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注目の電動アシストスポーツバイク「ベスビー」実力派eMTB2台を乗り比べ!|BESV

いま注目されている電動アシスト自転車。そのなかでもアウトドアでのアクティビティとして注目されているがのeMTBと呼ばれる電動アシスト機能をもったMTB(マウンテンバイク)だ。なかでも、シマノの電動ドライブユニットを使った「BESV(ベスビー)」のハイパフォーマンスE-MTB、TRS2シリーズは本格派も納得する性能を誇る。

ここではオールマイティーなクロスカントリーハードテール「TRS2 XC」と高い走破性を持つフルサスオールマウンテンの「TRS2 AM」を元ダウンヒルチャンピオンの内嶋亮さんがインプレッションした!

XCとAMの2種類ラインナップする「TRS2シリーズ」

XCもAMもドライブユニットは、シマノ最強のステップスE8080を採用

ロードからМTB、シティバイクまで幅広いラインナップを誇るベスビー。業界でも先んじてeバイクを開発してきたパイオニアにふさわしく、eMTBに関しても最先端を走っている。

TRS2シリーズは、オリジナルのインチューブバッテリーで美しいフォルムを実現したeMTB。TRS2には2タイプのモデルがある、XCとAMが用意されている。シマノ最高性能のドライブユニット、ステップスE8080を搭載しながらも、アルミフレームで求めやすい価格を実現。オリジナルバッテリーながらシマノ公認なのでマッチングも最適だ。

XCは短めのストローク130mmトラベルのフロントサス搭載した、ハードテイルのXCモデル。27.5×2.35インチタイヤの軽快な走りが特徴。オールマイティーなバイクで、通勤からツーリング、ダートコースまでフィールドを選ばない。

AMはやや長めの150mmトラベルのフロントとリアサスペンションを備えたフルサスバイク。27.5×2.6インチタイヤを採用し、トレイルにおけるあらゆるセクションを走破できるオールマウンテンモデルだ。

今回は、数々のメーカーのeMTBを乗りこなし、的確なインプレッションに定評あるプロライダー内嶋亮が2台を乗り比べ。それぞれの特徴と持ち味を紐解いてもらった。2台ともeMTBの名機となる予感のあるTRS2。あなたは、どちらを選ぶ?

 

TRS2 XC

設計のよさからくる軽快感と安心感でオールマイティーに楽しめる

ディスプレーはステップス専用の小型タイプを採用
バッテリーはインテグレーテッドタイプでデザイン性高い

SPEC

■価格:36万円(税抜)■サイズ:S、M ■フレーム:アルミ ■フロントサスペンション:サンツアー・XCR34 エアーブースト 130mm ■コンポーネント:シマノ・デオーレ10スピード ■タイヤサイズ:27.5×2.35 ■ドライブユニット:シマノ・ステップスE8080 ■バッテリー:36V 14.0Ah リチウムイオンバッテリー ■最大走行可能距離:エコ140km/ノーマル130km/ハイ95km ■重量:20.8kg(S)

IMPRESSION

上りではパワフルにアシスト。ツーリングはもちろん、トレイルでは軽快なハンドリングで小回りが利く
これは乗ってすぐに操作性の軽さを感じた。軽快感は非常に印象がよく、岩だらけのような険しい道でなければ、どこまでもいっしょに走っていけるような印象だ。狭い場所での方向転換やクイックなコーナーなどではその体感の軽さが際立ち好印象。アルミフレームのパリッとした乗り味のなかにもジオメトリーのよさからくる安定感と、急激な加速による恐怖感を与えないアシストパワーの味付けもオススメできるポイント。アスファルトからコンディションのいいトレイルまで長い距離を走りたい人にオススメできる。オールマイティーかつその実力はお値段以上だ!

TRS2 AM

「eバイクの重さのネガを感じない優秀なスポーツツール」

ロックショックス製のユニットを搭載したリアサスペンション
フロントサスは150mmトラベルで走破性はかなり高い
203mmのディスクローターでブレーキコントロールも万全

SPEC

■価格:44万5000円(税抜)■サイズ:S、M ■フレーム:アルミ ■フロントサスペンション:サンツアー・ゼロン35 150mm ■リアサスペンション:ロックショックス・RS DLX RT 150mm ■コンポーネントシマノ・デオーレ10スピード ■タイヤサイズ:27.5×2.6 ■ドライブユニット:シマノ・ステップスE8080 ■バッテリー:36V 14.0Ahリチウムイオンバッテリー ■最大走行可能距離:エコ140km/ノーマル130km/ハイ95km ■重量:23.24kg(S)

IMPRESSION

下りでは高い操作性にプロも満足!上りではしっかりアシストしてくれるのでトレイルを満喫
アグレッシブなライディングにも耐えられるしっかりとしたサスペンションとジオメトリー。ダブルサスや太いタイヤチョイスは下るための装備のように見えるが、これらが岩や根など凹凸の多い上りでも大きな役割を担い、アシストの力でどんな路面でも楽しくグイグイ上れる。下りの場面では、そのサスペンションとタイヤがしっかりと路面をとらえ、止まる、曲がる、跳ぶなどの操作を高いレベルで安定して行える。上りも下りも重量のネガティブをほとんど感じることがなく楽しめる、非常に優秀なスポーツのツール。本気ライダーには反復練習などスキルアップの相方にもいい

impression rider

内嶋 亮
MTB&モーターサイクルエンデューロ、プロライダー。1994年から国内外の数々のレースに参戦。MTBの元全日本チャンピオン。近年はEMTBライダーとしても活躍している。イベント運営などを行う、ダイナコ代表

BESVの問い合わせ:ベスビージャパン
https://besv.jp

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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