ツール・ド・フランス2021コース発表！　再び最終日直前、TTでの逆転劇が見られるかも⁉　

Bicycle Club編集部

2020年11月02日

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11月2日、主催者のA.S.Oが第108回となるツール・ド・フランスが2021年のコースを正式発表した。ブルターニュ地方のブレストからスタート、パリ・シャンゼリゼまでの距離3383 kmとなることが決まった。

フランス国内を時計回り、唯一の国境越えはアンドラ

A.S.O./Pauline Ballet

東京2020との関係から、少し開催期間を早め、2021年6月26日から7月18日までとなるツール・ド・フランス2021。コースはフランス・ブルターニュ地方からスタート。フランス国内を時計回りに走り、山岳ステージはアルプス、モン・バントゥーのある中央山塊、そしてピレネーの順にまわる。そして唯一国境を越えるのはフランスとスペインの間にあるアンドラのみとなった。コロナ禍で予想がつかないいま、フランス国内を中心にとしたコースとなる。

平坦ステージが8つ、丘陵ステージ5つ、そして山岳氏テージは6つ用意される。さらにタイムトライアル（TT）が2ステージあり、そのうち１つは第20ステージということで、最終日直前での逆転を予感させるスケジュールになっている。

頂上ゴールは３つ、モン・バントゥーでの周回も

A.S.O./Pauline Ballet

今回、有名な山岳コース、コロンビエール峠（第8ステージ）やモン・バントゥー（第11ステージ）を通過する。そのモン・バントゥーは周回路となり2回走る予定だ。また、６つある山岳ステージのそのうち頂上ゴールはアルプスでは第9ステージのティーニュ、ピレネーでは第17ステージのサンラリ＝スランコルデュポルテ、第18ステージのルスアルディデンの２つとなる。

第9ステージ

第11ステージ

第17ステージ

TTは２つ、最終日の直前のTTで逆転の可能性も

A.S.O./Pauline Ballet

TTは2007年以来久々に2ステージで行われる。注目は第20ステージ、最終日直前のTTだ。2020年のツール・ド・フランスではこの第20ステージでダディ・ポガチャル（UAEミレーツ）がプリモッシュ・ログリッチ（ユンボ・ヴィズマ）を逆転して優勝したが、2021年のツール・ド・フランスでも第20ステージはTTとなる。このためレース展開次第では逆転が起こる可能性を残している。