自転車で1時間に52.468㎞走る! アワーレコードでブリヂストン今村が日本初の公認記録
Bicycle Club編集部
- 2020年11月23日
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日本自転車競技連盟(JCF)トラック中距離男子エリート強化指定選手の今井駿介選手(チームブリヂストンサイクリング)が1時間でどれだけ自転車を走らせられるのか? を競うアワーレコードにチャレンジした。1周250mのベロドロームを209周し、52.468㎞という日本初の公認記録を達成した。世界記録はヴィクトール・カンペナールツ選手(ベルギー)が持っている55.089kmだが、5年前にローハン・デニス選手(オーストラリア)が出した、52.491㎞に次ぐ好記録となった。
アワーレコードチャレンジした今村駿介が公認日本記録
11月23日に、日本自転車競技連盟(JCF)公認として初めての試みのとなる「JCFアワーレコードチャレンジ」を伊豆ベロドロームで実施。アワーレコードとは、1人が1時間でどれだけの距離を走れるかを競う競技だ。1時間になる前までに走った距離に、最終ラップから割り出した距離を足し、ちょうど1時間で走った距離を割り出し算出する。
タイムが良ければクレイグコーチが位置を前進する
「好タイムを出すと、コーチがトラック競技場の位置を反時計回りに前進して教えることになってました」という。元カナダHCのクレイグ・グリフィンコーチが逐次タイムを告げながらのタイムトライアルになった。1周250mのコースを1周17秒で走るのが目安としていたが、前半ペースは抑えめだったが、途中20分くらいで集中力を欠き、バンクの内側に設置されたスポンジを踏むこともあった。
しかし、後半からペースを上げ、コースの黒いラインだけを見ながら走ったという。結果的に目標としていた51.5㎞を大幅に更新する、52.468㎞という好記録を達成した。
コロナ禍で全日本選手権に出られず新たな目標
「9月にコロナ禍のため、全日本選手権に出られない自分のために、クレイグコーチからLINEで『アワーレコードにチャレンジしないか?』という連絡をもらいました。そこから準備し、チャレンジしました。いままでテストで30分を2回走り、今回本番に挑みました」という今村選手。気合を入れるために頭を丸めた効果もあったという。
最後にコーチはじめ、ナショナルチーム、メカニック、そして競技審判、みなさんのおかげです。と今村選手が締めくくった。
バイクはブリヂストンのアンカー・PRP
フレームはアンカーPRP(フレームセット100万円/税抜)、ギヤ比は60×15T。
今村駿介選手プロファイル
出身地 福岡県
所属 チームブリヂストンサイクリング
中央大学 在籍
祐誠高等学校 卒業
JCF公式サイト
https://jcf.or.jp/
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PROFILE
Bicycle Club編集部
ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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