東京五輪ロードレース日本代表候補選手が決定!男子は新城と増田、女子は與那嶺、金子が選出
Bicycle Club編集部
- 2020年11月04日
日本自転車競技連盟(以下、JCF)から第32回オリンピック競技大会(2020/東京)自転車競技ロードの日本代表候補選手が発表された。
参加枠2名の男子ロードレースには新城幸也と増田成幸が代表候補選手に、補欠選手として中根英登が選ばれた。同じく参加枠2名の女子ロードレースには與那嶺恵理と金子広美が代表候補選手に、補欠選手として樫木祥子が選ばれた。なお、與那嶺は参加枠1名の女子個人タイムトライアルにも出場予定だ。
■男子ロードレース(参加枠:2名)
新城 幸也(あらしろ ゆきや)
増田 成幸(ますだ なりゆき)
補欠選手:中根 英登(なかね ひでと)
■女子ロードレース(参加枠:2名)
與那嶺 恵理(よなみね えり)
金子 広美(かねこ ひろみ)
補欠選手:樫木 祥子(かしき しょうこ)
■女子個人タイムトライアル(参加枠:1名)
與那嶺 恵理(よなみね えり)
日本代表候補選手プロフィール
新城 幸也 (あらしろ ゆきや)
生年月日: 1984 年 9 月 22 日
所属: Team Bahrain McLaren
出生地: 沖縄県
出身校: 沖縄県立八重山高校
沖縄県立八重山高校卒業後、国内チーム所属を経て、2009 年フランスの UCI プロチームBbox ブイグテレコムと契約、ツール・ド・フランスに出場。以降、グランツール(ツール・ド・フランス、ジロ・デ・イタリア、ブエルタ・ア・エスパーニャ)を13回出場し完走。2010 年世界選手権で 9 位。過去オリンピックにはロンドン、リオデジャネイロに出場している。
▼コメント
「自国開催のオリンピックを自分が現役選手の時に迎えられることは運命だと思っていました。世界中が大変な状況下で競技を続けられる自分の環境に感謝し、しっかり準備をして自分の最高のパフォーマンスを発揮するだけです。皆さんも楽しみにしていてください!」
主な成績
2020 年 ジロ・デ・イタリア 総合 89 位
2019 年 ブエルタ・ア・エスパーニャ 総合 110 位
全日本選手権ロードレース 2 位
2018 年 ロードアジア選手権(ロードレース) 5 位
2017 年 ツール・ド・フランス 総合 109 位
ロードアジア選手権(ロードレース) 7 位
2016 年 リオデジャネイロオリンピック(ロードレース) 27 位
ロードアジア選手権(ロードレース) 2 位
2015 年 ロード世界選手権(ロードレース)17 位
2013 年 全日本選手権ロードレース 優勝
2011 年 ロードアジア選手権(ロードレース) 優勝
新城幸也の直前インタビューはこちらから↓
増田 成幸 (ますだ なりゆき)
生年月日: 1983 年 10 月 23 日
所属: 宇都宮ブリッツェン
出生地: 青森県
出身校: 日本大学
PHOTO:宇都宮ブリッツェン
日本大学理工学部・航空研究会の人力飛行機のパイロットとして活躍、2006年にミヤタ・スバル~チームミヤタでプロデビュー、2013年にはUCI プロチームキャノンデール・プロサイクリングチームに所属。2014年に宇都宮ブリッツェンに復帰し、ツール・ド・おきなわで優勝。2017年にはバセドウ病であることを記者会見で発表、その後レースに復帰し、2019年には全日本選手権個人TTで優勝している。
▼コメント
「東京オリンピックロードレースの日本代表候補への選出、大変光栄です。一方で、身が引き締まる思いです。日本代表の名に恥じないような走りができるように精進いたします。」
主な成績
2019 年 ロードアジア選手権(個人ロードレース) 7 位
全日本選手権ロードレース 8 位
全日本選手権個人タイムトライアル 優勝
2016 年 ロードアジア選手権(個人タイムトライアル) 4 位
全日本選手権個人タイムトライアル 3 位
2015 年 全日本選手権ロードレース 3 位
全日本選手権個人タイムトライアル 2 位
増田成幸の記事はこちらから↓
與那嶺 恵理 (よなみね えり)
