18歳未満はヘルメット着用が親の努力義務の東京で自転車用ヘルメットを生徒に贈呈
Bicycle Club編集部
- 2020年07月31日
じつは東京都の条例では18歳未満の児童にその父母や保護者がヘルメットを着用させるなどの対策をしなければならない。という条例がある。
ただ、この条例について、父兄はもちろん、学校関係者にもあまり周知されていない現実があり、編集部の調べたところ都内では自転車を利用する高校生のヘルメットの普及率は低く、高校生のヘルメット普及率の統計が実在していないのが実情だ。コロナ禍で自転車通学が普及するなか見過ごせない事態だ。
そんな厳しい現実のなか、au損保が東京都立町田工業高等学校の生徒に対して、ヘルメット205個を贈呈。同社では今後も東京都と連携して、ヘルメット着用促進などの自転車安全利用の啓発や自転車保険加入促進など自転車交通安全対策を推進していくという。以下、リリースより
東京都立町田工業高等学校の生徒にヘルメットを贈呈
au損害保険株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:山田隆章、以下、au損保)は、2020年7月29日(水)に、東京都立町田工業高等学校の生徒に対して、ヘルメット205個を贈呈いたしました。
本贈呈は、2016年7月にau損保が東京都と締結した「自転車の安全利用の促進に関する協定」に基づき、東京都教育委員会「安全教育推進校」及び「自転車安全運転指導推進校」である東京都立町田工業高等学校の生徒に対して「自転車用ヘルメット」として、東京都民の皆さまがご加入いただいたau損保自転車向け保険の保険料収益の一部を贈呈したものです。
本贈呈式は、東京都主催の自転車安全利用講習会講義のなかで実施されました。講義のなかでは東京都による自転車事故等についての講義、「東京都自転車の安全で適正な利用に関する条例」についての説明やVRを使った自転車危険運転の疑似体験が行われました。
東京都内における自転車事故で亡くなられた方の約7割が頭部損傷を主因としています(※)。東京都では、「東京都自転車の安全で適正な利用に関する条例」のなかで全ての自転車利用者の方に、ヘルメット着用の努力規定を設け、自転車用ヘルメット普及活動に取り組んでいます。
au損保は今後も東京都と連携して、ヘルメット着用促進などの自転車安全利用の啓発や自転車保険加入促進など自転車交通安全対策を推進することにより、自転車事故の削減に取り組んでまいります。
※令和元年実績 東京都都民安全推進本部ホームページより
参照
東京都自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例 第15条
父母その他の保護者は、その保護する児童(十八歳未満の者をいう。次条において同じ。)が、自転車を安全で適正に利用することができるよう、指導、助言等を行うことにより、必要な技能及び知識を習得させるとともに、当該児童に反射材を利用させ、乗車用ヘルメットを着用させる等の必要な対策を行うよう努めなければならない。
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Bicycle Club編集部
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