宇都宮ブリッツェンが2021年体制を発表、増田キャプテンを軸に「全輪駆動」で新リーグを戦う
Bicycle Club編集部
- 2020年12月16日
12月16日、栃木県宇都宮市を拠点とする地域密着型プロサイクルロードレースチーム、「宇都宮ブリッツェン」が栃木県庁で記者会見を開催、2021年シーズンの体制を発表した。東京オリンピックの日本代表候補に選出された増田成幸がキャプテン、さらに副キャプテンには阿部嵩之がなる。さらに新加入選手として若手の3人を加えた10人体制で新リーグでの初代王者という目標達成を目指す。
また、体制も変更され、今年から清水裕輔監督がGM(ゼネラルマネージャー)を兼任することになる。本来は、現場を仕切る監督と運営会社の立場となるゼネラルマネージャーという、異なる立場を兼任するある意味難しい立場となる。
コロナ禍でチーム運営が難しいなか、チームとしてのシーズンを通してのテーマは「全輪駆動」を謳っている。清水監督兼GMによると、2020年に引き続き2021年は大変な年になる。そこで、選手は走るだけでなく、監督、運営スタッフなど全員が動かないと、これ以上強くなれない。そのため全員で前にいこうという意気込みを込めてこの言葉を使う。
新リーグの加入は楽しみです(清水監督権GM)
2021年シーズンは新リーグ「ジャパンサイクルリーグ(JCL)」に加入する予定の宇都宮ブリッツェン。チームの目標としてはその初代王者、そして国内外の国際自転車競技連合(UCI)公認の国際レースでの好成績を目指す。
また、新リーグの加入についての印象について清水監督権GMは、「楽しみです。詳細が明確になっていないが、未来のある、国内でのロードレースの地位を向上、さらに地域に還元できると聞いているので、盛り上げていきたいです」とコメントしている。
いっぽう、キャプテンの増田選手は選手としては所属チームの方針に従うのが前提としながら「新しいものが立ち上がることに対しては楽しみにしています。ただ、いままで一緒にやっていたリーグが真っ二つに分かれて走るのは隠しようのない事実なので、一刻もはやく一本化して、新しい方向を向けてみんなが一緒に走れるようになればいいと思っています」とコメントした。
宇都宮ブリッツェン 2021年メンバー
GM兼監督:
清水裕輔 (しみずゆうすけ/39)
選手:
増田成幸 (ますだなりゆき/37)
阿部嵩之 (あべたかゆき/34)
小坂光 (こさかひかる/32)
堀孝明 (ほりたかあき/28)
西村大輝 (にしむらひろき/26)
小野寺玲 (おのでられい/25)
小嶋渓円 (こじまけいえん/23) ※新加入 ミネルバ
中村魁斗 (なかむらかいと/23)
貝原涼太 (かいはらりょうた/23) ※新加入 愛三工業
及川一総 (おいかわかずさ/22) ※新加入 作新学院大学
※年齢は2020年12月16日現在
宇都宮ブリッツェン公式サイト
https://www.blitzen.co.jp/
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