BRAND

  • FUNQ
  • ランドネ
  • PEAKS
  • フィールドライフ
  • SALT WORLD
  • EVEN
  • Bicycle Club
  • RUNNING style
  • FUNQ NALU
  • BLADES(ブレード)
  • flick!
  • じゆけんTV
  • buono
  • eBikeLife
  • HATSUDO
  • Kyoto in Tokyo

STORE

  • FUNQTEN ファンクテン

MEMBER

  • EVEN BOX
  • PEAKS BOX
  • Mt.ランドネ
  • Bicycle Club BOX

ドーフィネ第4ステージ、ツール覇者ベルナルがリタイヤ、総合首位のログリッチが落車

フランスで8月15日に開かれたクリテリウム・デュ・ドーフィネ第4ステージは、レース終盤にアタックを決めたレナード・ケムナ(ボーラ・ハンスグローエ)が優勝。プロ初勝利を収めた。個人総合争いではプリモシュ・ログリッチ(ユンボ・ヴィズマ)がリーダーの座を守っている。

昨年のツール覇者・ベルナルは本大会のクイーンステージに姿を見せず

ユジーヌからメジェーヴへの153.5kmのコースで行われた第4ステージ。序盤から1級山岳が2つ続き、後半は超級山岳モンテ・ド・ビザンヌ(距離12.7km、平均勾配7.7%)を超え、2級山岳のムジェーヴ(距離7.5km、平均勾配4.9%)でフィニッシュする獲得標高4700mのクイーンステージだ。

大会前に個人総合争いの有力候補の一角に上げられていたエガン・ベルナル(チームイネオス)は、背中の痛みのためにこの日はスタートせず、リタイヤとなった。

149人のプロトンはユジーヌをスタート。トーマス・デヘント(ロット・スーダル)のアタックを皮切りに、序盤から逃げ集団を形成しようというライダーたちのアタック合戦が繰り広げられ、最初の2級山岳プランボワ峠の上りでデヘントとケムナ、ルイスレオン・サンチェス(アスタナ)、ミハウ・クフィアトコフスキ(チームイネオス)、ジュリアン・アラフィリップ(ドゥクーニンク・クイックステップ)、ダビ・デラクルス(UAEチームエミレーツ)ら15人の逃げ集団が形成された。

ブッフマンやログリッチら個人総合の有力候補が落車

プランボワ峠の下りで、メイン集団のエマヌエル・ブッフマン(ボーラ・ハンスグローエ)とステフェン・クライスヴァイク(ユンボ・ヴィズマ)が落車。両者ともここでリタイアとなった。この落車に本大会の個人総合争いで2位に付けているティボー・ピノ(グルパマFDJ)も巻き込まれたものの、レースを続行している。

逃げ集団ではデラクルスが山岳賞ポイントを荒稼ぎ。最初の1級山岳プランボワ峠で10ポイント、2つめの1級山岳と3級山岳、2級山岳でもポイントを稼ぎ、昨日までの山岳賞トップだったチームメイトのダヴィデ・フォルモロ(UAEチームエミレーツ)のポイントを逆転した。

メイン集団ではユンボ・ヴィズマ勢が集団のペースをコントロールし、逃げ集団とのタイム差を3~4分程度に調整。しかし、82km地点で個人総合争いでトップに立つプリモシュ・ログリッチ(ユンボ・ヴィズマ)が落車に見舞われた。ログリッチは身体の左側に擦過傷を負ったもののすぐにバイクにまたがり、レースに復帰している。

ログリッチの落車によってメイン集団のペースは下がり、89km地点では逃げ集団との差がこの日最大の5分に達する。その後、メイン集団は再びペースを上げ、98km地点では3分40秒差まで挽回した。

最後の上りでケムナが独走に持ち込み、そのままプロ初勝利

超級山岳モンテ・ド・ビサンヌにさしかかった逃げ集団では、デラクルスの勢いが止まらない。彼はこの峠もトップ通過し、ステージ終了時点での山岳賞ジャージ獲得を確定させた。モンテ・ド・ビサンヌの山頂通過時点で、逃げ集団はデラクルス、アラフィリップ、クフィアトコフスキ、ケムナら8人に人数を減らした。

個人総合争いでトップに立つログリッチは、ポイント賞ジャージを着るワウト・ファンアールト(ユンボ・ヴィズマ)やロマン・バルデ(AG2Rラモンディアール)らの牽引で先頭集団を追うメイン集団に合流。残り10kmで先頭集団とメイン集団とのタイム差は2分25秒になった。

最後の2級山岳メジェーブの上りで、逃げ集団からケニー・エリッソンド(トレック・セガフレード)がアタックを開始。これをデラクルスとケムナが追い、合流するやいなや、今度はケムナがペースを維持して単独で飛び出した。この動きにデラクルスとエリッソンドは付いていくことができず、ケムナはそのままリードを広げてトップでフィニッシュラインを通過。プロ初勝利を収めた。

個人総合争いでは、個人総合2位のピノが先頭から約3分遅れの9位でフィニッシュ。これをピッタリとマークした個人総合トップのログリッチは、タイム差なしの10位でフィニッシュした。この結果、個人総合の上位2名のタイム差に変動はなく、14秒差で最終日を迎えることになった。

リザルト クリテリウム・デュ・ドーフィネ第4ステージ

第4ステージ結果
1位 レナード・ケムナ(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ)
2位 ダビ・デラクルス(UAEチームエミレーツ)
3位 ジュリアン・アラフィリップ(ドゥクーニンク・クイックステップ)
4位 ジャック・ヘイグ(ミッチェルトン・スコット)
5位 ケニー・エリッソンド(トレック・セガフレード)
6位 ファウスト・マスナダ(CCCチーム)

個人総合
1位 プリモシュ・ログリッチ(ユンボ・ヴィズマ)
2位 ティボー・ピノ(グルパマFDJ)
3位 ギヨーム・マルタン(コフィディス)
4位 ミケル・ランダ(バーレーン・マクラーレン)
5 位 ダニエル・マルティネス(EFプロサイクリング)
6位 ミゲルアンヘル・ロペス(アスタナ)

ポイント賞
プリモシュ・ログリッチ(ユンボ・ヴィズマ)

山岳賞
ダビ・デラクルス(UAEチームエミレーツ)

新人賞
ダニエル・マルティネス(EFプロサイクリング)

チーム総合
ユンボ・ヴィズマ

リーダージャージを着るログリッチ PHOTO:A.S.O./ Alex Broadway

クリテリウム・ドゥーフィネ2020のルート

8月12日
第1ステージ クレルモンフェラン―サンクリストエンジャレス 218.5 km
8月13日
第2ステージ ヴィエンヌ―ポルテ峠 135 km
8月14日
第3ステージ コラン―サンマルタンドベルヴィル 157 km
8月15日
第4ステージ ウジネ—メジェーヴ 157km
8月16日
第5ステージ メジェーヴ―メジェーヴ 153.5 km

大会WEBサイト
https://www.criterium-du-dauphine.fr/en/いと

SHARE

PROFILE

Bicycle Club編集部

Bicycle Club編集部

ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

Bicycle Club編集部の記事一覧

ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

Bicycle Club編集部の記事一覧

No more pages to load