bryton・ライダー320【TEST ME】
- 2020年08月06日
編集部が気になるパーツやアクセサリーをインプレッション! 今回は77もの機能とシンプルなディスプレイ、操作性が人気のライダー420からルートナビとワークアウト機能を省略し、手頃な価格を実現したbryton・ライダー320を編集長の岩田がテスト!
コスパとバランスに優れたGPSサイクルコンピューター
良好な視認性、35時間のバッテリー持続時間、さらにはルートナビ機能を搭載したブライトンのGPSサイクルコンピューター、ライダー420。77もの機能を持ちながらも、シンプルなディスプレイと操作性で人気となっている。そのルートナビとワークアウト機能を省略し、価格を手ごろにしたのが、このライダー320だ。
高品質光学粘着素材を使用したというクリアな液晶ディスプレイを持ち、ハッキリとした視認性がまず目を引く。コンパクトで軽量であることも大きなポイントだ。シリーズ最上級モデル860の128gに対して、約半分の重量。サイズも一まわり以上小さい。
GPSで高度を自動補正する機能は、320で新たに追加。そのほか専用アプリによるスマホ連動機能や、GPS衛星以外に日本のみちびきや中国のベイドゥー(BeiDou)を捕捉する正確な位置情報表示は420譲りだ。
またアントプラスによりペダル部分で計測するパワーメーターにも対応。一般ライダーが必要とする以上の機能を備えたハイコストパフォーマンスモデルだ。
クリアな液晶表示で見やすい!
付属のゴム引っかけ式のマウントでハンドルやステムに装着可能。
マイクロUSB端子による充電ポートは、本体裏側のゴム部分下にある。
専用アプリ「ブライトンアクティブ」により、スマホやパソコンで記録を表示したりユーザー情報を設定できる。
bryton(ブライトン)
ライダー320
1万1800円(本体のみ/税抜)、1万4800円(ケイデンスセンサーセット/税抜)
●サイズ:縦83.9×横49.9×厚さ16.9(mm) ●画面サイズ:2.3インチ ●重量:67g ●バッテリー駆動時間:最大35時間 ●付属品:スタンダードマウント、USBケーブル
多機能なサイコンをシンプルに使いこなしたい人に最適!
表示が見やすいこと。でも本体が大きいのはカッコ悪い。そして重いのもイヤ。あと、センサーを付けたくないので、GPS対応であること。これらの条件でチェックすると、このブライトン320が今の俺のベスト。それに値段もお手頃じゃないですか。表示を2項目に設定すれば、数字がすごく大きく表示される。結局ね、走行中に必要なのは速度と距離くらいなんですよ。もちろんそのほかのデータも最大8項目までボタンひとつで呼び出せる。ストラバとの同期もカンタン。そのほかラップや走行ログ記録など、およそトレーニングに必要な機能はそろっている。そしてシャープなデザイン。コレでしょ!
TESTER/イワタ
バイシクルクラブ編集長。GPS対応サイコンは装着もシンプルでいいんだけど、衛星捕捉までの時間が嫌い。条件にもよるが1分くらいかかるのを、なんとかしてほしいと切に思うおっさんライダー代表
問:フカヤ
www.fukaya-nagoya.co.jp
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PROFILE
Bicycle Club / 編集長
岩田
バイシクルクラブ 編集長。自転車雑誌の編集長を14年以上務める。自転車雑誌の編集は通算20年近い。人生100年として、もう5分の1を自転車雑誌で過ごしている。物欲おじさんライダーの代表。
バイシクルクラブ 編集長。自転車雑誌の編集長を14年以上務める。自転車雑誌の編集は通算20年近い。人生100年として、もう5分の1を自転車雑誌で過ごしている。物欲おじさんライダーの代表。