ワインの名産地で開催の自転車レース、ピエモンテでもユンボ・ヴィズマが勝利
Bicycle Club編集部
- 2020年08月13日
8月12日にイタリア、ピエモンテ州でロードレースGranPiemonte(グランピエモンテ)が開催、ジョージ・ベネット(ニュージーランド/ユンボ・ヴィズマ)が勝利し、同日フランスで開催されたクリテリウム・ドゥーフィネでの第1ステージでもユンボ・ヴィズマは勝っており、この日2つめの優勝を飾った。このコース沿いにはバローロやバルバレスコなどのワインの産地としても知られるエリアで、アップダウンを繰り返すコースが続く。
今季好調のユンボ・ヴィズマが1日にW優勝
レースは序盤から4人、フィリップ・ワルスレーベン(ドイツ/アルペシン・フェニックス)、ミッケルフレーリク・ホノレ(デンマーク/ドゥクーニンク・クイックステップ)、ジョセフ・ロスコフ(アメリカ/チームCCC)、カラム・スコットソン(オーストラリア/ミッチェルトン・スコット)が抜け出し、メイン集団に5分以上の差をつける。
ただ、イネオス、アスタナ、ユンボなどの主力チームが集団をけん引し、この逃げが捕まると、ゴールに向けてアタックの応酬がはじまる。
ベネット、マチュー、モスコンの激しいチェイス
ラスト7㎞地点でベネットがアタックを仕掛けると、これにジャンニ・モスコン(イタリア/チームイネオス)、マチュー・ファンデルプール(オランダ/アルペシン・フェニックス)などが反応し、激しいチェイスが行われる。さらにベネットが抜け出し、後続集団が追う展開となる。最後はディエゴ・ウリッシ(イタリア/チームUAE)が追い上げるがベネットが勝利し、チームユンボ・ヴィズマはこの日2つ目の勝利を上げた。
勝者ベネットのコメント
「イル・ロンバルディアではドメスティックとしてチームのために働くことになるが、今日は自分のチャンスだと思いました。チームメイトに勝ちに行くことを話し、彼らは私のために素晴らしい仕事ををしてくれました。最後の上りではレースを激しくしました。私は最後までライバルたちが近づかないことを望んでいたし、そうなるように走り続けました」
リザルト 距離187㎞ 平均40.403㎞/h
1 ジョージ・ベネット(ニュージーランド/ユンボ・ヴィズマ)4:38’23”
2 ディエゴ・ウリッシ(イタリア/チームUAE)+0”
3 マチュー・ファンデルプール(オランダ/アルペシン・フェニックス)+4”
4 アレクサンドル・ウラソフ(ロシア/アスタナプロサイクリング)+4”
5 シモン・ゲシュケ(ドイツ/CCCチーム)+4”
6 アレクサンデル・アランブル(スペイン/アスタナプロサイクリング)+4”
Un finale da cuore in gola per il #GranPiemonte presented by @eolo_it 2020. Guarda ora l’ultimo Km!
Heart in the mouth moment for the 2020 #GranPiemonte presented by @eolo_it Finale. Watch now the Last Km! pic.twitter.com/7TdQ1eN3dk
— GranPiemonte (@GranPiemonte) August 12, 2020
コースはバローロなど有名ワインの産地の丘陵地帯
このレースは今回で第104回目となる歴史あるレースで、壮大なランゲの丘で行われる。ランゲの丘はバローロやバルバレスコなどのワインの産地としても知られるエリアだ。グランピエモンテは187㎞のアップダウンのあるコースを走る。サントステファノベルボからスタートし、バローロへ至るコースだ。
大会WEBサイト
https://www.ilgranpiemonte.it/
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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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