生年月日: 1991 年 4 月 25 日
所属: OANDA JAPAN
出生地: 大阪府
出身校: 筑波大学
PHOTO:與那嶺恵理公式WEBサイト
2011年にテニスから自転車競技に転向、その後2013年には全日本選手権、ロード・個人TT、MTB クロスカントリーの3種目で優勝している。国内チームを経て2016年にから海外チームに所属し、現在オランダを拠点に活動している。過去オリンピックにはリオデジャネイロに出場している。
▼コメント
「全てを力に変えて。」
主な成績
2020 年 世界選手権ロードレース 21 位
2019 年 ストラーデ・ビアンケ 13 位
全日本選手権ロードレース 優勝
全日本選手権個人タイムトライアル 優勝
2018 年 アジア競技大会(ロードレース) 3 位
アジア競技大会(個人タイムトライアル) 2 位
全日本選手権ロードレース 優勝
全日本選手権個人タイムトライアル 優勝
2017 年 全日本選手権ロードレース 優勝
全日本選手権個人タイムトライアル 優勝
2016 年 リオデジャネイロオリンピック(ロードレース) 17 位
リオデジャネイロオリンピック(個人タイムトライアル) 15 位
アジア選手権(ロードレース) 4 位
全日本選手権ロードレース 優勝
全日本選手権個人タイムトライアル 優勝
2015 年 全日本選手権ロードレース 2 位
全日本選手権個人タイムトライアル 優勝
2013 年 全日本選手権ロードレース 優勝
全日本選手権個人タイムトライアル 優勝
與那嶺恵理の直前インタビューはこちらから↓
金子 広美 (かねこ ひろみ)
生年月日: 1980 年 9 月 9 日
所属: イナーメ信濃山形
出生地: 宮城県
出身校: 福島県立白河第二高等学校
PHOTO:ハシケン
結婚を機に自転車競技を本格にはじめ、ヒルクライムレースなどを中心に活動、マウンテンサイクリングin乗鞍では6連覇(2012~2017年)。そのほかロードレースにも参戦し、2016年にはベトナムでのステージレース、2017年にはジャパンカップオープンレースで優勝。また、2018、2019年と全日本総合選手権ロードで準優勝している。
▼コメント
「私がここまで走れる環境を用意してくれた、すべての方々に感謝しています。今も世界は厳しい状況が続いていますが、与えられたチャンスに向けて、次につながるきっかけとなる走りが出来るように、しっかりとトレーニングを重ねていきます。」
主な成績
2019 年 全日本選手権ロードレース 2 位
アジア選手権(ロードレース) 12 位
2018 年 全日本選手権ロードレース 2 位
2017 年 全日本選手権ロードレース 3 位
2015 年 全日本選手権ロードレース 3 位
2013 年 全日本選手権ロードレース 2 位
選手の選考はJCFによる独自のポイントの獲得上位者で決定
JCFによる2018 年 9 月 7 日発表(2020 年 5 月 25 日一部内容見直し)の「第 32 回オリンピック競技大会の選手選考基準」を適用し、候補選手ならびに補欠選手を選出した。これは各選手が獲得した国際自転車競技連合(UCI)ポイントに、以下表にまとめた、JCFが定めた独自の係数をかけた点数の合計を出し、その獲得ポイントの上位選手から決定した。
男子では1位新城は群を抜いていたが、2位増田と3位中根が僅差で争っていた。最終的には選考期間が終わる直前の10月12日、スペン・オルディシアで開催された、UCIレースでこのポイントが確定している。
いっぽう女子は結果的に2019年に開催された全日本選手権の結果が反映される結果となった。
第32回オリンピック競技大会(2020/東京)選手選考基準:ロード男子
第32回オリンピック競技大会(2020/東京)選手選考基準:ロード女子
JCF(公益財団法人日本自転車競技連盟)
https://jcf.or.jp
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PROFILE
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