ウィリエールから軽量エアロロード「フィランテ」登場！｜Wilier TRIESTINA/FILANTE

「Wilier TRIESTINA(ウィリエール トリエスティーナ）」から新らな軽量エアロロード「Filtante （フィランテ）SLR」が発表された。いままでウィリエール トリエスティーナ（以下ウィリエール）のラインナップではチェント10プロがエアロロードのフラグシップだったが、さらにその上をいくフィランテSLRが追加されたことになる。

フレーム重量880g！ゼロSLRと同じハスモッドカーボン採用で軽量化

フィランテSLRはトッププロの要求に応える剛性を維持しつつも軽量化を実現、フレーム重量も880gとエアロロードしてはトップクラスといえる軽さだ。チェント10プロよりも100g以上軽くなっている。
この軽さを実現するためにゼロSLRでも使っている軽量素材、ハスモッドカーボンを採用。さらに緻密な結晶構造と高弾性をもつリキッドクリスタルポリマー（液晶ポリマー）も用いることで剛性と振動吸収性、さらに軽さを高いレベルで兼ね備えている。

エッジをカットしより横風に対応するデザイン

フィランテSLRではフレームの断面形状をさらにアップデート、すでにチェント10プロで採用していたカムテールデザインを改良し、横風の影響をより小さくしている。自転車は正面からの風だけではなく、横風の影響をうけるため、いわゆるヨー角をつけた風に対しても空気抵抗を抑える工夫が必要になる。そのためフィランテSLRではカムテールのテール部分を丸くしたデザインにしている。

下の図にあるようにチェント10プロではテール側にエッジを残したデザインになっていたが、フィランテSLRではエッジを丸くすることで、横風が吹いたときに乱流が起きにくいデザインになっている。

フロントフォークとリアシートステイを同じデザインにし、前面投影面積を減らしている

フォーク形状はタイヤとのクリアランスを大きく開けることで、空気抵抗を低減させている。さらにフロントフォークとリアシートステイの形状を同じプロファイルにすることで、前面投影面積を減らし、空気抵抗を削減している。

ヘッドコラムを丸形断面に

丸形断面を採用することで、コラムの剛性を確保している

フィランテSLRではケーブルを完全内装している。ただ、ステアリングコラムはゼロSLRで採用しているD形断面ではなく、剛性確保のために丸形断面に変更。ベアリングを薄くしてケーブルのスペースを確保している。

電動コンポーネント専用設計、ゼロハンドルバーを採用

ケーブルを完全内蔵にするため、ハンドルバーはゼロSLRと同じゼロハンドルバーシステムを採用している。このため電動コンポーネント専用設計で、機械式コンポーネントには対応していない。

詳細紹介

シートクランプは、ゼロSLRにあったでっぱりがなくなり、よりエアロなデザインを採用。

前後のスルーアクスルはマヴィックのスピードリリースに対応する

フィランテSLR

価格：84万円（アルテグラDI2完成車／税抜）、120万円（デュラエースDI2完成車／税別）、59万円（フレームセット／税抜）
フレーム：ハスモッドカーボン＋L.C.P
フォーク：カーボン
ハンドル／ステム：ウィリエール・ゼロバー
サイズ：XS、S、M、L、XL
カラー：レッド、マットブラック×レッド（受注発注）
重量：フレーム／880g
重量：ゼロバー／約335g

SPEC

※ジャンクションAはEW-RS910ハンドルバーエンドタイプがアッセンブルされます。
※充電器コード・充電器は付属します。

※画像と実際の仕様は異なる場合があります。掲載の内容は予告なく変更することがありますので、予めご了承願います。

レッド

マットブラック×レッド

ジオメトリー

フレームは6サイズ。ハンドルは5サイズが用意される

動画

問：服部産業スポーツ事業部
http://www.hattori-sports.com/