとたまに後ろから追突されそうになります。でも、そんなときに止まるのが当たり前だって、みんなに知ってもらうにはどうしたらいいんですかね?」と今回の取材で中田社長と話しながら出たアイデアが、ウエイブニャンの「止まります」缶バッチだ。
声を出してしまうと相手に伝えにくいメッセージを、できるだけ柔らかく伝えていければというもの。自転車通勤を広めるには、自転車乗りのこうした動きも大切だったりする。
「まずは信号で止まることからはじめよう!」ということで、缶バッチならカバンにもサドルバッグにも取り付けられる。
問い合わせ:ウエイブワン
https://www.wave-one.jp/
【#赤信号で止まります キャンペーン】
ウエイブワン×バイシクルクラブ企画!
オリジナル缶バッチ50名様プレゼント!
ウエイブワンとバイシクルクラブではコラボ企画として缶バッチを制作。プレゼント企画を行います。
応募はバイシクルクラブ公式Twitterアカウントから。
バイシクルクラブ公式Twitterアカウント@bicycleclub_eiをフォローしていただき、TwitterをRT&いいね、 #赤信号で止まります #バイシクルクラブ #ウエイブニャン のハッシュタグをつけて投稿していただいた人の中から、抽選で50名様に「赤信号で止まります缶バッチ」をプレゼントします。
Twitterサイトはこちら
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プレゼント内容 赤信号で止まります缶バッチ
当選者数 合計50名
応募期間 2020年7月16日(木)~7月26日(月)23:59まで
応募方法
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当選発表
当選者へはダイレクトメッセージで7月30日にお知らせいたします。
応募締め切り
7月26日(日)23:00 まで
注意事項
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- 賞品の受取方法は、当選通知にてご案内します。通知発送後5日以内に返答がない場合には、当選が無効となる場合があります。
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PROFILE
バイシクルクラブ編集長。かつてはマウンテンサイクリングin乗鞍で入賞。ロード、シクロクロスで日本選手権出場経験をもつ。47歳を迎えた現在ではレースだけではなく、サイクリングを楽しむためために必要な走行環境やサイクルツーリズムなどの環境整備などにも取り組んでいる。