BRAND

  • FUNQ
  • ランドネ
  • PEAKS
  • フィールドライフ
  • SALT WORLD
  • EVEN
  • Bicycle Club
  • RUNNING style
  • FUNQ NALU
  • BLADES(ブレード)
  • flick!
  • じゆけんTV
  • buono
  • eBikeLife
  • HATSUDO
  • Kyoto in Tokyo

STORE

  • FUNQTEN ファンクテン

MEMBER

  • EVEN BOX
  • PEAKS BOX
  • Mt.ランドネ
  • Bicycle Club BOX

SANTILLO・RB-01(サンティッロ・RB-01)|ニューモデルインプレッション

注目の最新モデルを徹底インプレッション! 今回は、イタリアをはじめとした欧州や日本メーカーで自動車をデザインした経歴をもつデザイナーのサンティッロ・フランチェスコが手掛けるバイクブランド、SANTILLO・RB-01(サンティッロ・RB-01)をベテランライダーの管洋介がテスト!

ニューモデルインプレッション
一覧はこちらから

イタリア人デザイナーによるニューブランド、サンティッロ

サンティッロは母国イタリアをはじめとした欧州や日本メーカーで自動車をデザインした経歴をもち、現在は日本に拠点を置くデザイナーのサンティッロ・フランチェスコさんによるバイクブランドだ。ファーストモデルとなるRB-01は、これまでの既成概念にとらわれない独特のデザインが特徴的なバイクであり、獲物をねらうチーターをモチーフにしたものだという。
独創的なデザインの自転車といえば、かつてアワーレコードに挑んだバイクなど、これまでにも多く誕生してきた。だが、サンティッロがそれらと異なるのがUCI規定に完全に準拠してデザインされているロードバイクだということ。伝統的な自転車としての形状を踏襲しつつも、個性的な魅力を放っているのは、自動車やオートバイなどのデザインを手がけてきた工業デザイナーとしての手腕にほかならない。
カーボンモノコックのフレームは、フォークからトップチューブを経てリアエンドまで流れるようなラインを生かしたデザインを採用する。実際の乗り味についてもインプレッションを読めばわかるとおり、レーシングバイクとして秀逸といえるレベルにまで引き上げられている。
また最新のロードバイクで標準となったディスクブレーキ仕様であることからも、性能に対するこだわりが垣間見える。生産はパートナーシップを結んだ台湾の企業が行っているという。
唯一無二のバイクを望むユーザーにとってはこれ以上ないほどの選択肢となるかもしれない。価格面においてもマスプロダクションと比較してしまえば高価格帯ではあるが、その生産台数や、かかる労力を考慮すれば決して高額といえない価格設定だ。 鎌倉のデザイン事務所とともに営むカフェのショールームでRB-01の実物も見られる。デザイナーの存在を身近に感じられるバイクというのも悪くない。

フォークからトップチューブを直接つなぐようなデザインで、ヘッドチューブを独立させた形状にしている。これによりフロントまわりの剛性過多を抑え、最適化しているものと思われる。

大径のダウンチューブに合わせて幅広のプレスフィットBBを採用した。シートチューブはリアホイールを包むようにデザインし、空力性能を高めている。

大ボリュームが特徴的なフロントフォーク。ディスクブレーキの台座は標準的なフラットマウント規格とした。ブレーキキャリパー付近での乱気流の発生を抑えるブレード形状を採用した。

湾曲した形状により路面追従性を高めたシートステー。トップチューブに接続する形状で、シートチューブのフレックス性を確保している。

サンティッロ
RB-01

42万円(フレームセット/税抜)
■フレーム:カーボン ■フォーク:カーボン ■コンポーネント:シマノ・アルテグラDI2、GRX ■ハンドル:FSA・KフォースSL ■ステム:FSA・OS99 ■シートポスト:専用カーボン ■サドル:フィジーク・アルゴ ■ホイール:DTスイス・PRC1400スプライン35 ■タイヤ:ピレリ・Pゼロヴェロ ■サイズ:460、490、520、550、580 ■カラー:全10色 ■試乗車重量:7.6kg(490 /ペダルレス)

スムーズで回しやすいペダリング性能が魅力

管洋介がインプレッション

イタリア人デザイナーが手がける新興ブランドであるサンティッロを語るうえで、まず外せないのがその独特すぎるフレーム形状だろう。これだけロードバイクのデザインが多様化した現代でも、ここまでオリジナリティにあふれたたたずまいをもつロードバイクに出合ったことがない。
やはり気になるのが乗り味だ。ここまで独特の形状だと、剛性過多でないか、どこかに弱さがないかと粗探しをしてしまうがいい意味で裏切られた。驚くほどペダリングがスムーズで回しやすい設計がなされており、滑らかなトルクキャッチで注力すべきペダリングポイントへと誘導され、いつの間にか中速域の快適なスピードへと誘ってくれる。
硬質な立ちまわりでフレーム剛性が高く感じるのに、ペダリングしていても身体に疲労が残らないのは非常に魅力的だといえる。アグレッシブな走りにしっかり呼応する駆動力をもち合わせていて、上りでの高回転や立ち上がりの加速など、スピードの変化に十分対応できる。レースシーンで通用するパフォーマンスをもっていると感じた。
ステアリングのキレもよく、安心できる接地感も確保され、安全かつスピーディーなコントロールが可能なバイクに仕上げられている。

インプレッションライダー
管洋介

競技歴24年のベテランライダーで自身のチーム、アヴェントゥーラサイクリングの代表も務める。長年の経験を生かした的確なインプレッションが持ち味。身長168cm。

ニューモデルインプレッション
一覧はこちらから

管洋介のその他の記事は
こちらから

問:バイシクルショップKベース
https://k-basebicycle.com

出典

SHARE

PROFILE

管洋介

Bicycle Club / 輪界屈指のナイスガイ

管洋介

アジア、アフリカ、スペインなど多くのレースを走ってきたベテランレーサー。アヴェントゥーラサイクリングの選手兼監督を務める傍ら、インプレやカメラマン、スクールコーチなどもこなす。

管洋介の記事一覧

アジア、アフリカ、スペインなど多くのレースを走ってきたベテランレーサー。アヴェントゥーラサイクリングの選手兼監督を務める傍ら、インプレやカメラマン、スクールコーチなどもこなす。

管洋介の記事一覧

No more pages to load